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1泊2日-白峰三山-テント泊

             山行日:2024年7月30日(火)~7月31日(水)

白峰三山とは南アルプス北部から中部にかけて続く北岳、間ノ岳、農鳥岳の総称。日本で2番目に高い北岳(3193.2m)、3番目に高い間ノ岳(3189.5m)を歩ききる今回のコースは、南アルプスを代表する縦走路として人気。

今回宿泊地とした北岳山荘は小屋泊もテント泊も完全予約制なので注意


公共交通機関でのアクセス

JR甲府駅から広河原
JR甲府駅から広河原まではバスで約2時間
運賃は2,400円。こちらはSuicaなどの交通系ICカードで精算可能
利用者協力金(300円)は、バスに乗る前に係員に現金で支払った

マイカーの方は芦安駐車場に車を停め、バスで広河原を目指すことになる
(1,580円+300円、乗車時間約1時間)

JR身延駅(orJR下部温泉駅)から奈良田温泉
JR身延駅から奈良田温泉まではバスで1.5時間
(運賃は1,000円+手回り品として200円)
甲府方面から行く場合はJR下部温泉駅から乗車した方がお得
(運賃は800円+手回り品として200円)

macaのコースタイム

1日目 広河原~北岳山荘
08:50 広河原登山口
10:40 白根御池小屋(休憩20分)
13:15 肩ノ小屋(休憩10分)
14:10 北岳(休憩10分)
15:05 北岳山荘
                           *適宜休憩あり

1日目 macaのコースタイム

2日目 北岳山荘~奈良田温泉(*大門沢下降から大幅なペースダウン)
03:15 北岳山荘
03:45 中白根山(休憩5分)
04:40 間ノ岳(休憩25分)
05:50 農鳥小屋(休憩10分)
06:45 西農鳥岳(休憩25分)
07:35 農鳥岳(休憩20分)
08:20 大門沢下降点(休憩10分)
10:45 大門沢小屋(休憩20分)
15:05 奈良田温泉
                           *適宜休憩あり

2日目 macaのコースタイム

1日目:広河原から北岳山荘まで

広河原に着いたらトイレを済ませ、装備を整え出発

この日の天気予報は晴れ時々曇り
てんくらの登山指数はC

上空は不穏な雰囲気

他の方のレポートでよく見かける吊り橋を渡ったら、その先はずーっと登り

程よい勾配の尾根を登っていく

登り始めて40分で1つ目の休憩ポイント
日陰がないのが難点

1つ目の休憩ポイントから25分ほどで2つ目の休憩ポイント
こちらも日陰がない

樹林帯のため、ほとんどの場所は木々が直射日光から守ってくれる

2つ目の休憩ポイントから25分ほど登ると傾斜が緩やかになる
白根御池小屋まではずっと緩やかな登り坂

一箇所、沢があった
水が冷たく顔を洗ってリフレッシュ

広河原から白根御池小屋まで2時間で来れた
コースタイムと比べてだいぶ早い

白根御池とテント場
落ち着いた雰囲気

本日の目的地は北岳山荘
最短距離の二俣経由を予定していたが、時間に余裕があるため肩ノ小屋経由に急遽変更
稜線は雨+風で人によってはダウンジャケット+レインウェアを着ても寒かったらしい
不安しかない・・・

ここが急登と知られる草すべり
入口からは大した事なさそうに見える

草すべりはお花畑
ピークを過ぎた感じはするがそれでも色んなお花を見ることができた
(花の名前は勉強中)

草すべりの登り始めは日当たり良好な斜面だったが30分ほど登ると樹林帯に突入する

雪の重みで曲がったであろう木々たち

草すべりを登り終えると植生保護柵があった

振り返ると地蔵岳(中央のコルから左に登ったピーク)と薬師岳(右のピーク)がよく見えた(左端の緑に覆われた山の名前は不明)

肩ノ小屋へは植生保護柵を右手に登っていく
左の斜面はお花畑

このあたりからガスの中
カメラを濡らすわけにはいかないので目的地北岳山荘まで写真は少なくなります

小太郎山分岐点では完全にガスガス
風はないので寒さを感じることはなかった

視界が悪い中、肩の小屋に到着

雨粒の着いた小さなお花が綺麗だった

肩の小屋から山頂までのルートは視界が悪く分かりづらい
目印のペンキも少ない印象を受けた

北岳登頂!
眺望もなにもないので”北岳にキタダケ”状態

足元に気をつけながら北岳山荘を目指す
ガスが晴れることなく北岳山荘到着

売店にあった商品の一部を紹介

こういう情報がわかりやすい場所にあるのはありがたい

平日で悪天候にも関わらずテント場は盛況
おそらくハイシーズンの週末は隙間なく設営しなければいけないのが容易に想像がつく

なんとが自分の設営場所を確保して、1日目終了


2日目:北岳山荘から奈良田温泉まで

夜中、何度も起きては外を確認していたが雨が降っていたので星空撮影はなし

3時出発のために早起きしたら雨が上がっていたので急いで夜空を撮影

3時15分、北岳山荘を出発
しばらく暗闇を進みます

中白根山

夜が明けてきた

うっすらと富士山が見える

間ノ岳に到着
日の出には間に合わなかった

前日はガスガスだった北岳(右)と仙丈ヶ岳(左)
中央やや右のピークは甲斐駒ヶ岳かな?

こちらは次の目的地の農鳥岳(左)
正面にあるのは塩見岳

北岳付近ではあまり見かけなかった目印のペンキ
農鳥小屋付近ではこれでもかというほどたくさんあった
目印があると安心感が違う

少し下ると山頂からは見えなかった農鳥小屋が出現

存在感のある道標

小屋を指すのか山を指すのか…

何度も足を止めてしまう美しい景色

コルに到着
まっすぐ登った先は西農鳥岳
農鳥岳は左のピーク

三国平方面
興味はあるけど当分の間は行く機会がなさそう

下から見上げる西農鳥岳、農鳥岳

農鳥小屋に到着

農鳥小屋のテン場
しっかり平らになっているのがポイント高い

農鳥小屋から見た西農鳥岳
山頂までは1時間

こちらにもクセの強い道標を発見

疲れたら振り返り間ノ岳を眺める

いつかに備えて間ノ岳から熊ノ平小屋、塩見岳のルートが気になる

山頂手前からは熊ノ平小屋がよく見えた

山頂に近づき傾斜が緩やかに

西農鳥岳登頂

間違いない景色

西農鳥岳から40分で農鳥岳に到着
農鳥岳の方が若干標高が低い

西農鳥岳の方が北岳方面の景色は良かった

西農鳥岳、間ノ岳、北岳を一緒に収めるがパッとしない

霞んでてもわかる富士山シルエット

塩見岳もここで見納め

稜線歩きも終盤
中央付近の平坦なところが大門沢大門沢下降点

大門沢下降点に到着

広河内岳方面には機会があれば…

大門沢へ下る

すぐに樹林帯に入る

結構な頻度でこのような標識があったが、
大概は現在地の標高が消えていたのであまり参考にならない

しばらく下ると沢沿いにでる

このあたりは電波が入るらしい

勾配が緩やかになったら大門沢小屋までもう少し

大門沢小屋に到着

奈良田まで手作り感満載の橋を何度か渡る

道自体は悪くないが体力が尽き足を痛めた自分にとっては苦行の時間だった

吊橋からがこれまた長い

森山橋手前には休憩所があった

森山橋

登山道が終わり林道を歩く

県道に出てからもバス停まではあと2km

なんとか2km歩いて奈良田のバス停に到着

あとがき

白峰三山を1泊2日のテント泊で縦走するにはかなりハードなので十分に計画を練ること。自分は早朝出発で対策し、さらに予備日を設けて大門沢小屋到着時の体調や時間によっては宿泊する予定の計画を経てた。結果的に予備日を使うことなく下山したが、体力的にはかなり限界に近かった。

ありがとうございます。励みになります。