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再びの「引き寄せ」で来たものは?マカピーな日々#0597

マカピーです。

日曜の夜はマカピー妻と並んで南ア産シャルドネを飲みながらNetflixを楽しんでいたのでした。

マカピー妻:「こうしてあのアボカドの木を見ながらいると、シベットがまたやって来るかもよ?」

マカピー:「そうそうシベットも来ないと思うよ!エルダもリチャードも35年住んでいても、敷地内でシベットを見たことないって言ってたくらいだしね」

マカピー妻:「だって、彼らは母屋にいて、私たちみたいにアボカドの樹の下に住んでいないじゃない!?きっと、何か新しい獣が来たらわかるのは私たちなのよ。だから、じっーとそちらに気配を感じるようにしながら待つのよ」

マカピー:「なんだか、すごい自信だね!」

などと話していると、引き寄せの能力を持つマカピー妻フェロモン効果のなせるわざなのか、来たんです!

マジか?!

今回、お越しになったのは大きな甲虫で、テレビ背後の窓に飛翔してきて空中を行ったり来たりしたのです。

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飛翔のスタイルからマカピーにはそれがなんであるか直感できました!

マカピー:「カブトムシだ!・・・そうだ、メスのカブトムシ」

マカピーはすぐにスマホを持って庭に出ると、ちょうどカブトムシは床に着地し羽を折り込んで、不器用にカサコソと歩き回っているのでした。

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マカピーはメスのカブトムシを観察しながら、「やっぱりオスの方が、角があるので価値が高い」ように感じちゃうのでした。

それは子供のころ、夏休みともなると仲間でだれが一番立派なカブトムシを持っているのか自慢しあっていたからです。

群馬の田舎ではカブトムシのメスは「マンジュウ」と呼びクワガタムシのメスは「ブタッコ」と呼びならわしていました。

理由はよく知りませんが、雑木林に出かけてクヌギの樹液の出る箇所をいくつか巡りオスのクワガタムシやカブトムシに出会った時の感動はやっぱり独特のものがありました。

もっとも、カナブンやギーギーと鳴くカミキリムシそしてコノハタテに混ざって時々、危険なスズメバチもやって来るのでスリルと注意が必要でした。

ところが、友達にはそうした「正統な虫取り」ではなく裏ワザを知っていることにマカピーは愕然としたのでした。

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一つはモモやスモモの畑に行くのです。

木の下には落果したスモモがあちこちにありそこに沢山のムシが取り付いていて比較的簡単にカブトムシなどが入手できるのでした。

ソウカ、その手があったのか!

ただし、果物を盗まれないように防護されている柵を潜り抜けるのでリスクがあるのと、モモ泥棒と思われたくないので実行するのに積極的になれませんでした。

二つ目です。マカピーの自宅の近くを上越線が走っているのですが、別の友達は夜になると踏切に出かけて行って大物をゲットしていました。

踏切には強力な照明が一晩中、煌々と照っているので、周辺の雑木林や草むらから沢山のムシを引き寄せていたのです。

マカピーは確実に上物のカブトムシが入手できると分かっていても、夜の昆虫採取に行くことはありませんでした。

だって、マカピーは夏の夜には「ヒトダマ」やら妖怪が躍り出てきそうで怖くて、とても家から暗闇の中に出かけようなんて思えなかったからです。

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それでも気になるから、朝になって踏切にでかけてみました。

すでに早起き組がチェックした後で、目当ての甲虫はいませんでした。そしておびただしい数と種類の蛾がパタパタしているばかりでした。

その中にモソモソ動くものがあり「!!!」駆け寄るとメスカブトムシでした。

「なんだマンジュウじゃんか!」興味を失った少年マカピーはひとりごちて踏切を後にしたのでした。

マカピーでした。

最後までお読みいただき感謝します。いまでも人通りのない踏切って怖い!

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