見出し画像

『魂の系統』の奉納

ロドス島の物語


あるところに男がおった。

男の名は、カレス。


カレスは、島で石工をしておった。


あるとき、隣の国のつわものが、カレスの住む島にせめてきた。

ところが、隣の国のつわものをのせた船は嵐にあって沈んでしまった。そして、島に平安がおとずれた。


カレスたちは、

「島の守り神のおかげに違いない。」

と話し合った。

そこでカレスは、

「島の守り神の石像をつくりたいのだが、どうだろう。」

と、島の者に提案した。

この提案は島の者皆から受け入れられ、石像をカレスがつくることとなった。


そして、カレスは見事な石像をつくりあげた。


後に、世界の七不思議として数えられることとなる。


ロドス島の物語 完


明石海峡の物語


あるところに女がおった。

女は、岩樟の宮の巫女をしておった。


あるとき、宮のある島と対岸に橋を架ける話がもちあがった。

女は、

「海峡をひとまたぎにする橋を架けるなんてすごい話ね。」

と思った。


あるとき、橋の工事が始まった。

大きな柱が二本、海の上に立ち上がった。

そして、柱を渡すケーブルが引かれていった。


あるとき、大きな地震がおこった。

対岸では、高速道路が横倒しになった。


けれども、海の二本の柱はしっかり立っていた。


そして、橋は見事に完成した。


女は思った。

「技術がすべてね。」


明石海峡の物語 完


鑑賞


鑑賞とは、表現の探遊の異名である。

鑑賞とは、奉納の探遊の異名である。

鑑賞とは、表現の旅の異名である。

鑑賞とは、奉納の放置の異名である。

鑑賞とは、表現の受容の異名である。

鑑賞とは、奉納の探索の異名である。

鑑賞とは、表現の探索の異名である。

 

鑑賞 完


運動

 

運動とは、変化の体験の異名である。

運動とは、鍛練の体験の異名である。

運動とは、変化の旅の異名である。

運動とは、鍛練の探遊の異名である。

運動とは、変化の修練の異名である。

運動とは、鍛練の感動の異名である。

運動とは、変化の感動の異名である。

 

運動 完


競技


競技とは、喧嘩の体験の異名である。

競技とは、戦争の体験の異名である。

競技とは、喧嘩の旅の異名である。

競技とは、戦争の旅の異名である。

競技とは、喧嘩の修練の異名である。

競技とは、戦争の感動の異名である。

競技とは、喧嘩の感動の異名である。

 

競技 完


料理


料理とは、干渉の体験の異名である。

料理とは、管理の体験の異名である。

料理とは、干渉の旅の異名である。

料理とは、管理の旅の異名である。

料理とは、干渉の修練の異名である。

料理とは、管理の感動の異名である。

料理とは、干渉の感動の異名である。

 

料理 完


 

この文章は、『魂の系統』で登場する鑑賞、運動、競技および料理について考察したものである。

『魂の系統』の理解の一助のために記す。

 

三次元地球の余韻のときに記す。

 

〆 完

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?