思い出の整理 マカピーな日々#0644
マカピーです。
週末のお昼ごろにデイジー(犬)が来てマカピー達に挨拶に来ました。彼女は口に落ち葉を咥えたり、何かお土産を持ってくるのですが、実はこれって大概はリチャードが近くに来ている証拠なんです。
マカピーはデイジーとカーペットの上でゴロゴロしたり、ペロペロ舐められたりしばらく遊んだ後で戻ってゆくので、その後をついて行きました。
案の定、倉庫内にリチャードがいて棚の上を掃除機で埃を払っていました。掃除する彼の手元に畳んだプラスチックの塊があったので「それってテントなの?」と尋ねました。
リチャード:「COVID-19以降2年間は行ってないんだけど、それまではキャンピングへ毎年Underbergへ行ってたんんだ」
マカピー:「ああ、ご両親が引退して、移り住んだ処って聞いたけど」
リチャード:「そうだったね。君たちも年末にドラケンスバーグをトレッキングするときに基地にした町だから覚えているよね。とっても気持ちのいいところだったろう? ほら、今日のダーバンの蒸し暑さったらないだろう?だから直ぐにでも、またアンダーバーグに行きたくなるよ」
マカピー:「そうだね。ちょっと暑いけど、こんなの東京の夏じゃ普通だよ。だから東京オリンピックも暑さ対策が検討されたけど、COVID-19で観客がなくて逆によかったんだ」
リチャード:「え、東京の夏ってそんなに暑いのかい?」
マカピー:「とんでもない暑さと湿気なんだ。熱帯地方から来た外国人が驚くほど暑いんだ。今日のダーバンは快適だよ!ところでコムレイズ・マラソンは今年再開するって聞いてるけど?」
リチャード:「そうなんだ。6月1日開催らしい」
マカピー:「1921年から始められイベントだから去年あたり世界で一番有名なウルトラマラソンの100周年だったんだね!それもCOVID-19でぶっ飛んじゃったけど。ところでリチャードが参加した時の記録ってどのくらいだったの?」
リチャード:「下り道で8時間40分くらいだった」
マカピー:「そりゃすごい(12時間以内の到着で公式記録)」
リチャード:「実は登り道の年(毎年交互に方向が変わる)の記録の方が早いことも多いんだ!」
マカピー:「そう言えば先週の日曜にそこのスポーツクラブ主催らしいマラソン大会があったね?」
リチャード:「いや知らなかった。ボクたちもあのクラブやテニスクラブの会員だったんで各種の行事に参加したことがあったんだ。でも今はボクは週3回の近くのジム通いとサーフィンだけさ」
マカピー:「うん、またキャンプに行けるようになったらいいね」
リチャード:「そうだね。・・・実はエルダが以前のように一緒に活動ができなくなっちゃったんだ。最近は突然に体内の温度調整が効かなくなってしまうんだ。スポーツが好きだったんで一緒にいろんなことしていたんだけどね。・・・さあ、ボクは片付けに戻るよ」
マカピーは上半身裸でガレージに戻ってゆくリチャードの後姿を見ながら、映画の『UP』(カール爺さんの空飛ぶ家) の冒頭シーンを思い出しました。
主人公のカールと幼馴染みのエリーの出会いと別れが静かに描かれていて、これだけでもちょっと涙しちゃうんですけど(苦笑)
誰にでも別れが来ちゃうんですよね。
だから、今日もこう言いたいんです。
精一杯「人生を楽しみましょう」って。
マカピーでした。
最後までお読みいただき感謝します。沢山の思い出に囲まれたいな
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