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農業Weekだよ!マカピーな日々#0190

マカピーです。

幕張メッセで9月14日から16日まで開催している「農業Week」の初日に行ってきました。


そもそも幕張メッセに行くのが初めてのマカピーはJR海浜幕張駅を間違えてJR幕張本郷という駅に降りてしまい、そこから3.3km40分かけて歩き大汗をかいてしまいました。ヤレヤレ。

同時開催の農業資材の展示会やセミナーがありマカピーはマレイシアでの農業(畑作農業と酪農肉牛生産)に興味があってこの会場でいろいろ情報が得られそうなので期待して来たのでした。

今日聞いたセミナーはトヨタのすすめる「豊作計画」という農業支援ITと関連事業の紹介と「食べチョク」の二つでした。

マカピーは実は「食べチョク」の話に全く期待していませんでした。

ところが「食べチョク」を展開する株式会社ビビッドガーデン代表取締役社長の秋元さんによる「生産者と消費者をつなげる直販サービスの可能性」のプレゼンは分かりやすく心のこもった素敵なもので、すっかりその虜になってしまいました。

ご自身が農家で育っていることもあり農家を元気づけたい気持ちが溢れていました。そして消費者にも自分の希望する野菜をはじめとする生鮮食料品がが届くようにあらゆるアプローチを考えて実践する行動力には頭が下がる思いがしました。

コロナ禍の中で外食産業は大打撃を受けています。

そこで注目されているのが家庭で食べる「中食」「内食」が注目されていてそれを支えるのがオンライン・マルシェと呼ばれるサービスです。

なんと創業して3年の「食べチョク」では生産者数2,700にも及び1万点の商品があるそうで農業、水産業、畜産業、加工品、酒類まで及ぶそうです。

そういえば、最近テレビのコマーシャルで「食べチョク」を見たことがありました。

1980年ころ専業主婦世帯が1100万世帯だったのが2017年に641万世帯なった一方で共稼ぎ世帯は逆に600万世帯から1108万世帯になっている変化はスーパーマーケットでの生鮮食料品売り場とコンビニの食料品売り場の利用の変化に現れています。

そして衝撃的なのは昨今の日本農業就労人口は30年前の1930万人からたったの340万人まで落ち込んでいて、その多くが高齢化している危機的状況です。

その不足を補う為にベトナムやカンボジアから技術実習生ということで日本で農業や漁業に携わる外国人が多い事は社会問題にもなっています。

就労者が減少している農業の中で目立つのは規模拡大をつづける営農集団であったり会社経営による農業で数量をこなす農業です。

更に農機具メーカーはトラクターなどの無人化操業を目指す事態になっています。日本の人口動態の変化というよりもそもそも農業就労人口が激減して国内生産の現場が崩壊寸前だという事です。

一方で零細な中小の農家は面積は小さく多品目を栽培するので、大規模流通を利用すると利益の半分以上が流通経費となってしまうところ「食べチョク」であれば20%以下に抑えられるとしています。

これまでEC(イー・コマース)での生鮮食料販売は沢山の事業参加者があり珍しくないのですが、その多くはあまりぱっとしないのが現状でした。

農家がどうやったら売りやすくなるのかの「食べチョク学校」でノウハウも教えるし、消費者が買い求めやすくする表示や分量の提案もする「コンシェルジェ」としての面白い試みがあります。

マカピーがオヤッと思ったのが「ヤマト運輸と契約して配達する品物にかんする農家の伝票を作る」というのがありました。

それから、ECに詳しい世代だけでなく「食べチョク」を地域の高齢者の農家のうまい野菜を届ける「ご近所出品」などでコミュニティも活気づく試みもあるそうです。

さすがに秋元社長が若い世代であることから集客ノウハウについてどのアルゴリズムを使うのが効果的だとかいろいろアイデアもあるそうですが、これまでにない新しい日本の農業と消費者の関係が生まれていると感じました。

あと二日のセミナーも楽しみです!

マカピーでした。

ここまでお時間を割いて読んでいただきありがとうございます。毎日投稿をつづけていますので引き続きお読みいただければとっても嬉しいです。



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