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中華料理の「ツバメの巣」は泥じゃなかった マカピーな日々#0391

マカピーです。

昨日に続いてツバメの話ですが、中華料理で有名な「ツバメの巣」は泥でできていません。

そんなのは、もはや現代の常識ですかね?

インターネットもない時代に育ったマカピーは子ども心に「中華スープってあの泥の巣を入れるんだから、きっと泥が溶けてザラザラするのかな?」なんて本気で想像していたんです!

今ならだれでも知っている事ですが、料理に利用するのはアマツバメが海藻を唾液で練って固めたもので、大きさは手のひらに載る小っちゃなサイズなんです。

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ゼラチンが固まったような透明感のある高級なツバメの巣にするためには、ピンセットできれいにごみを取り除く細かい作業が必要です。

ある種類のツバメの巣は黄金色でなく赤い色が混ざっていて、それがツバメの血が混ざっているとして更に高値で取引されるのだとか聞きましたが、それは血でなくだ液と混ぜる海藻の種類によるものとマカピーは考えていましたが、どうやら発酵でピンクになったものだそうです。


さて、ツバメの巣の効能は女性の肌を若返らせる効果があるというのです。ドリンク剤にも混ぜられていて、マカピーもベトナムで幾度かゼリー状の瓶入りのもの試したことがありましたが、数回では効果が分りませんでした。

どうやらツバメの巣に限らず、美容に大金を投入できる人がその効果を実感できるようですね。

タイのプーケットにある離島などでは、昔から高級食材として断崖絶壁に営巣するウミツバメの巣を採取する命がけの作業が続けられていましたが、最近は民家の屋根裏の空間を利用して養殖?する人もいます。

確かに高所作業による危険がなく、いいアイデアですね。

最初はウミツバメに来てもらわなくてはならないので、その声を録音してスピーカーで流し「ここが、営巣地だよー」って教えてあげるのだそうです。

屋根には小さな穴があればそこから出入りするし、作業するとき以外は電気をつける必要もありませんが、問題が二つあります。

一つは悪臭です。洞窟内のように鳥の糞は臭いです。その糞は集めて肥料にすることもできますけど。

次は、ものすごい騒音です。

おびき寄せられ住人となったツバメたちの数が何百羽となってくると、信じられないくらいの騒音となるので住宅地では迷惑な商売でしょうね。

カンボジアのコーコン(タイと国境を接している州)の街には古い建物の屋上でこのツバメ養殖?をしていました。

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そこの住民は慣れてしまっていたようですが、最初マカピーはあまりの騒音に一体何なのか分かりませんでしたが、上空を見るとツバメが多数飛翔していたのでようやく分かりました。

意外だったのは海岸線から相当離れている首都プノンペン郊外(メコン川の上流)の畑の中にポツンとたつトタンでおおわれた家屋があり、窓もない倉庫のようなのですが近づくとツバメの大騒ぎが聞こえてきたので「ハハーン、ツバメの巣の養殖?だなあ」ってわかりました。

でも、どこに巣作りの材料の海藻があるのでしょうか?

だってプノンペンは内陸の都市で、メコン川河口のあるベトナムの海岸線からは330km程の距離があり、海岸線のあるシハヌークビルから230kmも離れているのですから?

ウーン不思議だなあ? 

今度プノンペンに行ったら確認してみよう!

マカピーでした。

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