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『魂の万国博覧会』の秘密

新約聖書の物語


あるところに女がおった。

女は、子供のころから住んでいた村が何者かに焼き討ちにあった。

命からがら脱出した女は、ひたすら西へ逃げた。


気がつくと、大きな街についた。

女は、街のひとに

「ここはどこですか。」

と尋ねると、

「ここはベツレヘム。」

といわれた。


「ここに住もう。」

女は決めた。


女は、生きるために娼婦を始めた。

あるとき、女の前に風変りな男がやってきてこういった。

「私はイエス。あなたの名前は。」

女は、

「私はマリア。」

と答えた。


それから、イエスはマリアのところへ毎日通ってくるようになった。


あるとき、マリアは自分が身ごもっていることに気づいた。

やってきたイエスにマリアはこういった。

「あなたの子供ができたわ。」

するとイエスは、

「すばらしいことだ。お生みなさい。」

と答えた。

マリアは、

「あたしは明日のパンも事欠くのに無理よ。」

というと、

イエスは、

「パンなら私が用意しよう。」

と答えた。


そしてマリアは子を産んだ。


子は男の子だった。


マリアはイエスに、

「男の子は、十六になったら旅をさせねば。」

といった。

そこでイエスは、

「それでは、海のむこうへ旅をさせよう。」

と答えた。


十六年の後、男の子は立派な男に成長した。

その男の名は、ワカヒト。


新約聖書の物語 完


戸来の物語


あるところに男がおった。

男は、どこから来たかも知らず、どこへ行くかも知らなかった。


あるとき、男は女に出会った。

女は、五戸の宮の巫女をしておった。


男は、女にこういった。

「この近くに、ヘブライという名の地があると聞いてやってきたのですが。」

と尋ねると、女は、

「戸来なら、この道をまっすぐいけばつきますよ。」

と答えた。

男は、

「ヘブライという名は、ユダヤの里だということなのでしょうか。」

と尋ねると、女は、

「戸来は、湯葉の里じゃないな。」

と答えた。


女の話に納得できず、男は戸来にやってきた。

男は、戸来では何も見つけることができなかった。


そこで男は思いついた。

「墓を作ってしまおう。」


こうして、キリストの墓は生まれた。


戸来の物語 完


『魂の系統』の神話


今の三次元地球の人類による『魂の系統』の体験は、新しい三次元地球の人類による『魂の系統』の理解の共有を創造する。

星座は、神話を共有する。

精霊は、神話を共有する。

神は、神話を共有する。

仏は、神話を共有する。

地名は、神話を共有する。

勇者は、神話を共有する。

乙女は、神話を共有する。


『魂の系統』の神話 完


『魂の万国博覧会』の神話


今の三次元地球の人類による『魂の万国博覧会』の体験は、新しい三次元地球の人類による『魂の万国博覧会』の理解の共有を創造する。

歌は、神話を共有する。

踊りは、神話を共有する。

祭りは、神話を共有する。

スポーツは、神話を共有する。

絵画は、神話を共有する。

演劇は、神話を共有する。

音楽は、神話を共有する。


『魂の万国博覧会』の神話 完


神話


神話とは、秘密の佳醸の異名である。

神話とは、物語の拡散の異名である。

神話とは、秘密の旅の異名である。

神話とは、物語の旅の異名である。

神話とは、秘密の拡散の異名である。

神話とは、物語の佳醸の異名である。

神話とは、秘密の探遊の異名である。


神話 完



この文章は、『魂の万国博覧会』で登場する神話について考察したものである。

『魂の万国博覧会』の理解の一助のために記す。


三次元地球の余韻のときに記す。


〆 完

 

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