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乳がんかも?これからどうなるの?   ⑫放射線治療

こんな話
放射線治療を受けた
回数を決める
体の負担を知る

R4年7月のある日
照射線治療を開始しました。
医師と面接し、25回か16回かを選びます。
コロナを経て、16回も認められるようになったようです。でも、途中で帰ることはできない。16回の方が1回あたりの放射線量が多いからという理由のようです。

保険金の請求はある線量以上だったので、25回ならお金の給付があるのですが、わたしは25回も通うのは辛いと考え、給付金をあきらめて16回にしました。後で調べると、16回でも給付される場合もあるようですが、もう、面倒なことは嫌でした。保険金のことは医師からも説明を受けました。
看護師さんとの面談もあり、不安はないか聞かれました。

初日は体に紺色のペンで印をつけていく処置が行われ、治療は翌日からということでした。

「印はお風呂などで消えてしまえばそれでよいので、自分で上書きしたり書き加えたりしないでください」
などの説明を受け、パンフレットをもらって帰りました。

翌日から、決まった時間にほんの3分治療をうけるために病院に通うという日課となりました。平日のみなので、土日は休めます。

受付を済ませ、
放射線科にファイルを渡し、
時間になったら、検査着を渡されます。
ロッカーで着替えバッグなどの私物を置きます。
治療の部屋に行きます。
隅にカーテンで仕切られた小部屋があり、そこで検査着の上を脱ぎます。
置いてあるタオルで前を隠しながら、ベッドに横たわります。
男女ふたりの技師さんが誘導してくれます。
技師さんが、体に描かれた印を見て、位置を調整します。
ふたりが隣の部屋に移動すると、治療が始まります。
大きな装置が始動し、数分横たわってじっとしています。
大きな装置が途中で多少動きます。
痛くもかゆくも恥ずかしくもない。
誰もいない部屋で上半身裸で横たわるだけです。
静かなBGMが流れるので、聞いていました。
飽きたころに終わります。

カーテンの小部屋で検査着に着替え、ロッカーで私服に着替えます。
会計を済ませて、帰ります。
これを平日16回も行いました。

最初の数日は、なんともなかったのですが、だんだん帰り道に疲れを感じるようになりました。
10日を過ぎたころから、治療した部分の日焼けが気になるようになり、12日頃に皮膚の赤みが気になり始めました。
16回終わったころは、くっきりと日焼け跡がある状態でした。
指示通り、ヘパリン乳液を入浴後に抑えるようにつけました。

終わってほっとしましたが、皮膚炎はおさまるどころかひりひりが増していきました。終了後2週間頃に皮膚炎のピークを迎えました。その頃は、見るのが嫌なくらい皮膚の状態が汚い状態で、ひりひりと過敏になっており、仕事を休んで本当に良かったと思ったものです。
そこから回復していきました。

ある日、入浴中にぺろっとかさぶたが取れたとき、嬉しかった。
少しずつ皮膚炎も収まりました。

乳房の切除手術だけなら、皮膚の状態はキレイです。
放射線治療をして、「見てられないよ~」の状態になります。
1年たった今、日焼け跡はまだ残っています。
これから、2年、3年経ったなら、左右同じような色に落ち着くのでしょうか。


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