ディスカバー・東京(深川)で考えた マカピーな日々#0732
マカピーです。
先日の東京散歩は人形町でタイ焼き買い明治座の前の公園通りで食べた後で、墨田川の新大橋を渡ったのには理由がありました。
マカピーが芭蕉の記念館に行きたかったからでした。
一度墨田川観光船に乗船した際に船内の案内に小名木川の合流地点に芭蕉の像があるのが見えたのでその地点まで川沿いに歩くことにしました。
マカピーは「俳句」を読むほどではありませんが、TV番組での『プレバト』は楽しんでます。それは参加者の作品を査定する「夏井いつき」さんの貢献によるものと思います。
初夏を思わせる陽光に照らされて川べりを歩くといくつかの芭蕉の句碑が現れ、かつての芭蕉の住処が近い事を感じさせました。
小名木川を回り込むようにして、芭蕉稲荷神社、そして念願の芭蕉の像のある高台にたどり着いたのでした。
この後、芭蕉記念館へ行くと周辺の芭蕉にちなんだ名所旧跡の案内ビデオを見て驚いたのですが、この像は時間になると回転するんですって!
更に芭蕉記念館(入場料200円)では芭蕉だけでなく近代の俳人の直筆の句を見ることが出来て驚きました。
そうか、夏目漱石ってこんな字を書いていたんだ!って。(親友であった正岡子規の影響もあってか多くの句を読んでいいるそうです)
この後3人は両国へ辿り着くのですが、どうにもお昼に食べたタイ焼き一つでは空腹感がひどくて、この辺りで「ちゃんこ鍋」でも食べて帰ろうというとマカピー妻がどうしても浅草へ行って食べるのだ言って聞かないのです。
時々、髷を結った若いお相撲取りが自転車で通り過ぎる中を、とりあえず浅草雷門にたどり着いたのです。
そうだ、マカピーはここの浅草寺横にある区民会館で結婚式をしたことを思い出した!
当時、お金がなかったから会費制にして、会館最上階にある結婚式場ではなくその階下にある中華レストランでやったんです(笑)
空腹が限界に近づいてきたマカピーが『神谷バー』でも良いかなあ、って提案するとけんもほろろに却下され、次第に暮色が濃くなる中「もうどこでもいいから入ろう!」というマカピーの泣き声を無視して、マカピー妻は浅草演芸ホール周辺を目指すのでした!
おお、『浅草キッド』の世界です!
ここまでくると、道路に張り出した居酒屋が幾件もあり、豊洲市場直結というお店に入りようやく胃の腑が満たされたのでした。
隣のテーブルの中年カップルがいなくなると、次に来たのが白人カップルでマカピー妻が「あなた達、さっきあっちのお店にいたでしょう?」と尋ねると「うん、ちょっと味が良くなくてね」と話をするようになりました。
彼らは北欧のスウェーデン人ですが、女性がちょっと雰囲気が違うのでした。聞けば母親が韓国人だというのです。日本語学校に通っているのである程度の日本語は分かるのですが、メニューが読めない箇所もあり教えたり、今飲んでいるもの食べ物の説明をして親しくなりました。
聞けば彼の方はマカピー長男と同じ年齢です。
いろいろ話をして盛り上がっていると彼がマカピーにそっと、こう言ったのでした。
スウェーデン若者:「さっき、そこのテーブルにいたお客が我々の会話を聞いていて、あっちのテーブルに移ったのを知っている?ボクらは変な連中と思われてるんだね」
マカピー:「いいの、いいの。そう思いたい人はそうすれば。ボクらは美味しく食べて飲んで楽しもう」
マカピーでした。
最後までお読みいただき感謝します。帰宅する電車で、危うく寝過ごすところでした