二匹目のどじょう マカピーな日々#0194
マカピーです。
雨の中傘をさして長靴姿で歩いていると、道路わきの空き地との境界の古株にキクラゲが生えているのが見えたんです。
ヤッター!!
なかなかのみずみずしさで「食べられるぞ!」と気づきました。
さっそく背中のバッグの中から使えそうなプラスチックバッグをとりだして、そこにプリプリしたキクラゲを収穫しました。
雨に濡れるのも気にならずホイホイ収穫をして義母の家に持ち込みました。
義母は「あらら、キクラゲがこんなに!どこからいただいたの?」
「道ばたの空き地の古株に生えていたから貰って来たんです」
「あらま、以前はギンナンを拾ってきていたわね?」
「だれも利用する人がいないで朽ちてしまうだけだから、私たちが食べたほうがいいじゃないですか!」
「ところで、どうやって食べるの?」
「量が大鍋一杯分ありますから、まず下ごしらえしておいて、あとで適当に料理に入れましょう」
ボールに入れて流水でごみをとり除き、硬いイシヅキをナイフでとり除きザーッとお湯で煮ました。
更に荒熱がとれたところで、細かく切り刻んで適当な量をプラスチックバッグにいれて冷凍保存することにしました。
早速、義母とゆでたキクラゲをつまんで食べるとコリコリしていて素晴らしい食感です。
結局このキクラゲ、マカピーの奥さんがどんどん料理に投入したので一週間もしないうちに食べきってしまいました。
そしたら、また雨が降ったのです。
マカピーは「いける!」と直感したのです。
翌朝、マカピーは勇んで春先にキクラゲを収穫した神社の裏手に急行しました。そこはキクラゲが一本の倒木にびっしり生えていただけでなく周囲の草むらにも沢山のキノコが生えていたからです。
今回は条件が整ったと思ったので出かけたのですが、一本もキノコがありませんでした。
「あららら、残念だなあー」
マカピーが同じ条件と思っても、自然界ではそうではないという事ですね。
二匹目のドジョウはまんまと入手できなかったマカピーです。
さらに数日前の古株にも立ち寄ったのですが、干からびたキクラゲが少しあっただけでした。
自然というのはなかなか侮れないですね。
現在では「マイタケ」も「シイタケ」や「シメジ」と同じく栽培出来てどこのスーパーマーケットでもお目にかかることができますが、かつては東北のブナ林に生える天然ものだけだったのです。
ブナの切り株にマイタケがドーンと生育すると、山の民はうれしくってその場で踊りだしたから「マイタケ」と名付けられたと言われています。
ところが、まだ十分大きくなっていないマイタケ見た山人は「よーし、明日あたりに来れば十分大きくなっているだろう」ともくろんで翌日また元の場所に来ると、すっかり誰かに取られてがっかりすることがあったとも。
世の中、何事もタイミングなんですね。
マカピーでした。
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