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マカピーな日々 #0037 ちょっこっと

マカピーです。

散歩をしていると、いろいろな果物や野菜に出会います。その写真を撮るのも好きですが、たまには味を確認するのも好きなんですね。苦笑

先月、人のあまり通らない細い道を行くとキイチゴの白い花がたくさん咲いているのに出くわしたのですが、それが今では実が大きくなり熟しているのです。黒々したやつを一つ摘まんで口に入れるとホッとするような甘酢っぱさが口に広がりのどの渇きが癒えます。ちょこっと失敬しました。

沢山の果物が誰にも食べられずボタボタと木の下に落ちるのを見るのはマカピーにとってつらいですね。都市の中の街路樹になる実などとても勇気を出して食べることができませんが、金柑や柿なども最近では子供も見向きもしないのかヒヨドリなどの餌になっているのを見かけます。なんともったいないことか!

今はビワの実が黄色く熟してきていて美味しそうですね。ビワは中国の原産とか言われていますが今では中東にもたくさん植えられています。エルサレムの街の中でもかなり大きな木に実をつけている様子を見たときに驚いて運転手氏に尋ねました。「ああ、アスカディアだね。もともとこの土地にはなかった果樹で日本から来たんだって聞いているよ」本当かな?

アフリカでも小さな実をつけているビワの木を見かけましたが、お店に出回るような事はありませんでした。そのビワの木は柔らかいので注意して登らないと枝が折れる恐れがあります。マカピーは子供の頃は子猿のように木に登っていたのでどの木が登りやすいのか、折れやすいのか体で覚えてしまったんですね。

マカピーは秋になると公園のイチョウの実(ギンナン)が実るとそれを拾ってきて食べるのが大好きです。誰も拾わないから足の踏み場のないほど実が落ちているのでプラスチック袋に入れて家に持ち帰ります。

問題はその処理です。なんといっても果肉が猛烈臭いのは皆さんご承知の通り。マカピーは小学生のころ同級生の女の子にギンナンを投げつけイジメたので、共犯の他の男子と一緒に廊下に立たされたことがあります。一人前にいたずら小僧だったんですね。

ギンナンの果肉を素手で触るとかぶれてしまう事もあるので注意が必要です。学生時代の学園祭で何かを売って飲み食いの足しにしようと、元手のかからない方法を考えました。仲間と嵐の来る日に神社のイチョウの木から大量のギンナンを拾ってきたのです。学園祭が迫っていたので、手で果肉を取り去る処理をくる日も来る日も続けていたら仲間の一人が見事にかぶれてしまいました。

もちろん彼はゴム手袋を使用していたのですが、汗をかいたりトイレにも行かねばなりませんからどうしても多少果肉成分と触れてしまうものなんですね。目の周囲が腫れあがった彼はサングラスをして学校に来るようになりました。更に股間部にもそれが広がり、痒みに耐えられなくなった彼はとうとう彼は皮膚科を受診する事になったのでした。

受診後痛々しいガーゼ姿でしょぼくれていた彼に仲間が声をかけます。「大変だったなあ、だいぶ良くなったかな?」「皮膚科の薬は効くか?」そして当然の如く「看護婦さんはきれいだったか?」爆笑

いまでも一人でギンナンを処理しながら、アホな学生時代を思い出すのでした。

マカピーでした。


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