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ガンギ頭ってどういう事? マカピーな日々#0747

マカピーです。
今回連休を利用して新潟県の上越市を訪れたのは、友人がいて是非来いと招待されたからです。

20年来の友達のモコさんとはカンボジアで知り合い、家族ぐるみで仲良くなりました。その後もマカピー達が行く国にモコ母さんを連れて遊びに来てくれるのでした。

それからツジご夫妻(仮名)が上越市の高田に住んでいますが、こちらはモコさんよりも更に5年程前のネパールで知り合いました。

数年前彼らが引退後の生活を上越市に決めたと聞いて「おお、モコさんの住所と同じじゃんか!」と驚いた次第。

「なんで、Youたちはジョウエツへ?」

この疑問は今回の訪問でツジ夫から聞いて明らかになるのですが、
ご夫妻ともに生まれも育ちも東京のバリバリの「江戸っ子」が人混みを避けて終の棲家としてこの地を選んだのは豊かな文化だけでなく、高速道路や北陸新幹線の駅も近くにあったからでした。

ツジ夫妻もマカピー達がヨルダンにいる間に訪ねて来てくれたので4年ぶりの再会でした。
ツジ夫妻も最初は一軒家を希望していたのですが、豪雪地帯ともあって高齢になって雪かきや雪下ろし作業が出来ないと判断してマンションに住まうことにしたそうです。

高田城址公園に近い、残雪の残る妙高山が良く見える部屋で再会の歓談する間もなく「二七(にしち)の朝市がお昼で終わるから一緒に行こう」と外出したのでした。

上越の朝市 | 【公式】上越観光Navi - 歴史と自然に出会うまち、新潟県上越市公式観光情報サイト (joetsukankonavi.jp)

マカピー妻はモコ母子のもとを5年ほど前に訪ねていますがマカピーは上越市が初めて。

今回は大宮から上越新幹線で越後湯沢まで行き、そこから「ほくほく線」で直江津に行ったのは北陸新幹線が混雑するだろうというマカピー妻の予測は見事正解でした。

COVID-19感染拡大した2020年以来、外出制限のない久々のゴールデンウィークですから沢山の観光客が有名な場所を目指したわけで、北陸新幹のの沿道に当たる善光寺の御開帳があり連休前から連日多くの人出でごった返していました。

ですから、4月30日の大宮=越後湯沢間の新幹線自由席はガラーンとしていましたし、5月3日の復路も同様でマカピー妻の情報分析は素晴らしい!

もちろん、時間的には北陸新幹線の上越妙高駅を利用した方が早いですが150パーセントにもなった乗車率でしたから、ゆったり座って財布にも優しい上越線回りでほくほく線もトンネルが多いながら田植えシーズンの山間の様子を見ながら快適な旅でした。


さて、マカピー夫妻とツジ夫妻それにモコを加えた一行は、高田の古い町並みにある朝市に行きましたが、そこには雁木造り(がんぎつくり)と呼ばれるこの地方通りに面した民家の庇をのばした軒先がありました。

マカピーはガンギについての知識はありましたが、実際にその下を歩くのは初めてです。

そこを通って見上げてみると、多くの家では雪下ろしに使う滑り台もその下に保管しているのでした。つまり雁木にあたる土地はそこの民家に属するそうで、個人的なスペースなんです!

だから、ガンギの屋根の構造や形もその下の雪が降ると通路になる床面も統一性がない事が多く、コンクリートで固められていてもバリアフリーではないので歩きにくい段差も多いのでした。

豪雪地帯での雪との戦いは「ガンギ」のある街でも屋根に上って一斉に雪下ろしを行い、そこに除雪車がきれいにするのですがガンギがなければ自宅に出入りできないことになるのでした。

うーん、スゴイ

屋根の上にはステンレス製の梯子が固定されている様子が見て取れますが、2階建ての民家の屋上での作業は相当危険が伴うのが想像できました。

市場で山菜を入荷した後、一行は近くにある武蔵野酒造さんに行きました。ここはお酒のラベルに『スキー正宗』という面白い命名をしたことで有名なメーカーでした。

何故「スキー」なのかというと、ここが日本にスキーを導入したレリヒさんにちなんだ名前なんですね。

「スキー発祥の地」は発祥の地じゃない? 少し寂しい街:朝日新聞デジタル (asahi.com)

ちなみにそこから遠くない場所には日本ワイン発祥の地といわれる「岩の原葡萄園もあるんです。

岩の原葡萄園 (sgn.ne.jp)

ツジ夫はこういう話がとても好きで、地元の市民大学講座も成績優秀で卒業されていました!

清酒製造の様子を説明してもらい小規模ながら面白い酒つくりをしている様子が分かり、麹と酵母の役割の違いなどとても勉強になりました。

さて、桜並木で有名な青田川(関川の支流)に沿って戻るとツジ夫は「こんな小さな川なのにサケが遡上するんですよ」と教えてくれました。

マカピーの隣でモコさんが「ツジ夫さんは何でも知ってるんでビックリです。ワタシなんて地元で生まれて育っているのに何にも知らないんで恥ずかしいくらい」とちょっと寂しそうでしたが、フッと思いついたことがあったらしく、こっそりマカピーに教えてくれました。

モコ:「私の髪の毛って太くて直毛だから、お風呂上りでも菅笠のようにツンツンと張り出しちゃうんですよ」
マカピー:「なるほど、言われて見ればそうだね」
モコ:「だから、子供のころはワタシのあだ名は『ガンギ頭』だったんです」
マカピー:「その事はツジ夫も知らない事だよ!」
モコ:「フフフ」

マカピーでした。
最後までお読みいただき感謝します。スキーマサムネって昔風に左から右に向かって書いてあるのを「私、サマーキス」と読めることに気が付きました!大発見。


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