見出し画像

乳がんかも?!これからどうなるの? ①治療のレールにのりました。

こんな話です
人間ドッグでG判定
「仕事が忙しくて平日の精密検査なんて行けない」
「G判定?精密検査すると大丈夫だったってみんな言ってるよ」

R3年12月のこと
貧乏暇なし。ブラックな職場に勤務しているわたしは、クリスマスの飾りがとれた年末のある日、人間ドッグにいました。
いつもは夏季休暇に受けるのだけど、その年に限っては家族のコロナ感染でこの時期になったのでした。

年明け早々、結果が送られてきました。
乳房の項目がG判定。「すぐに受診してください!」との内容を見てクリニックに電話。事情を話すと、電話口の担当者は優しい声で「予約は3カ月後までいっぱいなのだけど、ちょうど空きができました」
1月の上旬に外来予約できました。

診察室で、CT写真を見ながら、先生からの説明を受けた。
「精密検査をお勧めします」
乳房の細胞を取るとのこと。
「それは痛いんですか? 針を刺すんですか? 怖いです。絶対受けなきゃだめですか?」
怯えるわたしに医師は冷静だった。
「こちらが前回の写真、今回がこれ。比べてみると、ここに違いがありますね。ここをよく見ると泡のようなものが見えますね。このような場合、乳がんであることがあります」
さて、日程を決めましょうという時、わたしは今月・来月の仕事のことで頭がいっぱい。
「忙しいんですよね。この週は職場であれこれあって、その次の週はこんなに大変なことがあって、それが終わってこの日なら」
先生の思いより遅くなったが予約した。この頃のわたしは、仕事のことで頭がいっぱい。
元気な自分が病気であるはずがないとこの時はまだ思っていた。

妹に電話した。
「精密検査受けることになったよ」
「ああ、それね。針でとるやつでしょ。わたしの友達も何人も受けてるけど、みんな『大丈夫、何でもない』っていわれてるやつ。中年おばさんあるあるだよ。石灰化とか言われた? まぁ、安心のため行ってみれば?」

職場で同僚に話した。
「ああ、私も受けましたよ。結果は良性でしたよ。念のためにはっきりさせるのいいんじゃないですか。絶対違うと思うけど」
わたしの調査の手ごたえとしては、10人中10人が精密検査受けたけど良性。
それならわたしも大丈夫なはず。

痛い思いをして高いお金払って「大丈夫だあ~」を買ってこようと思った。

よろしければサポートお願いします。