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詐称していませんけど!マカピーな日々#0692

マカピーです。

仕事先の大学の研究所事務からの問い合わせで、二つの提出書類を求められました。

一つはCOVID-19関連で、どのワクチン接種を受けたかの調査なのですが、南アではファイザーかジョンソンエンドジョンソンの2種しか選択肢がないのです。

マカピーはモデルナなので、仕方なくファイザー欄にチェックして備考に「日本でモデルナワクチンを2回接種した」と記入しました。

そもそも、毎日大学構内に入る際は、ゲートでのチェックで日本の接種証明書と研究所長発行のIDの提示を求められているのに、今ころこんな調査してどうするのかしら?

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それから、もう一つなのですが、なんと「学歴証明書」の提出でした。

ここで働くようになって半年も経っていて、こちらも今更この通知ってどうよ?あと3週間で帰国するのに!

そもそもマカピーの履歴等は派遣元から大学側に来ているはずで、今回のように証明書を求められたのは、他の国では記憶にありません。

でも、数年前に母校へ行って英文証明書をとった覚えがあったので、PCと外付けハードディスクを探したのですがとうとう見つかりませんでした。

それで、気が付きました。きっと「電子証明書」があるはずだと、母校のサイトで調べました。

ところが、証明書の請求は「返信用切手を同封して郵便で」問い合わせることになっているのでした。

ゲッ、Web 3.0の時代だというのに、マカピーの母校相当ヤバいよ!

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秘書のトリシャさんのところへ行って「ワクチン証明はモデルナ。卒業証明書は見つからなかった。大学事務に郵送で依頼していると1か月以上かかりそうなので、こちらはマカピーの事務所の書類を信じてもらうように大学事務に伝えてください」とお願いしたのです。

結局その後に何も言ってこないから、大丈夫らしいです。それに帰国しちゃうから良いもーん。

さて、マカピーの勤務先の大学は半月前に学生ストライキで駐車中の車4台が燃やされただけでなく、当日実施されていた試験会場になだれ込んできた学生グループによって試験がボイコットさせられる事件が発生しました。

大学当局は即日5つあるキャンパスのうち3つのキャンパスへのへの立ち入りを禁止しました。運悪くマカピーの研究所のあるキャンパスもその中に含まれていました。

それが落ち着かないうちに、今度はピーターマリッツバーグ(クワズルーナタール州の州都はダーバンでなくこちら!)の大学で火炎瓶による構内駐車の12台の車両が炎上するという事件に発展。

学生ストライキの背景には政党の影がちらつき、政情不安をあおる行動をとらせているという人がいます。そして「ああ、またその季節がやってきたか」ってマカピーがダーバンに来てから2度目だよ、立ち入り禁止は!

こうなると消防だけでなく警察が調査に入り、首謀者の逮捕という事件になり、結局2週間にわたり構内に入ることが出来ませんでした。

1週間ほどは、大学の各ゲートに装甲車両が待機していたんですよ!

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ようやくマカピー達のように研究所所属のスタッフや事務関係者は仕事に戻ることが出来ましたが、学生たちは依然としてリモート講義のみとなっていて構内の立ち入りが禁止されてます。

リモートでできる授業で卒業できるのなら、わざわざ大学に来る意味ってあるのかしら?

しかもマカピーの行っている大学って、「工科大学」なのです。

それがリモート講義だけで実験や実習をこなせないとしたら、この就職難の南アでは卒業生の質として評価されなくなるでしょう。

それにCOVID-19の影響で対応を苦慮しているうえに、暴力的なストライキでは親の仕送りで来ている多くの学生にとっては、迷惑千万な話でしょうね。

レインボー・カントリーの南アフリカ共和国の試練は続くのでした。

マカピーでした。

最後までお読みいただき感謝します。世界中で大学の在り方が問われていますね


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