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CS愛知環境

福岡からわずか2週間しか経っていないのに、環境の変更が激しくて面白い。

大阪の終わりに圧倒的な赤ゾロのパワーに大勢の人が恐れていたが、結果的に福岡ではトップ4に1名しか残らず、新たな王者、緑が立ち上がった。現段階緑を中心になっており、頂上決戦発売してから約一ヶ月半でほとんどのデッキはリストが全く違う。

今回は初めてのノートなので、愛知を中心に話をしたいと思うが、一旦先にワンピカードの今までとこれからの環境についてもちょっと話したいと思う。

環境について

どのカードゲームでもそうですが、アグロはリリース直後、非常にデッキパワーが弱くない限り、環境的に強い。なぜなら、アグロは基本的に自分のやりたいことをやれば勝てるからだ。どのカードゲームでも、自分のやりたいことをやれば勝てるデッキは、環境の序盤に強く、終盤に弱くなる。いなくなるとは限らないし、それでも最も強いデッキの可能性はある、しかし、最も強いデッキは最も環境に適切なデッキとは限らない。むしろ、その反対のことが多いと個人的に思う。

ロマドンを例にすると、最初誰しも赤ゾロ最強と思われていた。デッキパワーが高く、不利な対面が少ない。そしてゲームプランが非常にシンプルで崩しにくい。一方、リリース直後はカイドウの評価が低くて、混色は一切見なかった。すると、みんなが大好き、もしくは大嫌い8コストキッドが登場。


お堅いさん

東京予選でも王者と思われていた8コストキッドもシンプルのデッキプランを持っていた。8コストキッドをたくさんなのブロッカーと共に登場し、絶対に倒されない場面を出来上がる。赤ゾロも当然、当時のほとんどの環境デッキは突破する方法がなく、対策としては、お玉ジェット、赤ルフィ、カイドウなどのデッキが環境入りして、最終的に東京も見事サーモンさんのカイドウが優勝した。
カイドウ映像

なのに、結局現在アメリカやヨーロッパはロマドン環境でプレイしているが、最も強いと思われているデッキは、ゾロでもルフィでもカイドウでもなく、赤緑ローなのだ。


ロマドンのローは型が多く、さまざまなプランを取ることができる。違う言い方をすると、海外で流行ってるロマドンの赤緑ローは自分のやりたいことが決まっていない。相手のリーダーに合わせて、適切なゲームプランの攻め方もしくは受け方をする。

ここまでダラダラした理由はこれを理解するため:強いデッキは環境に適しているデッキではない。環境に強いデッキは、その大会で最も勝てるデッキである。

じゃんけんで例えると、本来ならどれでも3分の1の勝率があるはず。でも、大会でグーが9割いたら、パーがその大会の「正解」になる。さらにいうと、パーが強いなり、次の大会ではみんなパーを持っていくと次はチョキが「正解」となる。このプレイヤーの思考の回り方が環境である。もちろん、ワンピースはここまで単純ではないが、同じようにプレイヤーの思考が大会の結果に流れ、それで環境が回る。

なので今回デッキ紹介する際に、〇〇が一番強いとか、〇〇が弱いではなく、対面ごとの有利不利、環境において適してるかどうかについて話たいと思う。正直、現在のカードプールではこのリーダーが弱い、勝てないはないと思っている。ただし、このリーダー弱いとプレイヤー人口が思っているから、プレイヤー数が少なく、研究が進んでないとプレイヤー数が少ないから勝てないというのはあると思う。

愛知に向けて

各デッキについて話す前に、まず自分なりに愛知の環境についてティア分けしたいと思う。
このティアは強い弱いではなく、採用率におけるティア表である。

  • Tier1(20%以上使用率) きんえもん(おでん/7キッド軸)、 赤ゾロ

  • Tier2(10%以上使用率)白髭、カイドウ、キッド(8キッド軸緑)

  • Tier3(5%以上使用率) 赤緑ロー、イワンコフ、ドフラミンゴ、スモーカー

  • Rogue(5%以下使用率)ゼッド、青クロコ、和ノ国おでん

各デッキを上記の逆順で説明して、愛知においての自分の予想をこれから説明したいと思う。

光月おでん


冬にはやはりおでんでしょう

緑に関してどれでも言える話ですが、リーダーで嘘つくことが多い。8キッドのリストをおでんでやったり、きんえもんのリストをキッドでやったり、それぞれのリーダー効果は意外にあまり縛られないのがむしろ強いメリットではあるが、今回の環境レポートに置いては最もそれらしいリストで区別させてもらう。

おでんは最近1週間で結果を出し始めた印象はありますが、基本的な動きはきんえもんに近い。相手のキャラクターをレストにしつつ、場面をとり、最後におでんで攻め切れる。きんえもんの序盤のテンポの変わりに、カウンター値のないカードをより有効的に使えるイメージです。

そして、もう一つの大きな違いはやはり、傳ジロー。他のデッキでもよく出てくると思うが、今の環境では7000ラインが非常に強いと思われている。更にレストのドンをアクティブにできるのと、緑共通のたくさんレストにできる特徴を踏まえて、ニューゲートと緑全体的にかなり有利なイメージがある。更に後攻2ターン目にお菊2体などの上振れの動きもあり、どの対面にも勝てると思う。

環境を変える男

しかし、おでんはきんえもんと違って、立ち直りがあまり効かないデッキとなっている。一回でも場面を譲ってしまうと、取り戻すことが非常に難しい。なので、ジャンケンも他のデッキより大事な印象があるし、対面の有利不利が他のデッキより激しい。特に赤ゾロに止められているイメージが強い。上番のプレシャーに耐えれず、そのままこっそり負けてしまうことが多い。

また、黒みたいにKO効果が多いデッキも苦手なイメージ。きんえもんももちろんそうだが、きんえもんの場合は場面を作る直すには有効的なリーダー効果だが、おでんの場合はその分手札を減らしてしまうので、1、2回が限界。なのでアクティブのキャラクターを連打でKOされると、立ち直ることが非常に難しい。

とはいえ、きんえもんが最も多いと予想されているデッキではあるし、ニューゲートの増加もおでんにとっては非常に嬉しいことである。カウンター値も少ないし、使い回すのが非常に難しいデッキではあるが、有利対面を多めに当たれば、勝ち上がる可能性が頂上決戦になってから最も高いと思われる。

青クロコ


個人的に推しデッキ

青の中で最も注目されていないリーダではあるが、自分の中で最も可能性を感じるリーダー、クロコダイル。

ゲームプランは相手のテンポを崩しながら、自分のアタっカーを並べて攻め切れる。他の青のデッキに比べると、バウンスの効果が多く、ブロッカーに頼っているデッキを比較的に強く出れるが、一方手札を維持する方法がないため、攻撃され続けるとリソースがすぐなくなってしまい、負けてしまう場合が多い。

クロコこそは環境に応じて強さが決められてしまう。リーダー効果でバウンスしたいカードがなければ、弱いイワンコフと感じてしまうことが多い。一方、4、5コストのキャラクターが環境の中心になればなるほど、パワーが上がる。なので、今までよりも、クロコが愛知の環境に適切だと思う。赤ゾロを除いて、Tier2以上のデッキは全て5以下バウンスが非常に刺さると思う。

緑だと、お菊、ヤマト、ローなど、中盤を中心とするカードはどれもカウンター値がついていなくて、テンポに必要なカードである。特に8コストキッドは基本的に青が有利対面なのに、ルフィとリーダー効果を同時に使うことによって、完璧な8キッド場面を崩すことも可能出し、それに近づく前から場面を攻めることができる。

ニューゲートも基本的にアタッカーがアトモスとキングデューなので、非常に5コストラインに刺されるし、かなり他のデッキが問題とするマルコも簡単に解決できるデッキとなっている。一方、アタッカーとブロッカーのパワーがロー以外3000ラインを超えてるため、攻められにくい。

カイドウは有利とは言いづらいが、クイーンやマゼランをバウンスできるし、他の青に比較するとそこまで変わらないかなと個人的に思います。

ただし、クロコは他の青に比べると、赤ゾロをかなり苦手とするイメージがある。最近の構築は特に、コスト関係なく、バウンスしたい対象はロビンしかいない。とはいえ、リストを赤ゾロに寄せてしまうと、有利だった対面が弱くなってしまうという難しい問題に抱えている。

しかし、赤ゾロが減っている現在、青クロコを握る理由はかなり高い。マッチアップの確率だけでいうと他の青より強いと思うし、赤ゾロが不利の分緑に強いとニューゲートに強いと思うので、赤ゾロが少ないと思っている方は握る可能性高いかと

ゼッド


Z

ずっと言っているが、混色は最も時間かかる。ライフが少ない、構築の可能性が広い、結果が少ないからプレイヤー数が低い。その中でも、ゼッドはより時間かかると思う。コントロールよりのデッキになっているし、4ライフで受身のデッキは赤ゾロという壁をまずどう超えるかという質問に答えられないと話にならない。ただし、やっとゼッドの時代がきました。

福岡の段階でも少しざわがついて、緑がより流行っている現在の環境ではゼッドが最も期待するべきダークホースだと思う。細かいリストは結構人によって全然変わるが、基本的にはウルティやアインなどでドンを加速して、10コストクザンを無事到着させてから相手の場面を完全に破壊させる。

マッチアップに関しては緑が全般的に有利なので、環境の方向性がかなり向いている。10クザンでリーダー効果だとちょうど5、8ラインを取れるので、8キッドもおでん軸も不利と考え、4クザンやたしぎをそれに加えると、鉄壁な場面でも逆転ありえるぐらい強いコンボができる。

カイドウとスモーカーに関してはデッキプランが非常ににてるから先に場面をとった方が勝ちなイメージが強く、ただし、最近の赤対策のカードが多いためどちらも多少不利だと思う。特にスモーカーはキャラクターのスモーカーを並べると、ゼッド側が答えがないので、リストによってかなり不利な可能性もある。

逆に青はかなりリーダーによるといった印象。イワンコフは5、6、7のアタッカーを中心として攻撃してくるし、イワンコフ出された次のターンに答えを出さないとかなり難しい。一方ドフィはクザンターンで必ずアタッカー2体を取れるし、キャラクターのベースパワーが低いため、かなり有利対面と考えられる。

とはいえ、ゼッドを環境に入らせなかったのは赤ゾロである。しかし、最近の噂によると最新のリストではその対面を5分5分まで持てこれたらしい。-ドンの効果を7キングだけに絞って、イスカなどの採用も含めて、10コストクザンまで持っていけるようにはなったらしい。ただこのリストはまだチャンピオンシップで試されてないので、本当に誰かはゼッドで革命を起こせるかはまだわからない。しかし、Rogueの中から最も期待している。

スモーカー


お父さんデッキ

期待されていた新色、今のところまで結果出していないが緑が増加する中で、有利対面が増えている。もしかして、名古屋で海軍はやっと勝ち上がることができるかもしれない

スモーカーはゼッドとほとんど同じようなゲームプランがある。場面を押さえながら、10コストクザンを登場し、そのまま勝ちへとつながる。ゼッドがコントロールであれば、スモーカーはそのミッドレンジバーションである。中盤の破壊力はゼッドよりも高く、キャラクタースモーカーを採用することにより、カイドウやゼッドの他の効果KOを中心とするデッキにはかなり有利なイメージはある。

ゼッドに比べると、有利なマッチアップは多少弱くなっていて、不利のマッチアップには多少強くなりイメージがある。だが、ここまで結果出てないのはなぜだろ?理由は様々あると思うが、個人的に最も大きいのが、わかりやすすぎる。

スモーカーのやりたいことはシンプル出し、そうさせることがそこまで難しくない。ただし、スモーカーはあまりブラフできない。どのターンでも圧倒的に理想があって、その理想をしないならやれないと読まれてしまうし、更に、手札がたくさん切らないといけないので、上級者になればなるほど、自分の持っている手札が逆に捨てるカードによって、かなりバレやすくなってしまう。

どのデッキでも、カウンター値として捨てるカードは相手にとって大切な情報を得ることができるが、スモーカーはよりバレてしまう。ここまで手札をバラすデッキはいない。スモーカーのデッキパワーが低いから勝てないというより、単純すぎる問題があるかと思う。

とはいえ、海外では500人のチャンピオンシップで入賞している結果複数回見ているし、勝てることは確か。苦手とする赤ゾロが少なくなり、有利と思われる緑が多くなっている中、デッキパワーだけで優勝できるかもしれない。

ドフラミンゴ

安定よりの七武海型

必ず1人32人に残ってくれる、ドフラミンゴ。型が主に王下七武海メインとインペルドフラに分けることができる。ぞれそれのメリットはもちろんある。王下七武海はより赤対面を有利に戦えるイメージがあり、安定性が非常に高い。一方インペルドフラは緑に強く出れる上、上振れの爆発力が比べにならないぐらい高い。どちらの型でも基本的にやりたいことは同じ。ペローナや3コストドフラで自分のデッキを仕込んで、テンポで場面をとり、高いパワーのキャラクターを並ぶ。

ドフラは赤に対策するためのカードと、緑に対策するためのカードが反対している。特に8コストキッドの緑は、ドフラがインペルダウンのキャラクターがない限り、攻撃回数が足りなくなって、リソースで圧倒されてしまう。一方インペルダウンのキャラクターをたくさん入れると、赤に弱くなり、その安定性も少なくなる。

ドフラの採用理由は主に「7000で殴ることが強い」にあると思う。しかし、現在の環境で7000で殴ることがそこまで評価できないと思われる。多くのデッキは3ドンのターン5000であろうと、7000であろうとライフ受けたい傾向にあって、後半だと7000の打点が足りていない。8キッドは8000、7キッドは9000(白滝)、ニューゲートは6000。ゾロの場合は7000で殴れることは強いが、どちらかというと場面を優先することになり、3000のキャラを7000で殴ってしまうことになる。

そして、ドフラは他のデッキに比べると、選択肢が多く、プレミがより許されない。ペローナとドフラのデッキ操作は非常に強い効果ではあるが、リーダー効果使えなかったからその順番ずれるとだめ出し、つまり未来を読めないと、有効に効果を使うことが難しい。イワンコフの場合は最悪カードが来るターンが変わるだけで、ドフラの場合は自分のゲームプランは一回の操作間違えで完全に崩れてしまうこともある。

とはいえ、1人は必ず勝ち上がると思っている。ドフラは練習時間を入れる分、その分強くなるし、プレイヤースキルに応えてくれるデッキではある。引きが悪かったはあまりドフラに効かない言葉なのが真のドフラの強さだと思うし、リストを微調整し、優勝する選手がいてもおかしくない。

イワンコフ


青の希望

運ゲーだとよく言われているが、決してそうではない、最後の青デッキ、イワンコフ。コアリストがほとんど固まっていて、ゲームプランは非常に強くてシンプル。7コストを沢山並んで、手札をリサイクルしながら7コストの大物を連打し相手を倒し切れる。分けるポイントがあるとしたらペローナーとニューカマランドの採用枚数ぐらい。

イワンコフのデッキパワーは非常に強い。7コストで14000パワーを出しながら、手札をリサイクルする。パワーだけでいうと、7コストで12コスト分のパワーのキャラクター達を登場することができる非常に強いデッキ。なのに、結果が最高Asuさんの大阪でのベスト8。その時に比べると有利なデッキが少なくなり、不利な緑や紫が増えている。

スモーカーに似ているが、イワンコフの動きが決まっている。どのターンに何をしたいのがある程度テンプレになっている部分があって、更に手札が決められない2枚になってしまうことが多い。操作などで調整しても平均のカウンター値が2.500ぐらいなので、非常に攻められやすい。読まれる面では、イワンコフが最弱かもしれない。

とはいえ、イワンコフの問題はそこだけではない。イワンコフはおそらく現在のワンピースカードげ一番特徴的なデッキであり、最も順番を大事とするデッキである。ワンピカードは自分のターンにかなりカードを自由な順番で操作することができる。先殴りとか、そういう順番の面は多少あると思いますが、基本的に何をいつ使ってもそこまで差が出ない。一方、イワンコフは全ての順番が大事になってくる。キャラを登場する順番、スタジアムを使う順番、手札を捨てる順番、カウンターとライフ受けの順番、どれでも間違えると一気に次の動きが弱くなり、負けにつながることが他のデッキより多い。

Asuさんもペローナを採用しなかった理由はプレミしやすいとおしゃっていたが、その通りで、イワンコフはそういうマイクロの選択肢が最も厳しいデッキである。ゲームプラン、殴り方、場面の取り方があっても、そういうマイクロの操作の面で間違えてしまうと、負けてしまう可能性が他のデッキより高い。

なので、イワンコフの結果の少なさはデッキパワーの問題というより、クセの強さに理由がある。ゾロが流行っていた時はそれと向き合う理由があったが、最も有利なマッチアップが少なくなった中では、ワンピースカードゲームではなく、イワンコフカードゲームをしたい型が少なくなったのではないかと思われる。ただし、信者は残っている中、イワンコフを極めた型がいれば優勝する可能性は実に高いと思う。

赤緑ロー



混色の王者、赤緑ローは今回の愛知大会においては、僕の個人的な優勝候補でもある。

強みは様々、型が多い、読まれにくい、安定性が高い。そして何よりも現在の環境に適応していると思っている。

中でも今回注目したいのは8キッド入りのミッドレンジ型。ゲームプランは5対を並んでから、相手に応じてリーダー効果を使い回しながら自分の勝利条件に近づく。他のデッキは基本的に1つのコアプランがあるが、赤緑ローは相手によって全然違うプランを取ることが特徴的であるが基本的に3つに分けることができる。
1.相手を速攻で攻め切れる→カイドウ、スモーカー
2.キッドをおとりにして、攻められる前に攻め切る→赤ゾロ、ニューゲート
3.キッドによる相手のリソース切れ→緑全般

ぞれそれのゲームプランはじゃんけんの段階で自分の動きが変わるし、引き直し基準が変わる。そんなに選択肢がある中で、9回戦の予選+5回戦の決勝でずっと適切な選択肢を選ぶことが非常に難しい。単純な話ではあるが、デッキが複雑であればあるほど、使用ないどがたくなる。そして現在の環境の中で最も複雑なデッキは赤緑ローだと思われる。僕も含めて、プレイヤー人口のワンピースカードの理解度がまだまだ上限に近づいてもないのに、このデッキのポテンシャルをちゃんと使うにはそのぐらいの理解度が必要と思う。

とはいえ、こういう形じゃない赤緑ローも沢山あるし、どれも強い。フィルムロー、アグロロー、キッドロー、相手からしたら何が来るかわからないのもこのデッキの強みなので、おまけとして、それぞれでこのカード見たらこれだ!というのをいくつかピックアップしたいと思う。

  • フィルム→フィルム系全般、特にフィルムロー、フィルムチョッパー。逆にフィルムロビンは見ても決めつけない方がいい

  • アグロ→ドグラ、マグラ、序盤のゾロ、序盤のブルック

  • ミッドレンジ→キラー、ラディカルビーム、8キッド

既にローを練習している方じゃないと、愛知ではにぎりにくいとは思うが、リリースからずっと赤緑ローしか回してない強者がいるとしたら、優勝できる可能性が高いと思う。

キッド

Tier3まではどちらかというと数少ない、環境には入っているが、意識されないものが多く、Tier2からは環境の基準となるものが多くなる。イメージとしてはTier1がベースとなり、それを対策するTier 2が現れ、その全てを見て更にニッチを探るTier3とRogueデッキがあると思われる。

ということで、最近誰でも意識している8キッド軸の緑キッドについて話したいと思う

見事福岡で優勝したヤマト入り8キッドは最近の人口が増加しつつ、赤ゾロときんえもんに強いと思われている面で、かなり評価されていると思われる。ライフを0になり、8キッドを壁にし、ヤマトで巻き返すゲームプランが非常に強く、リソースの差を作ることがこのデッキの魅力だと思う。

言葉にすると非常にシンプルなゲームプランではあるが、とはいえ、そんな簡単にはいけない。常磐のテンポを譲ってしまうと8キッドを到着することもできずこっそり負けてしまうこともあれば、赤にはジェットピストルのコンボ、シンプルのデバフ殴りで負ける可能性が高い。

8キッドはカードとして非常に強いが、準備されてしまうと、非常に対策しやすい。デッキの構築もそうですが、8キッドがメインとバレてしまう瞬間、各デッキは手札を抱えながら準備することができる。赤だとジェットピストル、緑だとあえてリーダーを殴らないでリーサルを準備する、黒だとクザンサカズキなど、出てくることがバレてしまうと、その分弱くなってしまう。

なので、今回の大会に置いては、8キッドをキッドリーダーで紹介してますが、同じようなリストできんえもんリーダー、おでんリーダーの可能性も非常に高いと思う。常磐はおでんが出されるような場面を作り、相手はリソースを使わせ、キッドを出すことができたらそれだけで勝率が上がると思われる。

一方キッドリーダーで7キッド・おでん軸も沢山出てくると思うし、二つが共に存在するから二つとも強い、逆にいえば、7キッド軸がなくなってしまうと、8キッドは環境の的に弱くなると思う。

プレイについて話したが、構築段階でもキッドは非常に対策されやすいし、その対策は最近多くなっていると思われる。ゾロにはディアブルジャンブ、白髭にはジェットピストルやスクアード、カイドウには10コストカイドウ、期待されればされるほど、8キッドは活躍できなくなると思われる。

とはいえ、デッキパワーは高いし、非常にブラフとプレイでプレイヤースキルを示せるデッキではある。ただし、環境からいなくなるまで、入賞はできるが、上位には入れないかと予想している。

カイドウ


さあ、君は弾ける人間なのか?

よく鬼ヶ島と呼ばれている、紫カイドウは決してそうではない。鬼ヶ島はもちろん引けた方が強い。ただし、引けないと勝てないのであれば、カイドウの実績はここまで高いはずがない。自主大会だけではなく、東京予選でも見事優勝している。だとしたら、カイドウの強さはなんなのでしょ?

カードゲームだけではなく、何関しても言えることではあるが、コミュニティーの思考=正解というわけではない。ワンピースカードやっている方はカイドウ引きに頼りすぎ、鬼ヶ島に頼りすぎとよく言っている方が多いが、カイドウをよく使われいてる方から、「鬼ヶ島引けたら勝てた」「鬼ヶ島ひかないと負ける」という言葉はほとんど聞かない。サーモンさんも優勝した時は6割ぐらいしか引けてなかったと言っていたのに、優勝しているわけだ。ということは、コミュニティーのカイドウへの評価は、本来評価されるべきにずれがある。ならば、カイドウは非常にいい位置にいると考える。

マッチアップから探ると、カイドウはむしろTier 1にいてもおかしくないと思う。ゾロには5分5分、緑には有利ぐらい。白髭には多少弱いイメージはあるけど、逆にいえば不利なマッチアップは白髭ぐらいしかない。なのに、福岡でも結果を出さず、評価もそこまで高くない。

その理由としてはもちろん運の様子はあると思う。ただ、どちらかというと鬼ヶ島依存がより大きな理由かだと思う。よくカイドウのマリガン基準は鬼ヶ島だと思われているが、それは本当に正しいのか?僕たちはカイドウのプレイと理解を極めてないから、本当に使っている方しかその強さに気づけてなくて、結果の少なさは単純に人口の問題ではないでしょう?

強いカイドウプレイヤーに聞くと、マリガン基準として、もちろん鬼ヶ島は入って来るが、それよりも勝利条件が重要と判断している方が多い。鬼ヶ島が引けても、その追加のドンで何も出せんかったら、 1ターン早く10ドンに辿りついても意味ないではないでしょ?

もちろん鬼ヶ島は必要じゃない、リストから抜けましょうとは言ってない。ただし、カイドウから鬼ヶ島を全部抜いたとしても、自分の研究上、そんなに勝率が変わらない。

カイドウの基本的なリストは環境のスタートからほとんど変わってない。ゾロの減りと緑の流行りによりキングやマゼランの枚数が10コストカイドウになったり、人の好みでジャックが入ったり入ってなかったりすることはあるが、形が違うと言えるほどの変更は特にない。ただ有利な対面が増えつつ、理解度が含まれているなう、カイドウの可能性が非常に高く、入賞する方は数名いてもおかしくない。

白髭


クリスマスはサンタさんが勝つ?

福岡では少しで始めたが、愛知に向けて本格的に環境入りに成功した白髭。始めてのデッキプロフィールドとなるので、まずは簡単にベースのリストと型・自由枠に関して話したいと思う。

ゲームプランは非常にシンプル。白髭海賊団を沢山並んで、リーダー効果でモビーディック号を発動し、相手を攻めまくる。マルコやバルトメオを壁にして、赤の強力の 1コストイベントで攻め来るまで相手の逆撃は耐える。

攻めよりにする方はマスクド・デュースとバニラを多めにし、耐えよりの構築は9コストニューゲートや7コストエースでコスト重いキャラを多く採用されている構築もある。また、破壊力やデバフを中心とする構築ではスクアッドやジェットピストルの数枚採用も最近増えつつある。

ロマドンの赤ルフィと同じように、白髭は頂上決戦の環境への答えなようなデッキである。コンセプトから採用カードは全てきんえもんとゾロだけに勝てるためのデッキとなっている。リーダーのベースの6000のパワーはそもそも大きくて、最後に白髭を出すと、ゾロが元々苦手とする8コストキッドがリーダーとして出てしまう。一方きんえもんは、6000で攻められながら、テンポをとれず、最後のエースやスクアードで7キッドでさえ守りになれないという場面を作られてしまう。カイドウでもリーダー効果をほとんどないものにすることができる上、キングやマゼランどちらもあまり活躍できない上、完全に9と10カイドウを頼ることしかできない。

しかし、他のデッキになると、そこまで強く出ることはできない。キッドリーダーの2回攻撃もかなり耐え難いし、どの青デッキでも不利と思われる。ゼッドとスモーカーは上アタッカーまでKOができるし、赤緑ローはスタートルフィでブロックできない14000パワーの攻撃を永遠にケアしないといけない。なので、ニューゲートは勝てば、勝てるほどのデッキだと予想する。最初の2戦を勝てば、今後の大会が楽になるし、その2戦を逆に勝てないと、完走することすらできない可能性が他のデッキよりも高いと思う。

そして、白髭にはもう一つの大きな問題がある。カイドウは鬼ヶ島ゲーと言われている分、白髭は同じぐらい、もしくはそれ以上にモビーディックゲーだと思う。もちろん引けなくても勝てるが、あるのないでデッキパワーの差が激しい。スタンダードバトルなどの5戦ではそれがそこまで響けないが、チャンピオンシップ愛知では優勝するには14戦を超えないといけないなか、今のままだと優勝は難しいかと思う。ただし、32位に入るには、愛知において最も適しているデッキかと思う。

赤ゾロ


落下した王者は再び勝ち上がるのか?

赤ゾロは頂上決戦の中でも非常に面白い変更を行なっていると思う。最初は山賊アグロとして生まれ、徐々にアグロ様子がなくなり、最近流行っている白髭に重きを入れているナツメゾロに進化した。リストだけではなく、ゲームプランが完全変わって、ミッドレンジのテンポよりのデッキになってきた。ただ、本当にそれでよかったのか?

白髭は赤ゾロに対して、赤ゾロへの答え。どの対面で使えるが、採用の理由としては、ミラーを勝てるためであると思う。ただし、キッドが優勝し、きんえもんが最も期待されているデッキとなり、キャラクターの白髭が対策差れ続け愛知の環境で、そろそろリストから離れてしまうかなと考えている。

ゾロは研究もかなり進まれており、コアリストはおそらく下記から離れないと思う。


ゾロのコア

夏目のゾロはこの余っている8枚で白髭4枚、サニーくん2枚、ウタ2枚を追加しているし、そのリストに関しては非常にその環境に置いては最強だったと思う。安定性が高く、ミラーをより対策しているリストからこそ大阪では優勝ができた。ただし、大阪と愛知は全然違う環境になっている。カードプールは変わらないが、各デッキと当たる確率が全く違う。


ディアブルジャンブ入りゾロ

個人的にはこういうリストが多くなるのではないかと思います。コアリストにサニーくん 1枚、マグラ2枚、ディアブルジャンブ3枚、白髭2枚を加える。赤のミラーはもちろん捨てるわけにはいけないので、白髭の可能性を残しつつ、ディアブルジャンブやマグラによって、相手の緑により強く出るプランを作る。サニーくんがいると、ディアブルジャンブとマキノやマグラのバフで8コストキッドや白髭を簡単にとることができて、きんえもん相手にもディアブルが入ることにより、7コストキッドを無視することができてしまう。

もちろんこのリストは正解ではないが、環境に応じて、特にディアブルジャンブの採用は増え、白髭の枚数が少なくなり、より頂上決戦に近いリストになるかと思う。つまり、環境は永遠に変わっているものではあり、圧倒的なパワーがない限りそりに応じないと勝てなくなる。

福岡においては、赤ゾロにはそれが足りなかったと思うが、愛知では再び勝ち上がることはできる可能性も非常に高い。

きんえもん


最も期待されているデッキ

緑の元々の強さはもちろん、きんえもんはどのデッキよりも期待されている理由は安定性と対応性だと思う。きんえもんが7−3みたいな非常に有利なマッチアップはない。ただし、非常に不利なマッチアップもない。

このデッキは何でもできる。理想ムーブも強いし、相手のプランも崩すこともできるし、何よりも立ち直りができる。ワンピカードのリーダーはどちらかというと、有利なときに使いたい効果が多い。きんえもんの効果は常磐にも強いが、不利なときに強い。

この支えな違いだからこそ、おでんよりもキッドより評価されている。ゾロの同じようにリストはかなり固まってきて、個性は基本的に5コストのキャラクターの選択肢と7、8ラインの選択しにあると思う。最近の流行りは5コストラインでローとドレークが多いが、緑キッド対策としてホーキンスとヤマトも採用する方がいる。7、8ラインに関しては7キッド2枚、おでん3枚、8キッド 1枚のイメージは強いが、その組み合わせはかなり自由。

きんえもんの問題はデッキにあるというより、環境に問題があると思う。まず、きんえもんはおそらく今回の大会において最も対策されるデッキと考えている。単純にきんえもんは強いが、対策されているきんえもんでも同じぐらい結果出せるかはまだ結果示されていない。白髭、カイドウ、ゼッド、スモーカーどれも緑を倒すために組まれたデッキだと思うので、赤ゾロばかりではなく、緑と緑を対策しているデッキばかりの中に緑を持っていくのはかなりの自信が必要。

緑のミラーは特に、非常にプレイが響くミラーマッチだと思う。イワンコフみたいに、先行取れたら勝ち、カイドウみたいに、鬼ヶ島引く方が勝つような近道がない。個人的にはきんえもんのミラーが最もむずかして、疲れが非常に留まるマッチアップでもある。その大戦を何回もしそうな環境にきんえもんに持っていく上で勝ち上がれる方はミラーを極めてる方のみ。

抜けているデッキに関して

どのデッキでもかなり可能性はあると思います。今回注目していない、ガープ、赤緑ルフィ、フィルムキッド、マゼランなどは数名いる可能性もあるし、どれも完走できると思うが、他のデッキとの区別性が少ないため、時間や長さの問題があって外すことにした。特に赤緑ルフィとフィルムキッドはプロモのバルトロメオにより強化されていると思うので、それらのデッキはバルトロメオが使用可になると、環境入りする可能性高いと思う。

愛知の予想

環境でどのデッキがいるのかは説明したが、これからは自分の愛知における予想を紹介する。

優勝:赤緑ロー
準優勝:きんえもん
トップ4:カイドウ、赤ゾロ

トップ32部分け:きんえもん8、赤ゾロ7、カイドウ4、赤緑ロー3、白髭3、キッド3、イワンコフ2、ドフラ1、ゼッド1

当てるかどうか、僕も非常に楽しみ。

終わりに

今回初めてのノートということで、かなりデッキの紹介を重視していることにした。今後もやりたいと思っているので、この形がいい、より環境について振ってほしいなどの意見があればぜひ共有していただけたらと思っている!

ということで、みんなさん愛知で会いましょう!

Merry Chirstmas!
Gavin

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