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愚問に名答なしってか? マカピーな日々#0244

マカピーです。

かつて同じ誕生日の人と一緒に働いていたことがあります。

まったく同じでなく彼は一年年下でした。

マカピーの誕生日は、平日だったので街に出かけたついでに、小さなケーキを買って職場に帰り皆に告げました。

「実は今日は私の誕生日なんで、ケーキを買ってきましたから一緒に食べましょう!」と日本人の同僚二人と現地スタッフ一人に声をかけました。

「ジャジャーン」

いつもはしょぼい顔をしているKさんが「僕もケーキがあるんですよ!」とニコニコしています。

思わせぶりにIさん(女性)も「さあ、どうしてでしょう?」なんてなぞかけするのでした。

居合わせたスタッフのS君は何事かと目を白黒しています。

「え、、、、なんで今日はケーキが集まるのかな?」

「じゃあ、これを見てください」

これはKさんのパスポートのコピーでした。

「・・・・・。ウソ、同じ誕生日なの?ぼくたちって・・・・」


「ヤダー!わたしもびっくりよ」とIさん。

英語で説明をしてもらったS君も目を輝かせていました。

確かに誰もが365日のどれかに当たるわけですが、毎日顔を合わせていた人間が同じ誕生日だったと知ったのはマカピーにとって初めての経験だったのでちょっとドキドキしてしまいました。


マカピーは同じ世代なので、このKさんとは過去のそれぞれの経歴についていろいろなお話で共通の話題も多く親しくなりました。

そんなある日、仕事の話をしていると時々彼がこう言うのです。

「マカピーさん(本当は本名)、その問題は違うんですよ。何故かというと回答するに値しない愚問だからですよ。そんな問いにいちいちまともに答える必要なんてないんです。愚問に名答はあり得ません!」

「ナルホド・・・・そんなもんですかね。」

「その質問してきた人は、実は本質的な事が何にも分かっていないんですよ。だから言葉遊びのように我々を翻弄しているだけなんです。そんな問い合わせには答えなくっていいんです!」

「・・・・ですが、それでも仕事上の質問ですから回答はしておきましょうよ」

「マカピーさんは、人がいいからそんなことに時間をとられるんです。僕は絶対、そんな事にお付き合いするのはまっぴらごめんです」


この後、くだんの問題に関してはマカピーはあれこれ調べて返信したのですが、果たしてKさんはどうしたのか覚えていません。

今日、たまたま昔のラジオ番組の録音を聞く機会があったのですがその中で「愚問に名答なし」の言葉があり、あの一緒に働いたKさんの言葉を思い出しました。

そもそもそんな言葉が一般的なのか、マカピーは気になって言葉を調べました。

確かに「愚問に名答なし」という文言を使っている方もいますが、どうも「愚問愚答」に集約されてしまうので、違和感を覚えました。

それでも、「正しい質問をしなかったら求める答えが得られない」と言われていますから、その真逆が「愚問に名答なし」になると思うのだけど・・・。

かつて耳にした日本語に苦悶するマカピーでした。

最後までお読みいただき感謝します。引き続きマカピー的史観をお読みいただければ嬉しいです。




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