見なさんな、聞きなさんな、言いなさんな マカピーな日々#0305
マカピーです。
「見ざる聞かざる言わざる」を郷里の言葉(上州弁)で言うとこんな感じになります。
おそらく多くの人が警句として習っていると思いますが、短い文言ですからいったい何を見ちゃいけないのか、聞いちゃいけなのか、そして言っちゃいけないのかがよく分からないですよね。
それがWikipediaにあるように、
『論語』に「非礼勿視、非礼勿聴、非礼勿言、 非礼勿動」(礼にあらざれば視るなかれ、礼にあらざれば聴くなかれ、礼にあらざれば言うなかれ、礼にあらざればおこなうなかれ)という一節があるというと、ああなるほどね、と思えます。
それでも礼節を重んじる中で、その「礼を欠く行動」とは具体的にどんな場面かと考えた時に、さだまさしさんの「関白宣言」の歌詞を思い出しました。
「・・・・・人の陰口言うな聞くな・・・・」
ここですね!
更に、英語では 「NO EVIL」とはっきり悪い事と規定しているので分かりやすいでよね。
つまり、自分がやられて嫌な事は見ない、聞かない、言わない、そしてしないというのが社会生活で大切な事です。
それを勝手な解釈で、「いじめ」があっても見ないふりをする、聞かないふりをする、注意をしない事にとらえたら困ります。
インターネット世代はコミュニケーション障害が多いような事を言う人がいます。
本当にそうなのでしょうか?
マカピーなんか、奥さんから「あなたの言っている事はメンドクサイ、内容がない、オチがない」とこき下ろされてますよ!
自分の発言でどんな反応するかなんて本当は分からないんですよ。
それを「空気を読め」だとか言われてもネエ・・・・・。
そりゃ、オーソリティーのふりをする人からの警告にビビってしまうと、誰だって他人と会話するのが怖くなりますよ。
会話すること自体がストレスに感じてしまう人もいるのですね。
だから、
もっともっと肩ひじ張らずに自然体で話ができたらいいですね。
会話ごとに国語のテストをしているんじゃないんです。
時には言葉で傷つけたり傷つけられたりするものです。
いちいち深く文脈を読み取らなくても
「ああ、そうだね」
って、まるで老人の会話の様ですけど・・・それが人生なんですから。
さだまさしさんの曲に「人生の贈り物」というマカピーの大好きな曲があります。
韓国語と日本語でのデュエットの調べもいいですが、何よりも楊姫銀さんの歌詞に「そうだよね」ってうなずきたくなるのでした。
「人生の贈り物」歌詞
歌:さだまさし 作詞:楊姫銀 作曲:さだまさし
季節の花がこれほど美しいことに
歳を取るまで少しも気づかなかった
美しく老いてゆくことがどれ程に
難しいかということさえ気づかなかった
もしももう一度だけ若さを くれると言われても
おそらく 私はそっと断るだろう
若き日のときめきや迷いをもう一度
繰り返すなんてそれはもう望むものではない
それが人生の秘密
それが人生の贈り物
季節の花や人の生命の短さに
歳を取るまで少しも気づかなかった
人は憎み諍いそして傷つけて
いつか許し愛し合う日が来るのだろう
そして言葉も要らない友に なってゆくのだろう
迷った分だけ 深く慈しみ
並んで座って沈む夕日を一緒に眺めてくれる
友が居れば 他に望むものはない
それが人生の秘密
それが人生の贈り物
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いつか、黙って夕日を眺める友だちが隣にいるようになるまで、日々会話をして鍛錬することが必要ですね(笑)
マカピーでした。
最後までお読みいただき感謝します。今日の夕日はきれいかな?
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