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マカピーな日々 #0040 デジャヴュ

マカピーです。

マカピーは初めて来た土地なのに、「あれ?ここ来たことあるよ」って思う事が度々あります。

もしかしたら、雑誌か写真集で見ていたのかも知れませんし、はたまた前世の記憶が残っている可能性だってあるかも知れません。

そうした既視感で印象に残ったのが友人の言葉です。彼はネパールのジョムソン(アンナプルナの裏側)という場所に行ったときの草木も生えていない荒涼とした風景を見たときに「ああ、ここが自分の魂の帰ってくる場所なんだ」と確信したというのです。

また別の知人はアフリカのエチオピアで大地溝帯の雄大なリフトバレーを眺望した時に「あの光景を見たときに、それまでの自分の悩みがバカバカしいほどちっぽけに思えたんだ。自分を救ってくれた風景だよ」

アフリカのサバンナの夕日の中をひたすら車で走っていると地平線が見えて湧きあがった雲からカーテンのように雨が降っているのが見えました。すると隣にいた普段は無口なK医師が「僕はこの景色を見たかったんです。まさしく幾年も夢に見ていた光景なんですよ。すごいなあー。アフリカに来たんですよね、ボク」期せずしてマカピーは彼のデジャヴュに付き合ってしまったケースです。

よく夢に見た事がデジャヴュであり、いつか現実として目の前に再現されるなどと言われますが、マカピーはある国で古い建物を案内してもらった時に次の部屋に何があるのか分かっていたことがあります。その時は特に興奮するわけではなく「ああ、やっぱりそこだったんだ」という確認ができてよかったというような感覚でした。不思議だなあ。

話は少し変わります。

マカピーがフィリピンの国際空港で日本から仕事関係者が来るのを待っていたら、高校時代のクラスメートが出てきたのでびっくりしました。

彼も「なんで、お前がこんなところにいるんだ?」「それはこっちのセリフだ。俺は仕事で出迎え。お前は何しに来たんだ?」「ああ、仕事場の慰安旅行」「フーンそうか。おっと、こっちの客人が来たよ。じゃあ元気でな」「うん、がんばれよ」

ザンビアの首都ルサカでインターネットの具合が悪いのでプロバイダーのところへ行きました。ちょうど息子が英国から遊びに来ていたので一緒に付き合ってもらいました。

車がプロバイダーのあるホテルの入り口で停車すると、息子も外に出たのですが、降りたその場にいた若いアフリカの女性と話し始めたのでした。マカピーの用事が済んでから、彼に尋ねました。「さっきの女の子は誰なの?」「ああ、知り合い」「ザンビアに知り合いがいるの?」「いや、彼女は南アフリカ人でルサカに遊びに来ているんだ」「それで?」「彼女は英国の学校の同級生。でもあまり親しくなかったんで、今も挨拶だけしたんだ」「それでも、まさかこんなところで会うなんて偶然だよね」「まあね」

マカピーは他人事ながら目の前のすごい偶然に驚いているのだけれど当人はそれほどでもなかったようです。

数年前、マカピーが新宿で友人と会って昼食を食べた後、彼と別れて仕事場に行きました。その彼はJR山手線に乗って上野に行くとマカピーの妻が彼のいる車両に乗ってくるのに出くわしたのだそうです。「久しぶり。実はさっき君の旦那と別れたばかりなんだ。ところで今日はこれからどこへ行くの?」

デジャヴュといい奇妙な出会いというのが世の中にありますね。ある人はそれをシンクロニシティと言うのかも知れません。

そう、自分なりに良い解釈をして人生を楽しむことが大切です。

マカピーでした。

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