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またその夢か?マカピーな日々#0182

マカピーです。

コロナ禍で出かけることが少なかったのですが、久々に東京の母校でクラスメートと会いました。

すっかり様変わりしてしまったキャンパスには往時の面影が少なかったのですが、昼食後ベンチ並んで座りジュースを飲みながら彼がこういうのです。

「いつの事だったか、毎晩のように同じ夢を見るんだよ。それがどうしても単位が足らなくて卒業できないという夢なんだ」

「なんだそりゃ?」

「うん、卒業近いというのに、補講や追試がなくて単位が足らないから卒業できない、どうすんだよ!就職が決まっているのにマズいぞ!ってドキドキするんだ。なんでこの年になって毎晩同じ夢を見るのか不思議だった」

「で、実際ははどうだったんだい?」

「いや、本当は単位は十分で卒業に困ることはなかったんだけどね、何でだろう?」

彼はいつも酔っぱらって奇行が目立った変な奴だと記憶していたのだけど、今回彼から聞いて非常に優秀な学生だったことを知りました。卒業生の中で一番優秀な卒論を書いたと学校側から表彰されたのだそうです。

それで「へー、そうだったんだ。僕は面倒になって卒業式に出なかったんだ。だから君がそんな賞をもらったなんて全然知らなかった。ゴメン」

「それで副賞として時計や記念品を貰ったんだ。でもその晩の祝賀会で飲んで大騒ぎしたら残っていたのは賞状だけだったけど。(笑)」

「あらら、もったいなかったね。それでもスゴイ成績だったんだね。今更ながらおめでとう」

「いやいや、ありがとう。ここにきて話したら自分でも今思い出したんだ」

と会話をしてマカピーは肝心なことを思い出だした。

「どうしてさっき卒業当時の事を覚えていないのか分かったよ」

「うん?」

「僕は一年休学して米国に実習に行っていたから、君と一緒に卒業してなかったんだよ!」

「ああ、そうだったなあ。その事をすっかり忘れていたよ(笑)」

なんともおバカな二人でした。

マカピーでした。

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