その靴右足用?マカピーな日々#0198
マカピーです。
マカピーはハイキングが好きです。
でもまだ日本一の富士山(3776m)登山をしたことはありませんが、4000メートル以上に登ったことは幾度かあります。
一つはマレイシア国サバ州(ボルネオ島北部)にあるキナバル山が約4100メートルありました。
それからバックパッカーでネパールに行き、成り行きでアンナプルナのサンクチュアリーにある氷河で宿泊した時におよそ4200メートルあったと記憶しています。
家族でエベレスト街道をナムチェバザールからさらに高所をトレッキングした時も富士山山頂より高いところでした。
どちらの山へも本格的な山靴でなく、普通のスニーカーでの登山でした。
近年登山靴の進化というのは目覚ましく、昔の登山家の話にはナーゲルとかいう鉄鋲を打った重い靴があったと本で読んだことがあります。
マカピーは高校時代からビブラムソールのある革靴に保革油を塗り込んで使用していましたが雨に濡れると容赦なく水が浸み込み足取りが重くなるし型崩れしました。
今は違います!
ゴアテックスが登場して雨具と共に快適な登山が可能になりました。素晴らしい!
そして合皮やナイロン生地で軽くフィットするしデザインもスッキリしました。
その前はキャラバンシューズがナイロン生地を使って靴底に滑り止めの金具がついてカチャカチャしていましたが、どうもマカピーはの趣味ではありませんでした。
高山で濡れる事は凍傷の危険が高くなるので、汗は発散させても雨は防ぎたいという二律背反の条件をゴアテックスが見事解決したわけです。
最近はゴアテックス以外にもいろいろな素材が開発されていてワークマンなどでもキャンピングに使用できるようなパンツもジャケットも豊富にありうれしい限りです。
山用具屋に通わなくてもカジュアルなものを選択できるいい世の中ですね。
山登りしていると靴が壊れるケースを見かけることがあります。
多くの場合ソールがごっそりと剥がれ落ちてしまうのです。長らく使用していない場合など接着剤の可塑性が無くなっていることが原因かもしれません。
かつてインド・ネパールあたりを旅していたころ緑色のズック(布製)のシューズを見かけました。こちらは中国製で直ぐにボロボロになりましたが、地元では選択の余地がなく沢山の人が履いていました。
カトマンズの安宿街タメルにある登山用具店は安い品物もありましたが、世界中から訪れる有名な登山チームのロゴが入ったダウンジャケットやシュラフ、ピッケル、アイスバイル、カラビナ、ザイル、酸素ボンベ・・・何でも手に入りました。
(昨年タメルを訪れてみましたがそうした掘り出し物の時代が終わっていました)
さて、1980年代の事だと記憶しています。友人がパキスタンで靴が壊れ困っていたところ、市場で手作りの革の靴を発見。なんとか履けそうだと思ったのでした。
彼は靴を手に取って????店のおじさんに尋ねました
「この靴は右足用かな?それとも左足用?」
「ああ?靴かね。右足にはいて慣れたらそれが右足用になるのに決まってるだろう!」
「え?」
その靴を買い求めた彼は靴が自分の足に馴染むまで沢山の豆をこさえたそうですが、かなり野蛮な靴の選び方ですが面白いですね。
もっともそんな靴を履いてみたいと思いません。
マカピーでした。
ここまでお時間を割いて読んでいただきありがとうございます。毎日投稿をつづけていますので、どうぞ次回のマカピー的史観をお楽しみください。
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