見出し画像

肺切除手術ってどうなの?             ③検査の結果を聞きました。

こんな話
呼吸器内科で検査結果を聞く
今後の治療計画に愕然とする

R4年 冬のある日
呼吸器内科の主治医に会いました。
前回行った気管支鏡の検査結果を聞くためです。
「結節は古傷のようなもので多くの人が持っている。
誤差程度しか大きくなっていない」
そういう話を聞いていたので、きっと「安心してください。大丈夫ですよ」そういうお話を期待して、帰りにウインドウショッピングでもしようじゃないかと楽しい気分でした。

CT画像MRI画像を見たり、レポートを見たりして説明を聞きました。
「わずかだが、結節は大きくなっている。
検査の結果、希少がんの可能性もある。
手術で取るのが良いと思う」

手術ですか?
乳がん手術を思い出した。
あの痛みに打ち震えた日々。
次々と続く手術後の治療。
仕事はどうしよう、また休むのか。
何より、切るのは当然痛い!という事実。

愕然とした。
先生の顔を見つめて言葉にならなかった。
「もしかして、乳がんの転移ですか?」
「それは違います」
「別物ですか?」
「別物です」

「この写真を見てください。ここの部分に結節がある。がんなら早く取った方がいい。がんでなくて、良性のものでも、ここの部分で大きくなったら、この先の組織は死んでしまう。だから取った方がよいのです」
「仕事で迷惑かけたくないので、夏でもいいですか?」
「うーーん。ぎり、いいでしょう」
そういう経緯で、夏のある日に手術予定を入れてもらったのでした。


肺の手術をすること、職場の上司と家族だけに話しました。
またもや、親にも友人にも内緒です。
いつも、頭の隅から「手術するんだよねえ。夏にするんだよねえ」と呼びかけられているような、すっきりしない日々を過ごしました。

よろしければサポートお願いします。