老人施設慰問


音楽友達が、老人施設を訪問して

音楽を聴かせる活動をしている投稿をSNSでよく見かける

毎日、無駄に早起きして
退屈な時間を持て余している
老人と

とにかく誰でも良いから
俺の歌を聴いてくれ!

と、言うアマチュアミュージシャンの欲求が満たされる

双方Win-Winの
素晴らしい活動だと思う

演者から見ても
施設のご老人方は

ストリートライブの様に

目の前を素通りされる事もない

一度座ったら
滅多な事では動かない
最高のオーディエンスなのだ

オムツをしてるから
トイレで退席する事もない

老人施設を訪問する際の
セットリストは

やはり、ご老人の方々が
若い頃に流行った曲が中心らしい

いわゆる懐メロってやつだ

懐メロってのは
世代に寄って違う

僕は子供の頃に
両親がテレビで観ていた
懐メロ特番が

退屈で仕方なかった…

今、老人施設に
ご入居されている方々の
懐メロと言ったら

昭和30年代〜40年代の
曲だろうか?

慰問ライブの様子は
こんな感じなんだろうか…

「皆さんこんにちは!
これから何曲か歌を聴いてもらうんですが、知ってる曲だったら、一緒に歌って下さいね!」

「まず最初の曲は
ブルーライトヨコハマ
それでは聴いてください!」

街の灯りが〜
とても綺麗ね
ヨコハマ〜♪

「ハイ!皆んな一緒に!」

ブル〜ライト
ヨコ〜ハマ〜♪

「ハイ!次の曲〜♪
皆さん一緒に!」

東京で一つ〜
銀座で一つ〜
若い2人が〜
初めて会ったぁ〜♪

「ハイ!次がラストの曲に
なります!皆さん
ノリノリで行きましょうね!
手拍子お願いします」

北ぁ〜のぉ〜
酒場通りにはぁ〜♪

と、こんな感じだろうか…


月日が流れ

僕ら世代が施設に入居し

慰問を受ける時代になったら

懐メロもやはり
今とは違い

こんな感じになるのだろうか…

「ハイ!今日はね、お爺ちゃん、お婆ちゃん達が
若い頃に聴いていた曲を
何曲かご用意してるので
良かったら一緒に歌って下さいね」

「まず最初の曲は
リンダリンダ!一緒に歌いましょう♪」

ハイ!

リンダリンダ〜!
リンダリンダリンダぁ〜!
リンダリンダ〜

「次の曲行きますよ!」

「紅だぁ〜!」

紅に染まるぅ〜
この俺を〜!
慰める奴はぁ〜
もぉ〜いない〜♪

「いよいよ最後の曲になります!皆さんノリノリで
行きましょうね!」

「最後の曲は
B'zでウルトラソウル!」

さぁ!皆んな一緒にぃ〜♪

そして〜輝く
ウルトラソウル!
ヘイ!

「どうもありがと〜♪」

みたいな感じに
  なるんだろうか…💧

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