不治の病?


よく

「音痴は治りますか?」

と、言う質問に対して

専門家が

「ある程度は改善が可能です」

と、回答しているのを
見かける

ここで重要なのは

「治る!」

とは言ってないと言う事w

これは、やんわり
「治りません!」

と、言ってるのだ

僕も治らないと思う

でも、ヴォイストレーナーを
生業にしている方々は

その問いに対して

「治りません!」とは
言いにくい

何故ならば

そんな質問をしてくる人は

100%音痴な人だからだ

ヴォイストレーナーにとって

音痴な人は、お得意様なのだ

大切な顧客に対して

「音痴は治りません!」

なんて、口が裂けても
言えないのである

僕は多分、音痴では無いので
(そう思ってるだけかも…)

自分が正確な音程で歌えているのか?

その判断は自分で出来る

歌ってる最中に
音を外した事にも僕は
ちゃんと気づいている

音痴な人は

自分の出した声が
音を外してる事に気づいているのだろうか?

そこは本当に謎で
長年気になって仕方ない事だ

ナゼ謎なのかと言うと

そんな事
本人に直接聞けないからだ

音痴な人に

「ねぇねぇ!君、音外してる事に気づいてる?」

なんて聞けるわけがない

僕はそこまで無神経ではないし

そこまでドSでもないし

そこまで無慈悲でもない

声帯のチューニングが
狂っているだけで

耳のチューニングが
合ってる人は

訓練次第で改善の余地は
あるだろう

でも

耳のチューニングが
狂ってる人は…

どんなに優秀な
ヴォイストレーナーでも
救えないのではないだろうか?

だって
正解の音が何なのか
分からないのだから…

それでも
音楽スクールの人々は

その様な人にも
決して門を閉じたりはしない

それは優しいからでも

音痴を治す自信があるからでもない

月謝を払ってくれる美味しいお客様だからである

そもそも素人が
お金を払ってまで

音痴を治す必要があるのだろうか?

大きな声で歌う事は
気持ちが良い

そこに
音程が合っているか
狂っているのかは

関係ないのだ!

多分、ヴォイトレとは

音程を正確に歌うと言う
最低ラインをクリアしてる人が

更に表現力を高める為に
受けるトレーニングなんだと
思う…


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