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日帰り登山:身延山

                     山行日:2022年4月1日(金)

桜の名所を探しているときに見つけたのが身延山。身延山の麓にある久遠[くおんじ]のしだれ桜が有名ということなのでひと目見に行くことにした。せっかっく遠出するならと周辺を調べたところ、身延山に登ることができる様なのでお花見のついでに登山をすることにした。

電車でのアクセス

JR身延線「身延駅」より路線バス終点「身延山」(約10分、片道300円)
*バスの走行距離は約4kmなのでバスに乗らず歩いて行くことも可

macaのコースタイム

身延山コースタイム

久遠寺で花見を済ませてからスタート開始。ゴールは久遠寺の菩提梯の下のため、スタート地点とゴール地点に若干のズレあり。

雰囲気(お花見編)

まずはお花見。久遠寺を目指す。

久遠寺の入り口
門を潜るとすぐに菩提梯(石段)
苔むしてていい雰囲気
(登るときは左端を歩きました)
菩提梯を見下ろすとまた違った雰囲気


菩提梯を登り切ると久遠寺の境内に入る
明け方まで降っていた雨は山頂では雪だったみたい
お目当ての桜
来るのが少し遅かったみたい
境内から見下ろす桜もややピーク過ぎの印象
(後に印象がガラッと変わる)
桜を見に来たはずなのに尾根沿いは雪化粧
ん?ロープウェイ?
斜行エレベーターといわれる菩提梯使わず境内に登れる文明の利器

雰囲気(登山編)

さて、お花見はイマイチでしたが気持ちを切り替えて登山開始

東コースから登る
地図にある通りお堂?に寄り道しなければ1本道
このように本殿へは行くには道を逸れなければならない
濡れた石段は滑りやすいので注意
かなり慎重に登ったと記憶
山の上八幡神社本殿
鬼子母神堂(本来は「鬼」の字は角がないver.)
お堂に寄り道しても引き返す必要はなく、このようにどこかしらに抜け道あり
至る所に咲いていたミツマタ
大光坊にて積雪を確認
大光坊
大光坊を過ぎると舗装がなくなる
またまたミツマタ
下で見たのより黄色みが強い
日が差してきて黄色が映える
木の上に積もった雪が溶けて雨の中を歩いているみたい
山頂に近づくほど雪が多くなる
登山には影響ない程度
開けたところからは富士川が見下ろせる
富士山が見えたら山頂まであと少し
南側展望台より①
途中で富士山をパシャパシャ撮る必要はなかった
南側展望台より②
中央に久遠寺そこから右斜め上の富士川を渡った先が身延駅周辺
南側展望台より③
天気が良ければ駿河湾・伊豆半島・安部山系が見えるらしい
奥之院へ参拝
奥之院
つらら
ロープウェイ奥之院駅の展望台より①
北側展望台と同じ斜面にあるので見え方は同じ
景色を楽しむのであればロープウェイがお勧め
ロープウェイ奥之院駅の展望台より②
身延町の町並みもこれで見納め
西側の展望台より
見えるのは七面山だけ
最も眺望がない展望台、地味
北側展望台への道
4月とは思えない
北側展望台より①
甲府盆地方面
北側展望台より②
富士見山
雲がなければその後ろには白峰三山・鳳凰三山
北側展望台より③
こちらも雲に隠れて見えないけれど荒川三山
北側展望台より④
左の見切れているのが七面山
西コースより下山
裏参道と書かれている看板もあるが同じコース
少し積雪が心配だけど下に行くほど雪は溶けているはずなので下山可能と判断(足跡もあるし)
謎の石
厳重に保存されているようないないような・・・
看板が錆びてて解読不能
心配しなければいけなかったのは雪ではなく氷だったみたい
なるべくアスファルトが露出したところを慎重に進む
西コースも基本的には1本道
追分感井坊より下は雪が溶けた模様
身延山の杉は立派だなぁ~と思ったら
ここが千本杉という身延山の名勝の一つだった
西コースでもミツマタ
七面山の尾根
松樹庵手前
ここに来て満開の桜
すっかり忘れていたが花見に来たんだった
見晴らしもよく最高のロケーション
間近で見ると大迫力
その後も見頃の桜が何本も
天気もすっかり回復し、気づけばお花見日和
お花見~
天空の寺 いち押し ビュースポット
と看板があった場所からのビュー
(某局 ゆ●年●る年撮影地)
西谷の桜はどれも満開で前半のイマイチな花見をすべて取り返し
登山終了

あとがき

お花見メインで訪れた身延山。久遠寺の桜が見頃を終えていて残念な気持ちになった。標高差で登っていくうちに見頃の桜に出会えると思っていたがお寺やお堂付近を除けば殆ど見当たらず、結局東ルートでのお花見は叶わなかった。一方で、ミツマタが群生していたのは嬉しい誤算であった。加えて、高所になるほどミツマタの黄色が濃くなり、その変化も楽しむことができた。ミツマタは東・西どちらのコースでも群生していた。

山頂付近では、展望台が南・西・北側と何箇所あり、それぞれの方角を眺めることができる。ロープウェイで奥之院駅まで登ってしまえば、標高差は殆どなく、各展望台へ行ける。体力に自身のない方でも景色を楽しめる優しい山である。

「片道くらいは登山を」と考えている方は、西コースをお勧めする。東コースより距離は長いものの、その分傾斜は緩やかであり、何といっても景色が良い。道中、千本杉やブッポウソウの繁殖地など見所も多い。是非ブッポウソウを調べて欲しい。とても綺麗な色合いの鳥で一度は実物を見てみたいと思うはずである。私も叶うことならこの目で見てみたいし、可能であれば写真に収めたい。

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