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9年ぶりだったんだ! マカピーな日々#0525

マカピーです。

先月にザンビアの仕事をしていた頃の事を書きました。

不思議なこともあるもので、そのザンビアにコンテナ・ラボを提供したその会社がプレトリア郊外30分くらいにあるというのです。

しかもこれまた偶然に、事務所スタッフが業務で訪問するというので、同行させてもらいました。実は彼女もマカピーのザンビア時代の同僚だったのです。

そうだ、あれから9年の月日が流れていたんです。

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南アから陸路運搬でやってきた二基のコンテナラボは重機に吊り上げられ、ゆっくりゆっくり所定の基礎コンクリートの上に設置されました。

そして、いよいよ中を開けてみると、二つのうちの一つが転倒によるダメージが見つかりました。

「あかん・・・て。マカピーさん、もう期日に間に合わん、絶対無理やん」と、日本から来てた専門家が青くなってその場にしゃがみこんでしまったのでした。

そりゃマカピーもビックリしましたが責任感が強い専門家は相当ショックだったんですけど、南ア業者から来ていたイングリッドは今でもそのダメージと専門家の顔を思い出すそうです。

この事故は輸送業者による陸路でここからザンビアのルサカへ陸送する間に、契約違反でトレーラーを順路の途中で別のものに荷物の載せ替えをした際にコンテナ・ラボが転倒してたのに、知らんぷりで搬送してきた事件だったのでした。

その後、ショックから気を取り直した専門家にもお願いして機材の機能チェックして、業者に依頼して何とか交換部品を南アから緊急輸入するなどして、納期内の完成にこぎつけたのでした。

もちろん周囲の皆さんの協力があってできた話です。そしてあの時に「諦めなくてよかった」という思い出深いイベントでした。

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予期しなかったアクシデントに見舞われながらもミッションを成功させた活動は、いつしか関係者間で不思議な「仲間意識」が生まれることになりました。

マカピーがザンビアを去ってしばらくした、2015年にベトナムにいたマカピーに忘れかけていた人からメールが入りました。

「マカピー、スゴイ!日本チーム素晴らしい!おめでとう」ってメッセージを貰ったのでした。

ちょうどラグビー・ワールドカップ英国大会(ブライトン)で日本が南アに奇跡的な大逆転をした直後のメッセージは、あの時の責任者だったイングリッドからでした。

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今回樹木に覆われた素敵な事務所と作業所をもつ会社を訪れて、会議室に案内されると見慣れない二人のスタッフが仕事の話にとりかかったので、マカピーが立ち去ろうとすると社長のグレガーが満面の笑みで入って来て「久々だねー、元気かい?」と嬉しそうでした。

「イングリッドもいるから顔を出すように言ったよ!」というと赤い縁のメガネをしたイングリッドが「ハーイ、なんだかザンビアに来たみたい!」と挨拶しに来てくれました。

マカピーは仕事の話をする事務所スタッフを残して、イングリッドの部屋に行き、あれから彼女がこの会社に転職してきた話やいろいろなよもやま話に花を咲かせました。

最期に、グレガーとイングリッドの案内で工場内見学をして、これから近隣国に輸出する別の形式のコンテナラボを見学させてもらったら、当時の事がありありと思い浮かんできて、イングリッドに聞きました。

マカピー:「これを見ると当時を思い出すよ。ほら、白人でハンプティダンプティみたいな大男で冬場でも半ズボンでいた彼はまだここで働いているの?」

イングリッド:「ハゲ頭の? ああ、マーカスね。彼はここにいないの。ザンビアの時みたいに契約で据え付け作業に行ってもらってるわ。でもルイだったらいるけど残念、今日はお休みね!」

マカピー:「彼らによろしく言っておいてね。そうだ、据え付け作業が終わった時ルサカのマカピーの家でバーベキューパーティーをやって、楽しかったなあ。酔っ払ってたけどラグビーボールをきれいにパスできる南アチームは良くまとまってたよね!(笑)」

イングリッド:「南アではその事を「ブライ」って言うのよ!コロナ禍で今は無理だけど、また楽しいブライが出来るようになるといいわね。」

おそらくニュー・ノーマルの中での「ブライ」を楽しみたいです!

マカピーでした。

最後までお読みいただき感謝します。仕事も遊びも楽しみたいですね!



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