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エンドレスなのかな? マカピーの日々 ♯1604

マカピーです。
早朝散歩ではイフガオの山波が遠望できる素敵な展望台となる丘があるのでそこまで歩きます。

特に朝靄(もや)が出るような朝は雲海に浮かぶような感覚に朝日が当たりとても美しい様子となります。

かつてはそこ丘の山腹にWelcome Aguinaldoと白いペイントされた石が並べられていましたが草むらに覆われてしまい道路からよっぽど注意しないと分からない状況です。(一部には日本人の学生が作ったという話もあります)

このイフガオ地方の地形はピョコピョコと突起物のようにこうした小さなオッパイの様な丘があちこちにあるんです!(笑)

この展望台は土地の所有者が土砂を取って売ってしまったので南北双方が少し削れていますが健在です。

地元の人も有志がその頂上に5月に竹でベンチを作ったのでした。

頂上には標高の水準点の様なコンクリートのランドマークもあるのです。

ところが、マカピーがここに来た10月には竹ベンチは殆ど壊されてしまっていました。

どうやら焚火をするのに壊されてしまったらしいのです。

それからマカピーが恐怖したのは散乱するゴミの中に、ジンやビールのボトルが割られている様子でした。

しかも酔った勢いなのか、あちこちに大小のガラス片が散乱しているのです。

マカピーはせっかくの景観が損なわれるのでゴミとガラス片を集める事にしました。

毎朝展望台近辺を清掃するとこの地方の産物であるトウモロコシを詰める飼料プラスチック袋(50㎏袋)に4つも集まりました。

ところが、きれいになるとそれをあざ笑うように新たな瓶が割られるんですよ!

ビール瓶の褐色ガラス片、透明なのはジンボトルからのもの

「賽の河原の石積み」の様な気分にもなりました。

あながち、毎晩やって来て酒盛りし便を割る人は「鬼」ってところでしょうか?(笑)

でもこれってここだけに限られたことではないんですよね。

友達のカワムラさんは「おお、学生の頃は飲んだ後でビン割りするのが通例だったわ!」と言ってましたし、ウズベキスタン共和国の首都タシケントに暮らしていた際は、早朝ジャーマンシェパードとゴールデンリトリバーの二頭を連れて近所を回るのですがウオッカ瓶が道路に割られて散乱している事が良くありました。

こんなおぞましいガラス破片が散乱しているところに、夜間彼女を連れて来て「ほらこの辺で休もうか?」なんて座ったとたんに彼女の悲鳴が上がる事もありうるわけです。

最初はマカピーは素手で集めていたゴミ収集ですが、その鋭い割れ口で指先を傷つけてからというものグロリのゴム引き作業手袋をかりて触るようにしています。

先日も盛大に割られたビール瓶の破片を、しゃがんで拾い集めていると若い二人の女の子が上ってきました。

マカピーが外国人と分かって英語で「何しているんですか?」と聞いてきます。「ほら、これ何だかわかる?」と手袋にガラスの破片を見せます。

二人は眉をひそめ「どうしてこんな事するんですか?」「たぶん酔っぱらってしまうと瓶を割りたくなるんじゃないかな? ところで二人は学生なの?」

「学校を辞めちゃいました」「フーン。いいんじゃない。それで仕事しているの?」「・・・そうです」「ほら、ここからの景色ってきれいだよね」

「はい」「でも世界には沢山の美しい景色があるんだよ」「???」

「お金を貯めて世界中を旅してみたら面白いよ!沢山のいい人にも遭えるし、素晴らしい景色も見られるんだ!」「???」

「でも自分の体を売るような事でお金を作っても続かないよ!そう頭を使ってね(笑)」「ふーん」

マカピーはこんなところで若い女性二人に何を伝えているんでしょう?

「袋が一杯になったからボクは行くね。無理してガラス片は拾わないでいいよ。ボクはまた明日来る予定だから。じゃあね」

マカピーでした。
最後までお読みいただき感謝します。賽の河原に現れた鬼とは違う女性たちでした!(笑)

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マカピー
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