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そうか、その穴だったんだ!マカピーな日々#0649

マカピーです。

マカピー妻が幾度かフォッカチオを焼いてくれ、昨日の作り方が一番納得できて美味しかったのでした。

マカピー妻:「よーし!これでレシピが決まったわ。日本に帰っても、このフォッカチオを焼ける自信ができたわ!」と喜んでいました。

というのも、いろんなレシピがあってどれを採用するのか、それが自分の作り方にフィットするのか、彼女は試行を繰り返していたからでした。

それって、自分のレパートリーに入れる彼女の儀式みたいなものでした。

107.肉屋と飲み屋

マカピー:「ところで、このフォッカチオの穴ぼこはキミの指の跡なの?」

マカピー妻:「そう、そこにオリーブが溜まってこんがり焼けるのよ。ワタシのオリジナルだってわかる証拠よね!」

マカピー:「ナルホド。すごく美味しいよ。ありがとう」

っと、マカピーは感謝の言葉の後に更に続けたかったのですが、それを言うとマカピー妻に叱られそうなので止めたのは、こんな話だったからです。

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インドやネパールを旅していた時に、民家の壁にボコボコと何かくっついているのでした。

近づいて見て分かったのは、それが牛糞で干して燃料に使うための「牛糞ケーキ」だったんですね。

つまり、バケツで牛糞をいろい集めそれに水分を加えてドロドロにして団子を作り、それを壁にギューッと押し付けるのでした。


その後乾燥すると、保存のきく「牛糞ケーキ」になるのです。(形は色々あり、マカピーの言っているのは円盤型です)

ですから、その牛糞ケーキには作った人の手形があるのでした。

ね、フォッカチオを感謝しながらこの話をしたら、マカピーはきっとマカピー妻から「私の作ったフォッカチオを牛糞ケーキと同じにしないで!」と必殺の蹴りが入る事必死だったのです。

最近、成長してきたのか、苦い経験の積み重ねを経て、マカピーはその場の状況を読めるようになったってわけですよ。ハハハハハ

エライ、エライ(自分でマカピーの頭をなでている)

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さて、ネパールで仕事をしていた際、地方のヘルス・ポストを訪問したんです。まあポストと言っても二間しかない小さな事務所で、ちょうどきれいに整っていたので、マカピーはそのことを事務所の人に伝えました!

マカピー:「片付いていて、すっきりしましたね」

事務員:「でしょう!?ほら、牛糞をしっかり壁や床に塗り込んだんですよ!これでとても清潔になりました!」

マカピー:「え、(そっち?)うん、うんキレイ、キレイ・・・」

牛糞を塗り込んで「キレイ」とする感覚とはどういうことかと思ったら、ヒンズー教の影響なのだと思いますが、古来より牛の乳だけでなくその糞には浄化作用があるとしています。

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jals/25/2/25_43/_pdf

(こんな文献もあります)

つまり、彼らは真剣にそれを信じているので西洋的な医療が浸透してきていても、地方ではこうした方法をとっているのでした。

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さすがに首都カトマンズの街中で、牛糞を塗り込んだ医療施設を見たことはありませんし、アフリカではお目にかからない光景ですね。

マカピーでした。

最後までお読みいただき感謝します。どうです、ひとすくい牛糞を玄関に塗ってみますか?


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