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キョロキョロするのに見ていない!マカピーな日々#0744

マカピーです。

毎朝5時半ころには約4㎞の散歩(速歩)に出かけるマカピーとマカピー妻、実は帰宅時間が違うんです。

それは、マカピー妻の速歩について行けないマカピーがいるのも確かなのですが、マカピー自身が途中で立ち止まってはマーキング、、、ではなくスマホを取り出して草花の写真を撮ったりしているので、次第に距離差がついてしまうのでした。

更に次なる合流地点と考えるマカピー妻が柔軟体操をする公園にたどり着いても、既にマカピー妻の姿が見えなくなっている事もしばしば。

カンボジアのプノンペン、ヨルダンのアンマンそして南アフリカのダーバンでは海外ですから、安全対策でマカピーが一緒でいることを心がけていましたが、日本の自宅周辺になるとちょっとルーズになってるかも(苦笑)

ところが3日前の事でした。
散歩から家に戻ってきたマカピーに対して、マカピー妻が思わぬことを言ったのでした。
マカピー妻:「ほら、用水路にかかる橋近くの民家が全焼していたの見た?」
マカピー:「え、火事があったの?」
マカピー妻:「やだ、何を見てんのよ。炭になった柱しか残ってなかったわよ、気づかなかったってどうしたの?」

左から2軒目、誰も怪我せずよかった

マカピーはショックでした。

そこに住む人は知りませんが、毎日通る道筋ですからその家の位置もよく知っています。

ショックだったのはマカピーは、その朝、火事現場の直ぐ近くの田んぼを写真におさめていたのでした。

それは、ここが毎年5月の連休前には田植えが終了する早場米(はやばまい)の地域なので、田んぼに水を入れて代掻きを始めた様子にシャッターを切ったのですが、そこから火事のあった家の並びも確認していてたんです。

しかも、朝早く珍しく橋に一番近い家に近所のおばさんが立ち寄って話し込んでいる様子もよく覚えているんです。

でも、その裏の家が焼失していたなんて!
どうして、それをマカピーは気づかなかったんだ?
勿論この火事のネットニュースも更には消火の様子もテレビニュースでやっていました!

でも消火後とはいえ、何でマカピーは気付かなかったんだろう?

やっぱり、マカピーは「ボーちゃん」だったのかしら?

代搔きする水田

そこで、マカピーは子供のころから「落ち着きがない」と言われよそ見ばかりしていると注意されていましたのです。
つまり、注意散漫となり集中が続かない、、、ナルホド今でもそうだなあ。

で、いつもキョロキョロしているのに、「目に入っていても気づけない!」という困ったことになるのです。

こうした傾向は男性に多く見られるらしいのですが身に覚えのある方はいませんでしょうか?

例えば、「冷蔵庫の中からチーズを持ってきて!」と頼まれて冷蔵庫のドアを開けて「???」見つからないので「見つからないよ、きっと食べちゃったんじゃないの?」なんて報告しようものなら、仁王様になったような奥様が冷蔵庫を開けると、一番手前に見まごう事なき「チーズ」様が鎮座しているのでした。

「どうして、目の前のチーズが見つけられないの?」
「うーん、いつもドアの内側のトレイにあったじゃない。だからそっちの方に注意が・・・」
「つまり、目の前にブツがあっても無いって言えるわけなのね?」
「いや、そうは言ってないけど・・・」
「ブラインド!」

ところが、マカピーの米国友達のクリフのところに遊びに行ったときに同じような経験をしたのです。
クリフの日本人奥さんのマヤがキッチンから「マカピー、悪いんだけど冷蔵庫から調味料の○○を取って来て!一番上の棚にあるはずよ」と言われて、現場に急行したマカピーですが○○が見つからない。

ちょうどそこにクリフが帰宅してきたんで「おいクリフ、こっちこっち。なあ○○ってどこに置いてあるんだ?マヤから持って来いって言われたんだけど」「たしか、一番上の棚にあったはずだよ」「ボクもそう聞いたんだけど、見つからないんだ」「どれどれ、フーンおかしいないつもここに置いてあるはずなんだけど」「マヤ!○○ってどこにあるんだっけ?」

直ぐにフライパン返しを手に持ったマヤがマカピー達の後ろに立ちはだかり「まったく、いい大人が二人○○を探せないってどういう事よ!?」
「だって、ほら見てごらんよ。ボクらは探したけど見つからなかったんだよ」
「ふーん、じゃあこれは何でしょうか?」とマヤは一番上の棚から調味料の瓶を取り出しました。

マジック!

後から来た、マカピー妻もあきれた様子で「まったく男って探せないのよね!どこに目をつけてるのかしら?」

キッチンに引き上げて行く二人の姿を見ながら、クリフに「君のところの冷蔵庫だぜ?」とマカピー。「だってマカピーだって手前の瓶の陰になって見えなかったよな」「我が家でもマカピー妻から子供たちも含め『男は探す能力が無い』って事になってんだ」

「ほら、女性っていつも冷蔵庫の中を見ているからその位置が多少ずれても分かるけどさ、ボクら男は正確に同じところにないと分からなくなっちゃうんだよ」
「でもさ、ブラインドって言われると傷つくよなあ!」「ああ、毎週言われているような気がする」「え、クリフも?」

マカピーは冷蔵庫の前で笑いながらクリフと握手を交わしたのでした。

マカピーでした。
最後までお読みいただき感謝します。キョロキョロ


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