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すごい「ハロー」マカピーな日々#0187

マカピーです。

アフリカのザンビアで出会った光景です。


マカピーは仕事で小さなラボの建設を発注したのでその現場にいました。

請け負った建設会社は中国資本だったので現場監督は中国人でその下で働く人たちがザンビア人でした。

ザンビアは公用語が英語です。かつての国名「北ローデシア」時代は実質英国支配だったからです。(アフリカの国って植民地支配されたので旧宗主国の言語が公用語の国が多いのです)

その他にベンバ、トンガ、ニャンジャなどの民族ごとの言語があり、国民であっても民族間では共通語として英語を話します。インドなども多民族国家ですから英語を共通語としていますね。

だからどんな田舎に行っても、普通にみなさん英語を話すのです!

仕事場でも会議は英語ですが同じ部族の職員がニャンジャ語で話していてもベンバ語の人が来れば、直ぐに英語に切り替えて話ができます。

正直マカピーはスゴイ!と思いました。

ところで中国人現場監督ですが、しきりと大声で指示を出しているのでマカピーがその指示を聞いて驚きました。

なんと彼はすべての指示を「ハロー」(Hello)だけでやり通していたのです。

見ていると、マカピーにも彼のエイゴの意味が次第にわかってきました。

つまり、

「こっちにきてくれ」の意味での「ハロー」

「あそこの・・・」の意味での「ハロー」

「・・・道具」の意味での「ハロー」

「・・・で穴を掘る」の意味での「ハロー」

「分かったか?」の意味での「ハロー?」

もちろん、手ぶり身振りのジェスチャーは入りますけど。


マカピーはこんな強力な英語単語を聞いたことがありませんでした。

これで人を扱う仕事ができる中国人監督の力量はすごいと思いました。

マカピーだったら通訳をつけていた場面で、これでもやれるものだと分かり恥ずかしいと感じました。

一方、首都ルサカの国際空港や南アのヨハネスブルクの乗り継ぎにも中国人労働者らしき人の群れであふれかえっていて空港職員と意思が通じないのでトラブルが多かったのです。

日本人のマカピーも中国人と勘違いされ乗り継ぎのカウンターで空港職員から邪険に扱われたこともありました。

空港発着ロビーで「俺の乗るフライトはどれだ?」的な中国人乗客からのアプローチはしょっちゅうです。

かつては黄色人種で世界中の観光地にいるのは大概「日本人」と相場が決まっていたので「コンニチワ!」といわれたのですが今は完全に「ニーハオ」です!

声を掛けられても「ゴメン、中国人じゃないんだ」と言わなくてはいけないことの多い事!

時代が変わったのです。

それでも、中国語会話が世界に浸透するまでには時間がかかるようで、どうやらあの現場監督でも「ハロー」だけでは切り抜けられない関門はまだ沢山あるようです。

やっぱり、最低の英語力は必要ですよね。

マカピーでした。

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