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冬の鳥はひもじかろう マカピーな日々#0266

マカピーです。

冬空の寒い日に庭のサクラとカエデの枯れ枝に餌を探す小鳥がいました。

メジロ、ホオジロやヒヨドリ、スズメです。

冬は食べ物が激減するので彼らにとって餓死の恐れがある危険な季節です。

マカピーが学生のころ米国のアイオワ州で一年間酪農実習していた時の事です。80年ぶりの大寒波とか言われて喜んでいいのか分かりませんでしたが、ともかく寒かったです。

マカピーは北海道中標津で酪農のアルバイトをしたことがあったのですがそれも夏だったので、うかつにも米国でもセントラルヒーティングのある家から搾乳や牛の管理でマイナス30度にもなる戸外に出ての作業を考えていませんでした。

まばたきするごとにピタピタとまぶたがはりつく(凍る)たり鼻の下に水蒸気が凍ってツララができる経験というのは貴重なもの?でした。

ウズベキスタンのタシケントでもマイナス20度くらいでしたけど、あそこも天然ガスによる暖房施設があり家の中は快適でした。

アイオワでは水分が個体とならずに一気に気体となるので発生するダイアモンドダスト現象というのを見た時は「おお、キラキラしてすごいなあ」と寒さを一瞬忘れました。

アイオワをはじめとする中西部と呼ばれる北アメリカ大陸の中央部は海洋の影響を受けないのでそれほど雨量が多くない地域です。冬場もそれほど雪がないのですが風が強いので「吹き溜まり」(スノードリフト)ができます。

スノードリフトは平原のわずかに積もった雪を特定の個所に押し寄せるのですが風向きによって変化します。

ピックアップトラックにスコップを積んでゆきますが、道路が一晩でスノードリフトで封鎖されるとかなり幅広い溜まりでは抜け出せなくなり近所の農家からトラクターを出してもらい引き出す始末でした。

通常の冬場はキジや野鳥の猟を楽しむはずでしたが、その年の冬は案外雪も多く農地に残ったトウモロコシや大豆を掻き出せない野鳥も多く飢餓が心配されました。

マカピーのお世話になった農場のロブも「来年狩りができないと困るから」と時々牛の濃厚飼料のバケツを持って、野鳥のいそうな茂み近くに撒いていました。


今にも雪の降りそうな空を見上げて、アイオワでの事を思い出し庭に来る小鳥たちの餌場を作ることにしました。

洗口液(マウスウオッシュ)のボトルを加工して割りばしの止まり木をさして、中に玄米を入れて桜の木の枝にぶら下げてみました。

でも、小鳥たちが来た様子もありません。

今朝も近くのフェンスに来ていてもフィーダーに近寄ろうとしません。

マカピーの奥さんからは「小鳥たちが沢山来るようになったら洗濯物がその糞で汚れるからやめてちょうだい!」と言われましたが「だってお腹減ってかわいそうじゃない」と許しを乞うのでした。

マカピーはインターネットで作り方を調べた際には、多くはPETボトルを加工していました。マウスウオッシュのニオイがきつかったかしら?などと今日も様子を見ているのでした。

まあ、そのうちに来るでしょう!

マカピーでした。

最後までお読みいただき感謝します。明日もマカピー的史観をお届けしますのでお楽しみに!




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