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ヒンケツって言われた。 マカピーな日々#0083

マカピーです。

相変わらずの雨模様のなかスーパーマーケットに買い物リストを渡されて行ってきました。するとショッピングモールの一角で献血カーが来ていたのです。

マカピーは高校生の頃からちょこちょこ献血をしています。おそらく50回くらいでしょうか?

東京の新宿西口とか池袋とかでも、ちょっと時間があれば献血していました。献血がマカピーの趣味でもなく、まあいいんじゃないのってな感じ。


ところが今日の献血では1時間も手続きにかかって、ようやく献血車内部に入って最後の指先からの予備検査で「貧血ですから採決できません。ご苦労様でした」と帰されてしまったのです。ショック。

受付近くにいた問診するお医者さんにそのことを告げると「女性は月経とかあるので貧血で採決できないケースは珍しくないですが、男性では珍しいですね」と言われました。

「なにか病気をされたとか、運動しているとかありますか?」「毎日4kmほど散歩して、昼食を抜いています」「それはよくないですね。一日3食食べてください」「でもお昼ごはん食べると眠くなっちゃうんで、食べないのが体調にいいんですけど」「でも貧血になってしまっては元も子もないでしょう」「そりゃあそうですね」

マカピーのように海外生活が長いと、まず問診で引っかかることもあります。帰国3か月以上経過していないと断られたこともあります。「あのですね。夜遊びとか全くしていないんですけど」「・・・・・」あまり強引に採血させても廃棄されるのがオチですから引き下がることになります。

確かにエイズの可能性がある場合、初期では血液検査で判定できないこともあるそうです。それにしても問診の長さはびっくりするほど長くなりました。以前はあまりにも無防備だったと言えばそうなのかもね。

「1年以内に1か月以上滞在した国は?」「半年前に1年ほどヨルダンにいました」「じゃあちょっと確認しますね」とファイルからヨルダンを探し出して地域で流行する病気の一覧を確認して「マラリアがあるようですが、OKですね」

問診は別の場所にある覆いのあるタッチパネルでの質問に変わります。どの問いに「はい」をしたのかしゅういの人に見られないように次々と問いが出てきます。

これが終わると医者からの問診そして集団採血のバスに行くのですが、その外でも待ち、結局全行程で2時間近くかかりました。採血センターの方が楽のように思えました。

今は夏ですから、脱水症状とならないように500mlのPETボトルのスポーツドリンクが渡されます。マカピーはのどが渇いていたのと待ち時間が長いので飲み切ってしまい、係の人に空ボトルを捨ててもらいました。

すると同じ係の人が「では、こちらの新しいボトルをお持ちください」というのです。「いえ、もういいです」「採血している看護師さんがボトルを持っていないとダメだっていうんですよ」「え?そうなの。じゃあ貰っておきます」

実際に車内での検査の前に「はい、今日は朝ご飯は召し上がりましたか?」と問いかけしながら「水もちゃんと飲んでますか?おやボトルを開けてませんね」と目ざとく見つけられたので「これ2本目です」

マカピーは今日の献血で思いました。なんだか、流れ作業でやってくれているのは問題ないのですが、どこかしゃくし定規というのか、ぎくしゃくしているような感じがしました。

ネパールでのことを思い出しました。米国人医師がピースコー(平和部隊)を送り込む事前調査で山奥の村に来て住民の健康状態を調査しました。そうしたらあるじいちゃんの検便から、彼が見たことのないほどの大量の寄生虫やその卵が見つかったのだそうです。

医者はじっちゃんに「イヤー大変でしたね。すぐに虫下しを飲んでください」ところがじいちゃんは「おいらの腹は全然問題ない」「ほらリストを見てください。あなたのお腹の中はこんなに沢山の種類の寄生虫だらけなんですよ!」「おらの腹は痛くねえ。痛いのは肩の方だからそっちの薬をくれい」「え・・・・・・・」

私たちはどんな医療を望んでいるのでしょうか?そしてそれは私たちを幸せにしてくれていますか?

さて、夕食に肉やニラレバ炒めでも食べようかしら?

マカピーでした。


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