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繋がる事が良いことでありますように!マカピーな日々#0617

マカピーです。

中国の鉄道がラオスを縦貫し全線開通したとのニュースを目にしました。

これまで、ラオスは平地が限られていて、ほとんどが山岳地形で物流が制限されていたから、この鉄道の開通で大きな変化があるでしょう。

しかもラオスにはタイ側から引かれた鉄道駅があるだけで、実際の鉄道運営はしていなかったのですが、いきなりそこに鉄道がつながる事でタイのバンコクどころか、その先のマレーシアを抜けてシンガポールまでの鉄道がつながる意味を持ちます。

いつか韓国の釜山から朝鮮半島を北上して中国の北京から雲南省そして今回の中国ラオス鉄道でビエンチャン、そしてバンコク、クアラルンプール、シンガポールまで行ける特別列車の旅ができたらすごいですね!

マカピーは鉄道の事をあまり知りません。

かつて就航していた鉄道連絡船だった青函連絡船にも乗り損ねてしまい、列車がそのまま船に収まるダイナミックな風景を見たことがありませんでした。

マカピー妻がデンマークなどで鉄道列車がフェリーに乗る話などを聞くと楽しそうだなあって、いつか経験したいとチャンス到来を願っているのでした。

ところが、戦前の日本は下関から韓国(当時は日本に併合)の釜山へゆく連絡船があったんですね。

つまり、日本から鉄道に乗って朝鮮半島を抜け、満州そしてシベリア鉄道でモスクワそしてヨーロッパがつながる夢のような世界があったんですね。

不幸な戦争があり、自動車の発達と飛行機による長距離旅行時間の短縮の前に鉄道は衰退するかに見えましたが、大都市での大量移送の手段としても各国で地下鉄や高架線鉄道建設が進んでいます。

特に中国は今回の「中国ラオス鉄道」のように各国で事業を展開しています。それには高い技術力が求められますしトンネルの掘削技術や橋梁建設技術の進歩などがあったとは思いますが、なんといっても国家事業推進への強い指導力があって実現したものだと思います。

おそらくラオス一国ではこの事業はできなかったはずですから。

ご存じの方も多いかと思いますが、あまり仲の良くない中国とベトナムは鉄道でつながっています。

更にベトナムでは南部のホーチミン市まで鉄道で行く事ができますがそこからカンボジアを回るルートがありません。

まさしくそこがミッシング・リンク(途切れた環)だったのです。

カンボジア側ではベトナム国境へ進む国道1号線に近年メコン川をわたるニャックルーン地点に日本の援助でツバサ橋ができましたが、当然車両のみで鉄道を想定しいませんでした。


それまでのフェリーでの渡渉に比べれば飛躍的に交通量が増し物流量が増えました。周辺は季節的に洪水で水没する地域ですから、そうした巨大橋梁建設には高度な技術が要求され鉄道建設となると更にハードルが高くなることはマカピーにも容易に想像出来ました。

おそらくこのミッシングリンクがつながる事はないのかもしれません。

カンボジアの首都プノンペンはかつてはタイの首都バンコクまで鉄道でつながっていましたが、カンボジアの内戦で鉄道はタイ側のアランヤプラテートで途切れてしまいました。

カンボジア側のポイペトからバッタンバンを抜けるレールも持ち去られたりして、長い間使えませんでしたが数年前に補修が進み、タイ側からの車両も導入されるなど国際列車運行復活の準備が進められていました。

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マカピーはシンガポールからクアラルンプール、バタワース(ペナン)、バンコクへゆく国際列車に乗ったことを思い出しました。

つなげる思いがあり、沢山の人の努力で建設された鉄道が不幸にもカンボジアのように戦乱に巻き込まれ途絶えてしまうことがあります。

また今回の「中国ラオス鉄道」のように100年の念願がかなう新線誕生になるケースもあります。

いろいろな批判もありますが、せっかく繋がったご縁を大切にしてもらいたいなあって心から願うのでした。

マカピーでした。

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