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教科書の無償配布の今後は? マカピーな日々#0542

マカピーです。

マカピーは海外生活する中で、3人の息子に在留邦人対象の教科書の無償配布を受けてその恩恵にあずかったのでした。

この教科書を使ってマカピー妻は「国語」「社会科」を教えていました。

それから「公文式」の漢字書き取り帳をそれぞれ一冊買って、2部コピーして2歳違いの3人に使っていました。(良い子の皆さんは真似シチャダメヨ!)

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他の教科はやらないのかですって?

まあザーッと本を眺めていました(笑)

子供たちはインターナショナルスクールで英語ネイティブになってしまっているので、むしろ家庭内で「日本語環境」をつくるのに苦労しました。

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子供たちにとって、生の日本語を習う機会は家庭しかなかったので自然とマカピーの口癖や言い回しが刷り込まれてしまいました。

ですから日本に帰国した時の体験入学でも担任から「長男君は、私自身の子どもの頃の話方をするので、とても驚きました」と言われたものです。

まあ、仕方ないところですが、川崎育ちのマカピー妻にしては、マカピーの上州弁のイントネーションが気になるらしく「今のは群馬弁でしょう?」と会話の中でマカピーに「要注意」が入るのでした!ヤレヤレ

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結局三人とも日本の学校に行くことなく海外の学校を卒業して成人し独立していますが、家族間ではメールも会話も日本語でできますから彼らのジージやバーバとも意思の疎通ができるはとてもありがたいです。

結局、日本人学校に通わせない限り全教科を教えることはできないので「日本人」としての最低限の素養は「国語」と「社会科」であることで絞り込んだのでした。

子供たちは学校で、他の教科を英語を通じて学習していった訳ですから、それで良かったなあって思うのでした。

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今年も、来年度の教科書に関して大使館から案内が来ました。もちろんマカピーは単身赴任ですし子供もいませんから対象外ですが、一斉に通知があり以下のような内容でした。

2022年度前期用教科書の無償配布を希望する方の申し込みを以下の要領で受け付けます。
(中略)
●在留邦人の方で、教科書を希望される子女のご家族の方は内容をご確認の上、10月6日(水)までに必ずお申し込みください。
 なお、前期用教科書の申し込みは小・中学生が対象です。
1.配布対象者
(1)配布対象となる子女
●日本国籍(重国籍者含む)を有し、海外に長期滞在する義務教育学齢期(対象学年は下記参照)であり、当館に在留届を提出済みの子女。
●在留国の事情により、便宜的に永住査証(永住権)を取得している子女。
(2)配布対象とならない子女
●永住者(注:将来、日本の中学校や高等学校に進学、または就労する意思がある子女を除く)。
●外国籍のみを有す子女。
●日系人の子女のうち、日本国籍のない子女。
【対象学年(義務教育学齢期)】
 小学1年 2015年4月2日生まれ~2016年4月1日生まれ
 小学2年 2014年4月2日生まれ~2015年4月1日生まれ
 小学3年 2013年4月2日生まれ~2014年4月1日生まれ
 小学4年 2012年4月2日生まれ~2013年4月1日生まれ
 小学5年 2011年4月2日生まれ~2012年4月1日生まれ
 小学6年 2010年4月2日生まれ~2011年4月1日生まれ
 中学1年 2009年4月2日生まれ~2010年4月1日生まれ
 中学2年 2008年4月2日生まれ~2009年4月1日生まれ
 中学3年 2007年4月2日生まれ~2008年4月1日生まれ
2.申し込み方法
 申し込み用紙に必要事項を明記の上、10月6日(水)までにメールでお申し込みください。なお、締め切り後の申請はお受けできない場合がありますのでご注意ください。(後略)

マカピーが子育て時代が流れました。そしてSDGsなど環境に配慮した開発が求められています。ですがスマホなどで情報を入手する世代が主流になっているのに、旧態依然とした紙媒体での教育が行われているように思います。

全てを否定しているのではないのですが、毎年新しい教科書って無駄が多いと思うんです。それ以外にも副読本的なものを準備するし受験であれば参考書や問題集と膨大な紙媒体を消費するのが日本をはじめとする先進国なのだと思います。

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じゃあ開発途上国で教育費に予算を割けない国は教科書での教育をあきらめろと言えるのでしょうか?

実際、世界中に教科書もノートも鉛筆もないままで学校に行っている子供たちが沢山いるんです。それでも彼らは嬉々として学ぶ楽しさを口にします。

そして「ボクは将来先生になって子供たちに教える人にりたい」「私は医者になって病気に苦しむ人を助けたい」っていう希望を教えてくれます。

彼らの希望が実現する「一つの解」がデジタル化された教育にあるのかも知れません。国家財政にも負担が少ないで均一で、しかも能力に応じた教育が施せるインターネットでの教育が可能になれば、先進国との差が一気に縮まる可能性があるのです。

学生時代マカピーも新聞配達していましたが、すでに購読する個数が激減していますし、マカピーもインターネットでしかニュースを見ていません。

ややこしい既得権があるのかも知れませんが、日本の教育もその周辺産業も変革が迫られている時代になり、追い上げるかつての「途上国」と張り合う世界が、すぐそこまで来ているような気がします。

マカピーでした。

最後までお読みいただき感謝します。次期首相になる人ってどう考えてるのかな?



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