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リープ・フロッグするアフリカ大陸 マカピーな日々#0540

マカピーです。

南アフリカ共和国のダーバンにいるのですが、南アに来て飲食や買い物をする事で生活レベルを考えると、ほぼ日本と同じような感じなんです。

むしろ国際空港に近い、高級感のあるリゾート地の中心となるGatewayとかになると、古い市街地のあるかつてのダーバンの中心地よりも安全性も高くお金持ちがワンサカいますし、プレトリアにもセレブな人たちが集まる商業地区になっていました!

高級なドイツ車やフェラーリでうろついている人もいるし、レストラン街も若者もそして富裕高齢者夫妻と思われるカップルがリゾートライフを楽しんでいるという感じで、マカピーは自分が今どこにいるのか?って思い出す必要がある事がしばしばあります。

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中田敦彦さんのYouTube大学などでも「これからの成長はインドとアフリカ」と言われているそのアフリカでBRICS、そしてG20のアフリカ唯一のメンバー国の南アは、まさしくアフリカ大陸のリーダーでしょう。

日本とは少子高齢化社会となっていますが、逆にアフリカ諸国は人口増加で「人口ボーナス」と呼ばれる人口増加だけで経済効果が増すことが期待されています。

しかも今後世界で誕生する子供の実に「3分の1がアフリカ大陸で生まれる」としたら、世界の経済動向が大きく変わるのは必至でそこに先端技術が加わることでリープ・フロッグ(一発逆転の蛙飛び)の可能性が広がります。

既にインフラが整備されている日本やヨーロッパに比べて、中国がスマホのQRコード決済などが急速に発達したのは既存の銀行や自国貨幣の信用のなさがあったのを一気に解消していったからで、アフリカ大陸でも同じことが起きているでしょう。

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金融を含めたインフラ整備に莫大な資金投入が必要だった時代から、イーロン・マスク氏(南アのプレトリア出身)のスペースX社が仕掛けるスターリンクなどで世界は高速通信が加速し5Gの恩恵はどこでも可能になるでしょう。

つまり、途上国はこれまで自前でやっていた全国を網羅するインフラ整備が必要なくなるので、国の財政にとってもありがたいことになります。

それでものすごい数の子供たちに教育を施すことで将来の消費者層が見込めるわけですが、既に質の高い教育と人材育成に政府は財政をさいています。

マカピーが仕事で関わる大学も学生数が急増しているので、宿舎建設が進んでいます。

今回マカピー自身が長期滞在用の家探しをしながら、ホテル暮らしをしましたがこのコロナ禍で旅行者の数が見込めなくなったゲストハウスなどがその業態を変えて、学生向けのフラットになったりしているケースが幾件かありました。

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つまり、「ホテル業をするのよりも、政府の住居支援費が期待できる学生向け宿舎の方が安定した収入が見込めるからだ」と地元民の意見。

そして、この流れはコロナ禍が収まっても戻る事はないでしょう。

マカピーは以前に貧富の差と教育の差について投稿しました。

商店を襲撃して商品を奪った人たちの多くは、その周辺のタウンシップと呼ばれる、低所得者層の住むかつての人種隔離政策(アパルトヘイト)時代の住居地や、違法住居に住む人でしした。

そんな場所に住む、次世代を担う子供たちが書籍にアクセスする事はそもそも困難ですし、日本の様に無料配布する教科書を印刷する事が国の財政を圧迫する事になります。

そこで中古でもいいからタブレットやスマホを子供に配布して、それを通じてアクセスできる電子書籍などのコンテンツがあれば簡単に必要な情報を得ることが出るのです。

実際に各地でその活動を推進するNGOも複数存在するそうです。

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マカピーがザンビアにいた10年以上も前でも、アルバイトに精を出していて殆ど教壇に立たない教師が多かったので教育の質の低下が叫ばれていました。

しかも、学校での飲酒など問題で学校施設内での教育の現場が崩壊しかかっていた例を知っています。

通学するよりもPCやタブレットで学んだ方が質の高い教育を受けることができると言われていたほどで、比較するとインタネットで学んだ生徒の成績が良かったという比較も伝えられていました。

そして通信会社などがそのバーチャルクラスルームのコンテンツ作成を手掛けていました。

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確かに教科書も必要なケースもあるでしょうけど、それも過渡的に使われる程度で、今後は殆どの物は電子書籍にアクセスできれば済みますし、質問にも回答可能なインタラクティブなコンテンツ作りが出来ればいいわけです。

しかも均一な質の授業をオンデマンドで供給でき、更にテストをするなどで進捗状況も管理できれば、無能な教師に支払う給与や年金も削減できます。

日本でも大前研一さんが主宰するBBT大学などでも、試験問題でズルが出来ないシステムもあるそうです。

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昨今話題になっているビットコインなどの仮想通過を支えているブロックチェーン技術を利用すれば、絶対解けない暗号処理が出来てしまうので公文書作成も証明書なども役所に行かなくてよくなる時代の到来がすぐそこまで来ています。

人口が急速に伸びるアフリカ諸国は間違いなくこうした技術を導入して一気に優秀な人材を育成して、現在の先進国の立場が逆転する可能性があるリープ・フロッグはそこまで来ています!

マカピーでした。

最後までお読みいただき感謝します。日本にもリープ・フロッグのチャンスはあるのかな?




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