雑ナ仕事ヲシテタノ? マカピーな日々#0246
マカピーです。
一時期マカピーは自分の仕事の説明をするのに「雑務一般」と言って笑っていたことがあります。
今考えると、その答え方ってとんでもない事です。
だって自分のやっている仕事を「雑務」つまり雑な仕事ですと言っているようなものだったからです。
(確かに、やる仕事が多岐にわたっていたのですけどね)
自分の仕事を薄っぺらく扱えば、やはりその仕事への愛着だって薄っぺらなものになってしまうという事にマカピーは当時気づかなかったんです。
さて以下はマカピーの空想の話です。
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街角で、工事現場で働く人に何をやってんですかと尋ねたら
「俺かい?しがない日雇い労働さ」と一人が言いました。
もう一人は「ここに日本一の博物館ができるんです。私はそこの建設現場で働いています」と誇らしげに答えてくれました。
さて、10年後に二人はどんな人物になっているでしょうかね?
1番目の人はおそらく同じ仕事をしているでしょう。
2番目の人?こちらは別の仕事をしていると思います。
マカピーはこう考えます。2番目の人は、常に自分の仕事の意味を考えながらその仕事をできるだけ良いものになるよう工夫しながら過ごしていました。
そして彼は自分の関わる建築物に興味を持っていて現場監督にもそのことを尋ねたでしょう。
そして博物館とは何か?彼は疑問に思ったことでしょう。
それまで行ったことのない施設に興味を持ったかもしれません。
仕事が休みの日にアパートでゴロゴロしているのをやめて上野の「東京国立博物館」へ行くことにしたかもしれません。
彼はオドオドしながら初めていった巨大な施設の入場料が、思っていたより安い事に気づいたかもしれません。
今まで見たことも無いような品々や美術品の中に、学校の授業で習ったような品物もあったかもしれません。
説明も丁寧で次々に現れる展示物に眼を奪われる経験は興奮の一言でした。
面白い!
彼は夢中になって博物館をめぐるとすっかり日が暮れていてました。
そして幾度か同じ博物館を訪ねると、今度は近くにある国立科学博物館に挑戦することにしました。
彼は恐竜の骨格標本の大きさに度肝を抜かれたのでした。
スゲー、こんな生き物が生きていた時代があったんだ!
興奮の中で彼はフッと、もっと地球そのものを学びたいと思うようになったかもしれません。
大学で習うのがいいのかも知れませんが、高校も中退してお金がない彼はとりあえずアパートの近くにある図書館へ行って見ることにしました。
初めて利用するのに図書カードを作ると、1回に10冊も無料で本が借りられることに驚きました。
図書館には自習室もあるし、開架書籍以外にも取り寄せて読むこともできるし科学雑誌まで読めるのです。音楽のCDや映画のDVDだってあるんだ。
かれは、「ツタヤやコンビニで立ち読みしなくてもいいんだ!」と叫んだ。
彼の休日の過ごし方が変わると、建設現場の全体に興味ができました。そんなある日、現場の工事進捗状況を確認に来た建築家が自分の近くを通り過ぎる時に「お疲れ様です」と声をかけてくれたのでした。
その瞬間、彼は心に湧き上がるものを感じたのでした・・・・。
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さて、
マカピーも何かに気づいたら、その事を見過ごさずちょっと立ち止まって考えてみると面白い発見があります。
状況によっては「そんなところで、ボケーッとしていないでさっさと仕事を終わらせろ!」という罵声が飛んでくることがあるかも知れませんけど。
そんな時はちょこっとメモに書いておき、家に帰ってから調べてもいいんです。今の世の中、ググって検索すればあっという間にいろいろ分かることがあります。
でも、それで、わかったから行動が起こせるかというとそれは別問題。
せっかく、実際に自分でやってみたいと心に火が付いたと思ったらどうするのでしょうか?
小さくともった心の灯を大きくするのも、何もなかったように消し去るのも自分次第なんですね。
そして毎日のように同じことを繰り返してきた自分に気づくのです。
最後までお読みいただき感謝します。
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