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ASHIGARU DANCE 2024閉幕

◆無事終演しました!

ASHIGARU DANCE 2024閉幕しました。
ご来場いただいた皆さん、全出演者、協力店から関係者まで本当に全ての皆さんありがとうございました。
昨年とは違いチケット制のイベント、脳内でイメージしていたものを放出するようなものに出来ました。
全部自分が観たいアーティストなのでDJは誰かにお願いして徹底的にイベントを作る側のスタンスでいたんですが、「やんないの?」の声が100パーセント、求められるうちはDJやります。
結果的にほとんどのライブをフルサイズで見ることも出来なくなってしまい、1日中ドタバタしてろくに挨拶も出来なかった方々が沢山いて本当に申し訳ない!と思いながら走りまわる始末。
どちらかと言うとギリギリの状態が一番パフォーマンスを発揮するタイプの人間だと思いますが、さすがに追い込まれ過ぎて笑えてきました。
楽しすぎました、ありがとうございました。
それにしてもめちゃくちゃ良いライブやパフォーマンスばかりだったね!
全部トリをやってるくらいにやって欲しかったので最高でした。
今回、裏話的なものが山ほどあるので備忘録的に書いていきます。

◆オファーの経緯とライブ後

<会場:spaceZero>

・あんた何か
もんてろちゃんが音楽活動を再開しまして、イベントを組むならここで呼ぶしかない!と連絡したら二つ返事でOKを出してくれました。
タイムテーブルを出した直前になってZAKUが体調不良でキャンセルになっちゃって今回完全体では叶わず。
残念だけど、こればっかりはしょうがないです。
トップバッターにお願いしたのは、着火剤になってくれると信じていたんで。
予想通り、ライブ後は初見なのに汗だくでTシャツの色が変わっている方が多数。
「なにアレ・・・すげぇ・・・」
「始まったばっかりなのに・・・」
という声が聞こえてきてにんまりです。

この2週間ほど前のFLYNG SONでもんてろちゃんと魁ちゃんに会ってきました。
絶叫する60度だった2人が弾き語りライブ。
近頃では高頻度に各所でやっていますね。
アンコールで当時の曲「才の雨に撃たれて」と「三年DAYS」を。
年間300本怒涛のライブバンドが終わって5年、もう同じステージに2人が揃うことはないと思っていたから感慨深いったらありゃしなかった。
活動終了2日前の名古屋で会ったのが最後だったから久し振りだし懐かしい話をしていて、DJダイノジで乱入してベビメタとかハロプロ踊ったよねとか。
いつかまたそれを見たいなと思った。
また一緒に何かやろうね。
魁ちゃんは何かと大事な時に助けてもらっているので、今回は気仙沼フェニックスフェスで弾き語りとALLiCAにバトンを渡しました。

・Su凸ko D凹koi
昨年のアシダンで声を掛けたけれどスケジュールの都合上ダメで、「それ来年呼んで欲しい〜」と言ってくれて、のちに今年はやらないのかを本当に聞いてくれたバンドがいます。
それがSu凸ko D凹koiでした。
昨年2月にブクロックのアフターパーティーの時に会場の池袋Admで集まってその話をしていました。
プピリットパロもです。
プピも同じくスケジュールがダメで、どちらかというと2024年はスケジュール次第といった具合だったけれど、来年やるならマストだな!と言ったのが始まりです。

ラインナップ発表した後で急遽ドラムのおうむちゃんが脱獄(脱退)することになった報告を受けて、出演どうする?キャンセルしてもいいんだよ?となったけれどそれでもサポートドラム見つけてくるから出演続行で!と動いてくれました。
2組とも頻繁に仙台へ来てくれるし、その都度観に行くのでファン心としてお客さん増えてくれないかなぁっていつも思うんです。
ライブがかっこよくて間違いないもの。
ハマる人が多いはずだけど仙台で知らない人が多いだけで、とりあえず観て欲しい。
単純にそれだけです。
自分で体感してきたものだったり、今観たい聴きたいものでしかラインナップの物差しは計りたくないです。
いつもそうだけど、そんなのが根底にあったりします。
すっとこは新体制だったけれど、相変わらず尖りに尖りまくったどいちゃんと、なおちゃんのかき鳴らすギターは魅力的なライブでした。
川柳コーナーも変わらず続けてください!

9月にFLYNGSONでALLiCAのツアーでやってきますので是非。


・エル・ササカマVSヤギひろし
ライブとプロレスって仙台だとほとんど聞かない(過去にはもちろんあります)です。
リング設営はさすがにキャパが大きくないと出来ないけれど、
"オレ達にはマットプロレスがある!"
音楽が好きな人だったらきっと楽しんでもらえるはずとクロスオーバーさせることにしました。
ササカマさんとヤギさんは仙台でSSDというインディーズ団体で活動しています。
週末には県内のどこかしらで闘い続けているレスラー。
何度か観ているし昨年末の12/24にお寺でやった子供向けイベントにもササカマさんは賑やかしで駆けつけてくれました。
試合は場外乱闘から凄まじい路上プロレスに発展、カラオケまで流れる始末。
それにしても場外へぞろぞろ付いて移動するお客さんが面白くて仕方なかったです。
スペゼロではパイプ椅子攻撃や激しい攻防の末、エル・ササカマ選手の勝利。
初めて生で観た!という方が多かったんですが、楽しかったでしょ?
観覧無料でもあったりするのでスケジュールチェックしてみてください。

・0、8秒と衝撃。
ハチゲキこと0、8秒と衝撃。は解散後の冬のBAYCAMPにユニットの虹で出演していた時に楽屋でお話をして、仙台でライブをいつかいつかと時間だけが経ってしまいました。
ハチゲキとして2022年に活動再開してようやく2回目のライブがまさかの仙台で実現。
塔山さんがMCで言っていたけど、はじめはライブが出来ないかもと断られたんです。
今は制作活動中心だし、集客でもお役に立てないと思うからと。
それでもいいじゃん、観たいじゃん。
J.M.ちゃんの歌もシャウトも聴きたいし、安直だけど「アリシマ!マシンガン!」って叫びたいし。
塔山さんのハチゲキサウンドを知らないお客さんの鼓膜に衝撃与えてくれ!ってずっと思っていたし、何よりオレが一番喰らいたいし。
30分くらいの持ち時間じゃなくてせっかくだしオオトリくらいのロングセットでも。
今回じゃなくても次回でもって思ってたし。
OK出してくれて、楽屋で久しぶりに顔を見た時は泣いたよね笑。
9年振りの仙台だし、1年振りくらいのライブなので全国から遠征してくれたハチゲキッズも多数。
まじで全員最狂でした。

終演後に3人で話をしていて泣かされました。
内容は心に留めて今後も生きていきます。
ありがとうございましたの言葉では足らないくらい感謝です。

・プランクスターズ
昨年出演したオタク大作戦という仙台のオタクが集まって、地元に来ない推しのアイドルを呼ぼうというコンセプトのイベント。
そこで知ったメインのプランクスターズは噂に聞く所謂イロモノと思っていたけれども、楽曲が良くて更にはライブがかなり良くて、以降チェックしつつ今年はお寺ライブでも携わりまして。
ある意味、オタク大作戦はオレだったらこうする的コンセプトに近いのでオファーさせてもらいました。
ラインナップの幅も広くなるしGOです。
去年のMy Spotify8月ランキングでトップ取るくらい予習込みでずっと聴いていたくらいです。
SNSでの炎上ネタで敬遠してしまう人が大多数だと思うけれど、ここで組み込んだら知らない人にも偏見なしで観てもらえるんじゃないか。
こんなことを言うと営業妨害かも知れないけれど、ライブはしっかり据えたものなわけで。
そんな事を考えていました。
実際、初見の人からめちゃくちゃ良かった!と聞いて心の中でガッツポーズです。
メンバーのみんな、本当にありがとう!

・プピリットパロ
バンドとして大トリは一番はじめに決めていました。
圧倒的なライブを叩きつけてきた、とんでもない時間です。
会場をオープンした時にiLiのキッコさんから大きい袋を渡されて中にはフリーザの衣装。
プピでやれるのネモトさんしかいないからと言われ、生まれて初めてのコスプレはフリーザ最終形態でした。
これぞプピリットパロというセットリストを組んでくれて、久し振りにプピが観れるというお客さんからのリクエストまでも背負ってくれて。
沸き立つフロアの熱気も半端じゃないし、仙台で観たかったプピでした。
ありがとうございました!
プピリットパロは大好きなので、どこでもDJで流しているのが「サバイバルエリート」なんて話をしたのもだいぶ前で。
メンバーにも言わずセットリストにあったサバイバルエリートでフリーザの姿のままステージ乱入、そのままノータイムでダイブ。
カメラマンのえみだむさんが袖で待機している時に、三度見くらいしてたのは笑いました。
11/10にツアーで仙台に帰ってきます。
その時はステージ転換中にDJやります。


・DJネモト
軽い機材トラブルもあり、なんだか自分らしいな・・・と。
今回のラインナップに足したかった音を中心に総決算的な選曲でした。
それにしても主催イベントでは間違いなく過去イチのフロアです。
ステージチームに振りや音に乗る感じをなかなか伝えられずになってしまったのが残念で、もっとやれたなぁが課題です。
時間を掛けてやっていかねばですね。
そうそう。
エレクトロなダンスタイム時のミラーボールは印象的で忘れられないです。

最後に流したGANG PARADEのROCKを止めるなでは、お客さんにステージ上がってもらって板の上に総勢何人いるか分からないくらいの大団円。
最高でした。

終演後に泣いてた人もいてニヤリです。
何故かパフォーマーのりさこちゃんも泣いてたけど笑
みなさんありがとうございました!

<Neo BrotherZ>

・DJ

ネオブラではエンタメがコンセプト。
ラウンジDJとして愛史・TATUに懐メロやディスコやシティーポップや懐メロDJを。
愛史さんは協賛店の太郎カレーオーナーです。
諸々お世話になりました。
レフェリーをしてくれたイチさんには絶対的信頼なのでお任せを。
東北代表のアニソンイベント”022-(ゼロニーニー)”のイチさんには直前まで思うことやら事の運びかたやら何かと相談していました。
お互いフィールドは違うけれど、古い同士です。
支えてくれて本当にありがとうございました。

・りさこ、凪サじゅり
言うなれば地元仙台で近しい存在のカバーアイドル。
ラインナップには太刀打ち出来ないだろうという中で勝負してもらいました。
悪く言うつもりではなく、王道でもロックでも仙台の地下アイドルって庭社会の中にあるように見えるんです。
フィールドは決して勝ち負けじゃないけれども。
他地域は知らないのであまり言えませんが仙台は傍からそう見えるし、際立ったグループはまだいないようにみえます。
全国に飛んで行くソロアーティストがごく僅かにという感じです。
オタク大作戦の仕掛けも見届けつつ、今後シーンがどうなっていくのか見ものですね。

2人ともプラスタのオタクなので、お目当てのお客さんに助けてもらいながらの巻き込みタイプで沢山の方に見てもらえたようです。
先はどうあれ、特徴のない一辺倒の仙台シーンで2人には突出して欲しいなと思っています。

・キャタピラなぎさ
知り合った時から絶対オファーすると決めてました。
みるみるうちにお客さんが集まってきて、あの異空間に飲まれていくのが見ていて分かるし、やっぱり底なしにパフォーマンス力が凄い!
曲を流してのネタオンパレードにこちらはゲラゲラ笑ってるだけなんですけど、心底リスペクトでしかないです。
電撃ネットワークリスペクト魂のエンターテイナー。
なぎさはアンダーグラウンドな現場が多いけれど、地上に出てくるタイミングでは必ずちびっこの心を掴んで年齢層広くファンが増えてきています。
この日の本命はキャタピラなぎさだっていう方もいました。
勝手にローカルスターになって欲しいなと思っています。
千葉のジャガーさん的な?
でもきっと仙台のテレビには出れないんだろうなぁ笑。
引っ張りだこのスケジュールだし、早く世の中に見つかる日が来るといいな。
海外メディアに出たらとんでもない事になりそうとつくづく思います。
またよろしくです!

・MY BEST FRIEND
初見の方が大多数を占める中で引き受けてくれて本当に感謝です。
年末に知り合ってから実現までには半年。
サウンドにパフォーマンスはこの日のネオブラでトップクラス。
2人体勢のはずが、ひなちゃんの休養があり急遽1人体制の変更になってしまいました。
が、お客さんを全力で巻き込む魅力に溢れるりんちゃんがとってもカッコよかったです。
本当はスぺゼロで観たかったのが正直なところ。
諸事情もあって叶わなかったけれど、オルタナ・ポストロックなバンドセットをいつの日にか!
またやりましょー!

・落語寄席
水無月亭六六さん、遊々亭つばささんによる落語寄席はそろそろ疲れた頃合いの時間帯にお願いしました。
休憩しながらゆったり落ち着いて、皆さんには楽しんでもらえたようです。
謂わば仙台のインディーズ落語会で活躍中のお2人。
創作落語は有名な古典落語とは別で例えばスマホを取り入れるような生活に密着した取っつき易いネタを噺家さんが作ってくれていることが多いのでわかりやすくで面白いですよ。
寄席は頻度高くやっているので、ご都合に合わせて聴きに行ってみてください!

今回、プロレスと落語は大好評でなによりでした。

◆お世話になりました!

改めまして協力店、協賛店も本当にありがとうございました。
お世話になっている人達やお店ばかりです。

ネオブレイクスルー
愛子佛國寺
BAR ATMAN
キャットテネメントサスケ
スナックCandy仙台
iLi
国分町屋根裏
Bar休戦
にいがたや
キャトルフィーユよつば
JOYSOUND山田さん


改めまして御礼申し上げます。
フードコートも頻繁に行く方も多かったみたいでなによりです!

Candyのお祭りメニューはビールのお供にバカ売れ。
よつばのチャーシュー丼はライブ後に食べるにはヘビーだったらしく笑。
それでも食べていた人も出るくらいに味は間違いございません。
残念ながら8月に閉店してしまうのでお店で食べてみてください!



昨年のアシダンが終わったあとに、関係者と話をしていてこんなことをやってみたいんだと思いつくまま構想の話をしていました。
クラウドファンディングで全国の人に支援して頂いて、本音を言うと実際に支援者の方にも足を運んで欲しいんです。
クラファンは企画力と応援されるために信用実績の切り売りですし、限界がある。
仙台のしがないDJですが、これまで全部サクセスしているのは奇跡的だったのと同時にダイノジのチカラや周りの方々のおかげです。
これにはもう、こうべを垂らすしかないくらいです。
ただ、少なからず自分の事を応援してくれている人が地元、全国にいます。
それが本当にありがたいです。
実際地元仙台でどうなんだ?となった時に、箱庭イベントが多い中で、どの程度自分で大規模なものを仕掛けられるのか勝負してみようよとなったわけです。

今年はチケット制、予約と手売りのみ。
予約は遠征してくれる人のため、手売りは地元民。
ソールドアウトしなかったらチカラ不足のためこれを機にドロップアウトする覚悟。
決してネガティブな意味ではなく、それが自分に課せた条件で賭けでした。
周りに言ったらそれはダメだと言われて、なので内々では言ってました。
余計に心はメラメラと、とんでもないことやってやるっていう。
例えば10万人フォロワーがいる人が同じことやったとしたら、きっとデカい会場がソールドアウトになって、推したアーティストを観てもらえる分母数も跳ね上がるわけで。
そしたら出演者のファンがもっといっぱい増えるかも知れないし。
もう為すべきところは全精力で勝負です。
だからチケットを手に来てくれてた方、快くOKしてくれた出演者の方々にはただただ感謝でしかないんです。

流石に協力店や協賛の必要があって、これまで縁のあるところにお願いをしに1件ずつ行かせてもらいました。
紹介してもらったりなど、俗に言うどぶ板営業です。
連日どこかで手売りをやらせてもらってみたり。
結果ソールドアウトにはならなかったけれど、もうやり切った感よりはまだやれんじゃないかという気持ちが沸々と。
昼から夜までずっと楽しそうにしてる人たちの顔を見ていたら、なんだかこだわりが過ぎていたのかもと感じてしまって。
毎度全力でやり切るがモットーなので、いつ終わっても後悔はしないです。
必ず終わりは来るわけで、それは自分が一番よくわかっています。
なのでそんなのが原動力だったりもするわけです。
大仁田厚ムーブよりも早い引退宣言と復帰宣言になっちゃいました。

◆今後のはなし


よく耳にして口にもする「アツい」という言葉があります。
何をどこまでを指すのかは個人差があるので分からないけれど、自分の中の「アツい」は感情剥き出しの何かであったり、刹那的なものへ向けてしまいがちです。
滾るくらいのDJダイノジ現場を見させてもらってきたり、今回で言えば年間300本ライブを続けていたもんてろちゃんや魁ちゃんを観てきて(もはやバンドだったけれど)、感情が爆発するような体験を数えきれない程してきました。
そんな意味で沸点は低くないと思うんです。
心の中で、そんな熱量をずっと求めているのかも知れません。
だからこそ、その1回に懸けたいです。
ストーリーは各々ですが、自分にとっては全部重要なファクターです。
これからも誰かと一緒にアツくなれる何かを作っていけたら嬉しいです。

イベントの大小関係なく、いろんなところに出没しています。
近日中には出たことのないライブハウスや町内会のお祭りで櫓DJまであります。
近い将来、また腹を括った企画をしますのでまだまだお付き合い頂けたら。
どこの会場へ行くにしても、1人よりは周りの方を誘って行くとそれが結果的にアーティストの応援になります。
その日まで職場で学校で嫌な事があっても楽しいことが待っていると乗り切れます。
会場では全部の思いを吐き出して、ライブが終わったら飲みでも食事でも行って、その日の感想戦も出来るし思い出も共有出来るというメリットしかないです。
それをみんながやったら倍々ゲームでもっと楽しい時間が出来るわけですので。
健全な好きな何かに行くときには、是非ともお誘い合わせの上でお願いします!

終演後からいろんな意見をもらいました。
物販で欲しいグッズやら、フードには何々があったら良い、呼んで欲しいアーティストなど貴重なご意見ありがとうございました。
あくまで参考にさせてもらいます!
ところで1時間くらいのロングセットDJよりも、もっと長いのをやって欲しいという意見がちらほらあったんですが正気ですか?
また疲れ切って背中が寂しいフリーザになってしまいます。
ちょっとだけ考えさせてください。

なにはともあれ伝説作ったぞ!
またいつかやりましょう。
本当にありがとうございました!


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