夜はチョンガー料理で!マカピーな日々#0548
マカピーです。
エルダとリチャードの家の離れに住み始め、自炊が本格化しました。
といっても朝食はグラノラにヨーグルトと牛乳だけですし、昼食はリンゴくらいしか食べないので、基本的に料理は夕食だけです。
スーパーに行けば米は売っていますから、日本から海外仕様(電圧220V)の炊飯器も持ち込んでいたので、ようやく活躍再開です。
それ程、味に凝らないマカピーは、炊飯器が無くても鍋でもご飯を焚けますがやっぱり炊飯器は偉大です。選択ボタン一発で玄米だって炊けちゃうんだから!
さすがに料理はマカピー妻のような洗練された美味しさは期待できません。(今更ながらその偉大さに気付かされる、単身赴任生活です!)
それでも、スーパーに行けば、日本と、同じで野菜がカットされたものもあるしサラダができるミックスタイプもドレッシングをかければすぐ食べることができるのです。(素晴らしい!)
先日は豚肉を買って来て骨を外しながら思いついたのが「これでダシが取れる」と考えたのでジャガイモ、ニンジン、玉ねぎ、と一緒に煮込み日本から持ってきた麺つゆの元で味を調整しました。
ほーら「ポトフ風」になるでしょう?
ところが、少ない量を料理するのは難しいものです。
ついつい一人で食べきれない量を作ってしまい、翌日も同じ献立となるいわゆる「チョンガー飯」という事になります。
そういえば「チョンガー」って朝鮮語で、独身という意味なんですけど、マカピーは子どもの頃からなじみ深い単語だと思ったら10歳ほど若い女性から「マカピーさん、チョンガーって何ですか?」と問いただされた時は逆に驚きました。
そうか、「チョンガー」という単語は絶滅危惧種だったのでした。
かつて海外生活で独身者は、そこがフィリピンのマニラであれば自らを「マニラ・チョンガー」って表現していました。
つまり単身赴任できている事が分かりました(もちろん、既婚者でないこともありますが)もっともフィリピンでは日本料理が出来るメイドさんを雇用している人もいましたけど。
そうです、南アに来てマカピーはれっきとした「ダーバン・チョンガー」をやってるんです!
家事は、洗濯機を使わせてもらえるのでガレージに行き自分で洗濯し、それを干して取り込んだ後、ワイシャツにアイロンをかける事もします。
大家のエルダが来て「必要なものがあったら言ってちょうだい」と言われていますがそれほど凝ったものを料理するわけではありませんし食器も今あるだけで十分です。
洗濯する交替用シーツやタオル類も準備されているので特に不満はありません。現在土日のアルコール販売がないのですが、平日に数本ワインを買ってあるのでそれを飲みながら、専用のルーターでのWi-Fi接続でPCのYouTube動画やNetflixを見ながら過ごすことも出来ます。
そんな生活ですが週末にスーパーに行った際に、あの鍋に余った煮物を思い出し脳裏に閃きました、「そうだカレーにしよう!」
ここにはおなじみの箱入りのカレールーのブロックはありませんが、インド系住民が南アで一番多いダーバンですから、豊富なカレー系香辛料があり棚にビッシリと置いてあります。
スーパーのお惣菜コーナーには必ずカレーが数種類あって、出来合いのそれを買ってくることも出来ます。
インド食材専門店に行けば、店内の真ん中にインド系女性が数十種類の香辛料が並べられた円陣の中心にいて、客の注文に応じて「千手観音の様に」オリジナルブレンドを量り売りして行くのを見たこともあります!
で、マカピーは棚からカレー粉らしきものが入った容器を手に取りました。そこには「中辛」らしくMedium Curryとありました、これだ!
隣にあるHot Curryというのには目もくれず買って帰り、電熱線レンジのまえで野菜煮込みをカレーに変身させるべく取り掛かったのです。
ところが容器のふたを開けてさっそく疑問がわきました。
「このカレー粉ってどれだけ入れればいいの?」
日本のカレールーのブロックなら3つくらいかな的な量だったのですがこのサラサラの粉だったらどうすべきなのか?
別にトロミがつかなくてもいいんだけど、分からない。
指でかき落としながら、まあこんなものかな?
イヤ、もうちょっとだろう・・・。(入れすぎたかな?)
今回はハンバーグステーキ4枚入りも買ってきたので、それを1枚焼いた上に目玉焼きを乗せてマンゴチャツネソースで美味しくできました。
マカピーよ、ほら、やればできるじゃないか!偉いぞ!
さあ、いよいよご飯に例のカレーをかけて食べることになりました。
一口食べて「ん、ちょっと辛いかな?」
と思ったのですが、次の瞬間ドッと頭から汗が滝のように流れ出し、あわててタオルで押さえました!
ダメだ、辛すぎる!
中和作用を期待したご飯がなくなり今晩の試合はここで中止!
言わずもがなで、試合再開は明晩に持ち越されることになったのでした!
でもカレー味はつけましたが、結局同じ材料で3晩も食べると飽きるのでした!ヤレヤレ。
マカピーでした。
最後までお読みいただき感謝します。チョンガー料理の実態です!
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