神様ゲーム 最高得点記録 シンクロニシティーより

よっしゃー!!!

実は、地球上の生物全員が参加しているゲームがある。

それが「神様ゲーム」

地獄の一丁目から七丁目まで、

丑三つ時に、

毎日、

掃除に出かける少女がいた。

さみしい夜にひとり。

魑魅魍魎のエクソシストに何をされても、

黙っていなければいけない杜子春のゲーム設定。

暗号を手に入れては、パズルを解いていく少女。

「本当は(心を捨てた)みんなの方がかわいそうなんだよ。」と

別の場所で亡くなった別の神様ゲーム参加者の少女と

時をかけて、

なみだ言葉を重ねる。

少女は、生きることも死ぬこともあきらめて、

ひたすら、魑魅魍魎と出会いながら、

包帯と暗号を手にいれ、パズルを地味に解く。

少女は、気がつくと、

肉体をまとった霊体優位の、半透明の生き物になっていた。

ある日、シンクロニシティーという神の伝言が届いた。

相変わらず、ちっとも、ならないわたしの霊帯電話。

ひとつ

携帯のあるゲームで最高得点という言葉が勝手に出てきた。

わたしは携帯ゲームの遊び方を知らない。

ひとつ

おしゃれなエクレアのような菓子が二個、冷蔵庫につっこんであった。

ふと、

気になる言葉を見つけた。

「ゼニス」

検索ワードをググった。

答え「zenith」→「頂点」「最高得点」

変換キーを何度も押すが、この答えでいいだろう。

最高→サイコーとも変換できるが、

わたしはサイコパスを発症していない。

必然だが、共通する「最高得点」という言葉が神の伝言だとすると、

神様クイズのチャレンジャーの「最高得点」を

わたしが打ち出したという、

報告なのだ。

多くの人々が求めるヒロインやヒーロー像と大幅にかけ離れているため、

みんなはわたしを否定したくて、たまらないようだった。

だけれど、

真実のひとつの側面は、そうなのだから、

どうしようもないじゃないか。


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