ジョンとメモリー マカピーな日々#0508
マカピーです。
まだ、アフリカの最新写真を添付できないで申し訳ありません。
さて、昨日の日曜日に部屋でパソパソしているとドアがノックされて「掃除してもいいか?」とあり,邪魔にならないように本やメモをバッグに詰めて室外にでました。
なんだ、すぐここにドアの外に座ってコーヒーを飲みながら待てる所があったよ!
でも、マカピーは薄日が差してきて暖かくなったからプールサイドに行きました。
小さなプールですが誰も泳いでいる姿を見たことがありません。そっと指を入れてみると確かに冷たい!この水温で泳ぐと足が痙攣をおこしそう!
しばらくプールサイドのデッキチェアーに横になり、空を見上げると次第に雲がなくなり晴天になって行くのが分かりました。
ああ、そうだ!散歩するのを忘れていた。
バッグにフリースやパーカを押し込んで昨日歩いた駐車場側の庭に出てみると、庭師が落ち葉をレーキでかき集めているところでした。
マ:「おはよう!ここの庭師なんだね。ボクとても気に入っているんだこの庭。よく手入れされていて歩いて気持ちがいい。キミは他の家も掛け持ちしてるの?」
庭師:「ありがとう。いやここだけやってるんだ」
通常は数軒を掛け持ちするものだろうけど、一軒の庭だけを担当するので食べて行けるのだろうか?と考えてしまいました。
マ:「ほら、こっちの木(マキ)やヒマラヤスギ、そしてあの茂み(ナンテン)なんて日本と同じような植物がここには沢山あるんだ。ただ並木のジャカランダは無いけどね」
庭師:「バッグを背負ってどこかに行くのかい?」
マ:「そりゃ行きたいよ!でも外を歩きまわれない決まりなんだ」
庭師:「だって今日は天気がいい昼間だし、このあたりは安全だよ」
マ:「まあ誰かの迷惑になるといけないしね。この庭をぐるぐる歩き回るのさ。昨日もそうしたんだ」
庭師:「それだったらユニオンビルディングに行けばいい!広い庭があるし沢山の人がピクニックに来ているんだ!」
マ:「そこは公園?」
庭師:「ビルには入れないけど、その前はとても眺めの良い庭園なんだ!」
マ:「そうか、だったらタクシーで行って見ようかな?」
庭師:「ボクが連れてくよ!ほらそこにある車はボクのだから、一区切りついたら一緒に行こうぜ!」
マ:「エ?本当?じゃあ一緒に外でコーヒーでも飲もうか?ところでまだ名前を聞いてなかったね?」
庭師:「ジョンだ」
マ:「ボクはマカピー、よろしく」
一瞬、初対面の人間の車で出かけて郊外に連れ出され身ぐるみはがされた事件を思い出しましたが、彼はこのゲストハウスと契約しているからそれはないだろうと否定しました。
しばらく彼が作業する周辺を散歩していると汗が出てきて、水を持ってくるのを忘れたことに気づきました。部屋に戻ると、既に掃除が終わって施錠されていました。
シマッタ、カギを部屋の中に忘れて来ちゃったよ!
事務所に行くと誰もいません!二階の客室で掃除する気配があったので行って見ると、女性スタッフがでてきて「何の用?」「部屋にカギを忘れちゃってね」「どこの部屋?」「エーッと6番だったかな?」「違うでしょうあなたの部屋は5番」「なんだ、ボクより良く知ってるね!」
部屋の前で待っていると、鍵を持った彼女が開錠してくれたので飛び込むと果たして電子レンジの上に部屋のカギがあった。ヤレヤレ
マ:「ほら、あったよ!そうそう、名前は何だっけ?」
女性スタッフ:「メモリー。ところでその鍵がないのにどうやってゲートを出て行けたの?」
マ:「出てないよ!庭の中を散歩していたんだ。でもこれから庭師のジョンと一緒に出掛けるんだ!」
メモリー:「そう、そりゃ良かったわね。彼は私のダンナよ!」
マ:「え?そうなの。直ぐに戻ってくるから旦那さんと外へ一緒に行ってもいいですか?」
メモリー:「OK」
衣類をバッグから出し、代わりに水のボトルを入れて庭に戻りました。
マ:「ジョン、メモリーから外出許可をもらったよ!」
ジョン:「なんで彼女がボクのワイフだってわかったんだい?」
マ:「部屋のカギを忘れちゃってね。彼女に開けてもらってこれからジョンと外へ行くって話したんだ!」
マカピーはジョンと大笑いしながら、互いの拳固をそっと合わせました!
マカピーでした。
最後までお読みいただき感謝します。ジョンとメアリーの「スカイライン」ってあったなあ、違ったケンメリだった!
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