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『魂の系統』の螺旋

日常の物語


あるところに男がおった。

男は、どこから来たかも知らず、どこへ行くかも知らなかった。


あるとき、男は女に出会った。

女は、どこから来たかも知らず、どこへ行くかも知らなかった。


女は、男にこういった。

「あなたは、『魂の系統』を読んだことはありますか。」

男は、

「まだ、読んだことはありません。」

と答えた。

すると女は、

「では、読んでからお会いしましょう。」

といって立ち去った。




あるとき、男は女に出会った。

女は、どこから来たかも知らず、どこへ行くかも知らなかった。


女は、男にこういった。

「あなたは、『魂の万国博覧会』を読んだことはありますか。」

男は、

「まだ、読んだことはありません。」

と答えた。

すると女は、

「では、読んでからお会いしましょう。」

といって立ち去った。


男はつぶやいた。

「いったいこの本は何なのだ?」


日常の物語 完


恐怖


恐怖とは、勇気の拡散の異名である。

恐怖とは、交流の拒否の異名である。

恐怖とは、ふれ合いの拒否の異名である。

恐怖とは、旅の拒否の異名である。

恐怖とは、管理の依存の異名である。

恐怖とは、束縛の依存の異名である。

恐怖とは、認識の吐息の異名である。


恐怖 完


勇気


勇気とは、恐怖の拡散の異名である。

勇気とは、交流の好奇心の異名である。

勇気とは、ふれ合いの好奇心の異名である。

勇気とは、旅の好奇心の異名である。

勇気とは、料理の選択の異名である。

勇気とは、自立の選択の異名である。

勇気とは、認識の昂揚の異名である。


勇気 完


無為自然


無為自然とは、勇気の無関心の異名である。

無為自然とは、恐怖の無視の異名である。

無為自然とは、旅の無関心の異名である。

無為自然とは、ふれ合いの無視の異名である。

無為自然とは、料理の無関心の異名である。

無為自然とは、自立の無視の異名である。

無為自然とは、認識の無関心の異名である。


無為自然 完


 

この文章は、『魂の系統』で登場する恐怖、勇気および無為自然について考察したものである。

『魂の系統』の理解の一助のために記す。

 

三次元地球の余韻のときに記す。

 

〆 完

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