中年よ、妻子を抱け?マカピーな日々#0261
マカピーです。
上野千鶴子さんと樋口恵子さんの「人生のやめどき」を読んでいるといろいろな、しまい方や終わり方が軽妙に語られているのでした。
そこに面白い標語がありました。
「少年よ大志を抱け」はよく聞く言葉ですね。
つづいて、
「中年よ妻子を抱け」
「老年よ財布を抱け」
と続くのでした。
マカピーが注目したのは真ん中の「妻子を抱け」でしたが、マカピーが知らなかっただけで世の中では一般的に言われていたことなんですね!
いろいろなバージョンもあるようですが樋口さんが語ったとあるのは以下のブログです。
この方によると、この言葉は樋口恵子さんが生島ヒロシのおはよう一直線〔ラジオ)でのお話だそうです。
若者は夢を持って、中年は妻子を大事にして、老人は自分で財布を持って買い物を楽しみましょう!(子供に財布を渡さない)という解釈で正解なんですね。
マカピーは第2句に対して、もっと「男女の情愛のもつれ?」的なものがあるのかと思ったら案外さらりと解説していました。
マカピーが想像される「性とは何か」を考え始めると宇宙の彼方へ旅したくなるような感じなので止めておきますが、それでも一言加えます。
それは「スキンシップ」だろうと思うのです。
マカピーはスキンシップのある家族のメンバーは、介護が発生しても、各自が比較的うまくやれるという事を聞いて「なるほどね」と思ったものです。
どの人も誕生から死まで、それぞれのライフステージを経験しますよね。
赤ちゃんは自分で排泄したものを処理できませんからオシメがあり、きれいにしてもらえなければ病気になってしまいます。
それとまったく同じことが、大きな病気をされた方や老齢になった人にも言えます。
確かに汚物は臭いもあり「汚い」く感じますが、それで人が穢れるかと言ったら違うのでまぜこぜにしないことが大切だと思うのです。
ネパールやインドのヒンズー教の世界では牛の糞は神聖なものでそれを燃やした灰はビプーティと呼ばれています。
マカピーがネパールの山奥の診療所を訪ねた時に「ちょうどいいところに来ましたね」と歓迎されました。
スタッフがみんなで診療所をきれいにしたというのですが、マカピーには変化が感じられませんでした。
分からないので聞いてみると正解は意外なものでした。
「新しく牛糞を壁に塗った」だったんです!
集めてきた牛糞に水を加えてドロドロにして、それを壁に塗るのですが、これで「清々した」事になるのです。
ヒンズー教の聖地で、そこで母なるガンジス河に灰を流せば輪廻転生の輪を断てると願う人の遺体が沢山焼かれています。マカピーもバックパッカーで旅をして遺体を荼毘にする「ガート」を眺めていた事を思い出します。
で、その荼毘のそばでは人々が沐浴して、口をゆすぎ、聖水として容器に入れて持ち帰り、煮炊きをするのですがその水質に関して誰も何も言いません。
さすがに多くの観光客は周囲の様子と混濁した川面を見ただけで恐れをなして近寄らないですが、地元の人にとってはなんともないのですね。
昔ーしの歌に「骨まで愛してほしいのよ」という歌詞がありました。
時代と共に愛し方やその表現が変わるものです。
そう、妻子を愛する方法もいろいろあっていいんですよね。
マカピーでした。
最後までお付き合いいただきありがとうございます。また明日お目にかかりましょう!
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