はんにゃ なつみ

声楽教室sfidaと訪問コンサート事業one's concertを運営してい…

はんにゃ なつみ

声楽教室sfidaと訪問コンサート事業one's concertを運営しています。声のことならお任せあれ! 声楽教室sfida https://seigakukyoshitsu-sfida.com/ one's concert https://one-s-concert.com/

最近の記事

今を生きることが少なく感じる

人それぞれ「思考癖」というのがあると思います。 「セルフトーク」心の中で、自分と対話をすること(考えること)は1日の中で4万回~6万回していると言われています。 「何食べようかな」「トイレ行きたいな」「寒いな」など、次から次へと自分の心の中で言葉が紡がれていきます。 そのセルフトークには、人それぞれの癖があると私は思っています。 「不安なことを思い浮かべやすい」 「未来のことを思い浮かべやすい」 「楽観的なことを思い浮かべやすい」 など。 私は元々「過去」を見る癖が強

    • 情報を取りにいかないと負ける世界戦

      大学を卒業して、第一に感じたのは 「学生がいかに守られていたのか」 ということでした。 社会に出てはじめて知ったことが山ほどありました。 特にお金については「そうなの?!」がありすぎました。 そもそも、国民保険が何ぞや国民年金が何なのか、わかっていませんでした。住民税?何それ・・・ 私が社会に出たのは15年ほど前のことなので、今ほど情報はあふれていませんでした。なので、今思えばどうやってその情報を手に入れていたのだろうか?と不思議ですが・・・ 何せ、自分で立って歩かな

      • 会社を辞めるきっかけ

        私は以前、音楽とは関係のない仕事に3年程勤めていました。 パートとして1年、社員として2年勤めました。 心のどこかでは「音楽で何かしたい」という気持ちと、「私は音楽家だ」という変なプライドがあって、大学時代の友人が音楽で活動している姿をみると、妬ましい気持ちを持っていました。 そんな私が仕事を辞めて、音楽で社会に貢献したいと思い独立したのは・・・めぐり合わせだと思います。 先ほどもお話したように、私は会社勤めしながらも、心ではずっと葛藤していました。でも「何を」したら

        • 喉の調子がおかしい?そんなときの対処法

          先日、朝起きた時に 「あ、これは喉がやばい」 と感じました。 その日は、2曲ほど歌う日だったので私としては・・・ 「ああ・・・やばいなあ」 という感じでした。 多くの人が、調子が悪い時に 「ささやき声」で話すかと思います。 これは、絶対にやってはいけない!!! と、私は思っています・・・・。 これは、声帯や喉の炎症が起きている部分に対して、過度に息があたってしまうので、よくないのです。 勿論、病院に行けることが望ましいです。 喉の調子が悪いと言っても、どこにどんな事が

        今を生きることが少なく感じる

          プロの音楽家とアマチュアとの違いは?

          世間でよく「プロ」と「アマチュア」と区別される際に 資格があるとか、大学を卒業しているとか、そんな風に区切られることがあるかと思います。 資格があるものに関しては、非常にわかりやすいなと感じます。 一方で、音楽家のように資格がないものの場合、「プロ」と「アマチュア」を何で分けるのか・・・非常に悩ましく感じていました。 というのも、歌は特に老若男女問わず普段から口ずさむこともできますし、明確に「これがいい」というものがあるわけではないと思います。 習っていなくても「あの子

          プロの音楽家とアマチュアとの違いは?

          日本語の難しさ

          歌う上で欠かせない「腹式呼吸」 みなさんは、どんなイメージをもっていますでしょうか? 多くの人が 「おなかを膨らませる」 「おなかに息を入れる」 というようなイメージがあるようです。 実際に、大学生ですら「腹式呼吸はどこに息入れるの?」の質問に「おなか!」と答える人がいるほどです。 「腹式呼吸」の定義は確実にこれ!と言われていることはないかもしれません。それが故に、字面だけで「おなかに息を入れる」というイメージが生まれます。 同じように「休符」もです。 休むという感じ

          誇りをもって

          2か月ほど前ですが、伊丹市の小西酒造さんの小西社長のお話を聞かせていただきました。 470年ほど続く酒造会社の社長さんなので、一体どんなイケイケな感じの方なのかと思いきや・・・ とても穏やかで、謙虚なお方で驚きました。 ベルギービールに関わるお話、そしてビジネスに関わるお話を聞かせていただいたのですが・・・ そこで感じたのは 「誇りをもって仕事をしていらっしゃる」 ということでした。 「好き」だとか「誇りがある」とか、そんな言葉は一度も出てきませんでしたが、その気持

          余白を大切にする

          最近、家族で伊勢志摩に旅行に行ってきました。 私は大の旅行好きで、大学を卒業してすぐもイタリアに1か月ほど。その後も、1人で国内の電車の旅などいく事が多かったです。 昔は、とにかく旅行は詰め込むだけ詰め込むタイプでした。 分刻みでスケジュールを立て、時間の無駄がないように。ここでしかできないことをやりまくる! というのが若かりし頃の私の旅のスタイルでした。 しかし、大人になった今は正反対です。 殆ど予定を入れません(笑) のんびり。ただひたすらのんびり過ごします。 行

          余白を大切にする

          1音1音に向き合うこと

          先日、門下生による発表会があり、出演させていただきました。 例年、特に何も考えることなく出演していたのですが・・・ 今年は「日本語を美しく歌う」こと「中低音の強化」を目標にしようと、選曲しました。 大学時代から、殆どがイタリアのものだったので・・・実は日本歌曲は殆どチャレンジしたことがありませんでした。なので、今日本の唱歌や懐かしい昭和歌謡曲などを歌わせていただく時に、なんとなくしっくりきていなくて、もっと何かできるんじゃないか?と思うようになりました。 音楽に対する考

          1音1音に向き合うこと

          成長する為に必要なこと

          受験シーズンもいよいよ大詰め。 教室にも、学生さんが何人か来てくださっています。 今年は1名、国公立大学を目指してがんばっている子がいます。 8月末辺りから 「歌で受験したいと思っている」 と体験に来てくださいました。 入試まで6か月を切っている状況でした。 正直、かなりのスロースタートです。 共通テストが終わるまでは「声楽で進む」という意識がそんなにあるわけではなく、大学の志望動機もそんなに強いようには見えませんでした。 その為、レッスンをしていても 「急激によくなる

          成長する為に必要なこと

          お葬式における音楽の意義

          先日、お歌が大好きな方のお葬儀で歌わせていただきました。 合唱を何十年もされていて、その中でも大好きな歌が 「落葉松」 という小林秀雄さんが作曲された名曲です。 静けさの中にある力強さを表現されているように思います。 ボイストレーナーとして、何度かその方のお部屋でレッスン・・・というよりも、懐かしい歌を一緒に歌わせていただきました。 30分程度でしょうか。 涙を流されることも多く、音楽によって様々な記憶が呼び起されてなつかしさを感じられていたのだと思います。 そして、

          お葬式における音楽の意義

          声が聞こえないと言われる理由。

          コンサート事業と並行して、私は自宅での声楽教室を行っています。 ヴォイストレーナーをしている、というとよく言われるのは・・・ 「声が聞こえないと言われるけど、どうすれば治る?」ということ。 立て続けにそのような悩みをお持ちの方が体験レッスンにいらっしゃいました。ご本人としてはとてもお辛いことだと思います。 「聞こえるようになる」にはどうすればいいか? 結論から言いますと・・・ 「心もちを変える事」 何を言っているのかさっぱり・・・。 いやいや、舌の使い方とかある

          声が聞こえないと言われる理由。

          インフルエンザとの闘いに負けない為に

          今年は大流行のインフルエンザ。 たくましさが売りの夫が、夜中にうなされてうなされて40度を超える熱を人生で初めて出したのです。 「ああ、これは・・・・」 翌日の検査では予想通り陽性。 最初は37.5度位の熱だったので、風邪だと思い市販薬を飲んでいたのですが効くはずもなく・・・ タミフルを飲めば、速攻で熱は下がりしんどさも随分緩和されたようです。 さて・・・5日も自宅にいる夫。 私は移されないようにどうしたものか・・・と考えました・・・。 休めない仕事も今週はあった

          インフルエンザとの闘いに負けない為に

          準備が9割5分。演奏家の心構え。

          コロナが5類に移行してから、ありがたいことに歌わせていただく機会が増え、毎月のように演奏させていただいています。 歌わせていただく場所は、施設のレクリエーションのこともあればレストランや野外イベントなど、様々です。時期もそれぞれ違いますし、聴いてくださる年齢層も違います。 一番肝になるのは 「選曲」です。 30分程度の演奏であれば、大体6曲程度です。 その6曲を決めるのには3時間程度を要します。とは言え・・・ 当日まで「この選曲でいいのだろうか」「喜んでもらえるのだ

          準備が9割5分。演奏家の心構え。

          成長を感じられる環境づくり

          声楽教室に来てくださる生徒さん。 「苦手を克服したい」という方もいれば 「趣味でやりたい」という方もいれば 「歌がうまくなりたい」という方もいる。 理由はどうであれ、それなりのお金を払ってきてくださるわけなので、 何か持って帰ってもらいたい!と、こちらも必死になります。 どの生徒さんにも共通して言えるのは、60分のレッスンの中で何かしらの成長があるということ。 程度の差はあれど、確実に手に入れてくれている。 でも大切なことは「それを実感できる」ところまで落とし込めるよう

          成長を感じられる環境づくり

          嗅覚がある意味

          6月下旬からコロナになってしまいました。 アラフォーにとって高熱は結構しんどかった・・・やはり健康が一番ですね。 例にもれず、嗅覚障害がおきました。因みに3週間経った今も5割戻ってきたか戻ってきてないか・・・位の感じです。 そこで初めて「嗅覚って何の為にあるんだろう?」と考えるようになりました。 嗅覚は、記憶に関わる海馬とダイレクトにやりとりできることから、嗅覚と記憶は非常に密接に関わりがあるとされています。(よく「おばあちゃんのおうちの匂い」というようなセリフを聞くよ