いまどき「月がきれいですねって」言う? マカピーな日々#0193
マカピーです。
かつて夏目漱石がI love you を「月がきれいですね」翻訳したと知ってマカピーは ウーム、確かに直訳して「愛している」というとマカピーにもなんだか薄っぺらな感じがして漱石に共感を覚えた頃を思い出しました。
どうしてかな?
おそらく、日本には愛の表現の仕方がいろいろあったので直接的なものの言い方を嫌った文化があったのかなあ、と思います。
だからマカピーは「愛している」ってすんなり言える若者たちに違和感がありながらも、つまりは言葉が時代と共に変容してゆくのだと実感しました。
ところで、ブームになった新明解国語辞典の説明にはマカピーも愕然としました。
「恋愛」を初版では
「一組の男女が相互に相手にひかれ、ほかの異性をさしおいて最高の存在としてとらえ、毎日会わないではいられなくなること」としています。
なるほど、いい感じですね。分かりやすい!
それが第三版では
「特定の異性に特別の愛情をいだいて、二人だけで一緒に居たい、できるなら合体したいという気持を持ちながら、それが、常にはかなえられないで、ひどく心を苦しめる・(まれにかなえられて歓喜する)状態。」
おおお!すごいですね。
センセーションを巻き起こした理由がよくわかります。マカピーが中高生のころだったら鼻血ものです!
ところが第七版では
「特定の異性に対して他の全てを犠牲にしても悔い無いと思い込むような愛情を抱き、常に相手のことを思っては、二人だけでいたい、二人だけの世界を分かち合いたいと願い、それがかなえられたと言っては喜び、ちょっとでも疑念が生じれば不安になるといった状態に身を置くこと。」
とトーンダウンしてしまって残念な気もします。
心情描写としては無難にこなしているなあという印象ですが、やはり言葉は時代と共に変容することがわかります。
それでも、個人的にはガンガン攻めてもらいたいと思ったのでした。(何のこっちゃ?)
そもそも「合体」を天下の辞書が口にしたことで、話題となったのですが、実生活ではこの辞書を買い求め部屋で一人でページをめくりながら「次に何か面白い単語の解釈がないかしら」と血眼になっているような中高生のマカピーの姿が思い浮かびます。
まあ漱石の「月がきれいですね」の言葉の中に「合体」まで飛躍できませんでしたが、情景的には肩を抱き寄せたくなるような雰囲気はあるだろうなあと想像できちゃいますけど。
だって、恋する若い二人はどうにも止められない!からどんな表現してもいいかもね。
Love is blind (恋は盲目)で周囲の雑音がシャットアウトされちゃうんですよ!
マカピーも思い出すのですけど、そういう盛り上がりがある時期を過ごすって人生でとっても大切だってね。
いや待てよ、今からだって遅くないはずだ!
世間で言われる「女性の恋」ばかりでなく、マカピーたち男性だって恋心を持ち続けたい。
ね、人生が面白くなる予感が・・・・・来た・・・かな?
マカピーでした。
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