見出し画像

切り札がなくても諦めない人生 マカピーな日々#0374

マカピーです。

先日ちきりんさんのお話(Voicy)では、彼女が見たインドで見た光景について語ってました。


制服姿の女の子二人がアイスクリームを食べる絵になる様子とその二人の乗るリキシャ(力車)のペダルを上半身裸で懸命に漕ぐ同年代の少年の対比に唖然とした事を紹介していたのです。

その話を聞きながら、何故かしらマカピーは田舎で幼友達と二人で借りてきたビデオの映画『キリングフィールド』を観て感動で涙を流した事に記憶が飛んだのです。

ちきりんさんと同じような「理不尽」ともいえる、大きな時代のうねりの中で翻弄された沢山の人々の事が思い出されたからです。

そうです、実際この世に生を受けた場所だけで将来が決まってしまうのを見てきました。

カンボジアでは自分の母親の葬儀の代金を払う為に、自分を25ドルで売った少年の事も忘れられません、負のスパイラルから逃れられない人生を送っている人は沢山います。

マカピーには日本に生まれた人と紛争国で生まれた人が、同じ人生を歩めると思いません。

もちろん日本でだって苦難の道を歩む人生がありますが、前提条件があまりに違うという事なんです。

「悪い星の下に生まれたんだ」

実のところ、往々にして人の人生が生まれた場所で決まっちゃうからちきりんさんも同じことを感じたそうですが、それで終わりではありません。

「彼らと自分の違いって何なのか?生まれた国が違っただけ?」

それでも生きるのです。

自分の持ち札の中に、切り札が無くても必ずチャンスが回ってくることを信じて。

画像2

マカピーもインドをバックパッカーで旅していた頃、カルカッタの歩道に各種の乞食をよく見ました。

そのうちに慣れるだろうと思ったのは間違いで、マカピーは日本ではついぞお目にかかったことの無いその様子に眼が釘付けになってしまいました。

フィラリア症(象皮病)で胴体よりも太くなった脚を投げ出して座っている人、レプラ(ハンセン氏病)で指のない手を差し出す人、ひどい口蓋裂の女性、肩から未成熟のもう一本の腕が出ている男性・・・これでもかというほど見ていたのですが、幾日も滞在していると彼らが毎日同じ位置にいることに気づきました。

しかも、その中で重度の脳性麻痺の心身障害者もいて、敷かれた布の上から全く移動できないのに毎日ここにいるのです。

彼らをこのショバで営業させ、彼らを食べさせている人がいることが分かってきてきました。ビジネスが成り立って、どうにか生きているんです。

画像1

これはチャンスをものにした話とは違いますがもう一つ紹介したいのはマカピーの大好きな映画『LION/ライオン ~25年目のただいま~』です。

幼いころ兄とはぐれてしまい列車でカルカッタに来てしまい、生地に戻ることもできずオーストラリアへ養子として引き取られた男の子の実話です。

主人公はアクシデントで迷子になりましたが、世の中には似たようなケースが沢山あり不幸にして死んでしまったり、乞食になった子供もいるはずです。

この映画を観ると主人公に巡ってくるピンチに手に汗握る思いですがそれを可能にしたものは何だったのでしょう?

分かる事は、幼い彼にはその判断が正しいのかさえも分からないけれど、時には危険を感じて逃げ、時には受け入れて生きた事実です。


「過去は変えられないけれど、自分と未来は変えられる」

だからこそ、しっかり人生を楽しみたいです。

マカピーでした。

最後までお読みいただき感謝します。ひたすら生きましょう。





もしもサポートいただければとても嬉しいです。そのサポートは感謝のバトンタッチとして使わせていただきます!