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英国人で生きるのかな?!マカピーな日々#0580

マカピーです。


マカピーにはラストレーター関係者がいます。

まず、マカピー実弟は30年くらい会社やフリーで活動しています。

その描いたものを小さな時に見て影響を受けたのか?英国の長男もイラストレータになってしまいました。

同じく影響を受けたらしいのがマカピー兄の次女、つまりマカピー姪もイラストレータなのですが、現在は創作活動をしていないようです。

そういえば二人とも修士課程修了してました。

今日、美術の世界も修士や博士資格保持者がゴロゴロしている世の中なんですね。

これは一体どういうことなんでしょう?

医学・科学分野などと違って芸術系の学歴って何か意味がるのかしら?マカピー長男に一度尋ねたことがあったはずです。

マカピー:「あのさ、大学院へ行ってよかったと思うかい?」

マカピー長男:「うーん、どうだろう?確かに技術的理論的な講義もあったけれどね。教授だけでなくクラスメートからも影響を受けたね。だってボクは20人くらいのクラスの中で最年少。そもそも芸術関係で大学卒業直後に入学するところじゃなかったかも。美術の先生とかやっていてサバティカル(長期休暇)をとって来る人が多い状態で、僕の次に若い人は37歳だったんだ!」

どうやら、マカピー遺伝子のなせる業なのか、あまり深く考えて行動しているようには思えませんでした。

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移民問題があり条件の厳しい英国では学生資格が喪失すると、滞在査証が失効し日本に帰国したマカピー長男は、自宅で創作活動をしていました。

実は彼は帰国するつもりなんて、サラサラなかったんです。そもそも彼にとって出生地はフィリピンのマニラだし、親の都合で転勤族だったから、日本は休暇に行くところで、優しいジジババのいるところだったのでしょう。

だから同棲していた彼女と英国にいて仕事を見つけと思ったのですが、滞在許可には10年以上の滞在や同棲などの事実婚が3年以上あったことが証明される必要があったのでした。

英国入国管理事務所(Ministory of Home)では彼の英国滞在が詳細に記録されていて13歳から中学、高校、大学、大学院と優に10年以上の滞在があると思ったら、しっかりと国外に旅行したりマカピーのところに呼び寄せたりした期間が引かれていて10年に満たなかったのです。アララ

英国には長期間にわたって相当な費用を投下したのに、条件がどんどん厳しくなってしまったのはEU加盟国からの学生が大量に流れ込んできたからだと言われています。

その英国が今度は「EU離脱」って、タイミングが悪かったのかなあ?!

同棲生活も大学卒業前から大学院を併せても3年に満たなかったのは彼の大学院が1年だけだったからです(スポンサーのマカピーの財政難)アララ

ともかく、英国もしっかり入国管理では目を光らせてるってことです!

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英国の友人の会社の社員になる事で話を進めていたのですが、そちらの状況が進展しないので、しびれを切らした長男の恋人は長男を追って日本に来て、婚約したのでした。

それからが大変だったそうです。

つまり事実婚時代も含めた各種の友人や学校での記録等を証明するために弁護士を通じて申請して、ようやく結婚査証を取り付けたのでした。

ようやく渡航ができ、英国のブライトンに戻って結婚式を挙げるというので招待を受けたマカピー夫婦はベトナムから、次男はカナダのバンクーバーから、三男はドイツのブレーメンから集合したのでした。

雨降りの市役所のホールに集まった関係者の前に新郎新婦が進み出て市役所職員が結婚を宣言してオシマイ。

おお、何とシンプルなんだ!

近くの小シアターをもつパブが宴会場で、手作りの披露宴が行われました。

そこには、懐かしいマカピー長男のネパールの英国学校(小学生)時代のクラスメート、その時の担任夫妻が来ていました。彼らはマカピー長男の身元引受人になってもらったんです。(14歳までは法的にだれか地元に保証人がいないといけなかったんです)

それから寄宿学校時代にマカピー長男にご飯を食べさせてくれたクラスメートとそのご両親から「気持ちいいくらい沢山食べたよ」と聞かされた時は感謝の言葉よりも、マカピー長男がこうして沢山の人に支えられて来た事実に改めて気づかされて、涙が止らず言葉になりませんでした。

手作りパーティーでの挨拶が終わると、それ以上飲みたい人はキャッシュ・バーで現金を払いながらビールを飲み、外ではタバコをふかす新婦の同僚は近くのコンビニで買ってきたポテチの袋を開けて食べてました!

おお、結婚式って、こんなんでいいんだよなあ!

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次第に持ち込みやバーのビールでどんちゃん騒ぎが始まり、地下シアターがディスコ会場となりになっていたので新婦の母親は、ワインボトルを片手にマカピー次男三男と踊りまくっていたそうです!!

マカピー夫婦は11時ころに宿に引き上げたのですが、結局お開きになったのは朝の3時ころでした。

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そうか、あれからもう5年もたつのかしら?

スマホに新生児Naomiの動画を送ってくるマカピー長男は英国人として生きているんだなあって感じました。

マカピーでした。
最後までお読みいただき感謝します。イシグロさんの作風は好きじゃない?

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