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雪山入門:入笠山

                    山行日:2023年03月03日(金)

今シーズンまだ雪山に行けていないので手始めとして入笠山へ。今回は雪山の感覚を取り戻すため、たくさん歩くルートに挑戦してみた。

前回(2021年12月)入笠山へ登った時のレポートはこちら
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電車でのアクセス

電車でのアクセスがしやすい入笠山
都内からなら青春18きっぷで行くと交通費がだいぶ節約できる

JR中央本線「富士見駅」より富士見パノラマリゾートへ
無料シャトルバスで10分(*徒歩の場合、50分・3.6km)
 富士見駅発(富士見パノラマリゾート着)は、9:00 / 10:00の2便
 富士見パノラマリゾート発(富士見駅着)は、15:00 / 17:00の2便

富士見パノラマリゾートにてゴンドラに乗り、
「ゴンドラ山麓駅」から「ゴンドラ山頂駅」まで約15分
(山麓駅と山頂駅を結ぶ登山道はない)

macaのコースタイム

9時30分 山頂駅到着
アイゼンを着けたり諸々の準備を整え山頂駅を10時に出発
15時のシャトルバスに乗るためには、余裕を持って14時には山頂駅に到着したいところ
今回の山行中、15時のシャトルバスに間に合わなさそうだったので、後半はペースを落とし、17時のシャトルバスまで時間を調整した

10:00 ゴンドラ山頂駅
10:25 山彦荘
10:45 入笠山(休憩20分)
11:40 仏平峠
11:50 大阿原湿原
13:15 高座岩(休憩10分)
14:40 マナスル山荘
15:10 山彦荘
15:30 ゴンドラ山頂駅
                  *いずれも到着時間、適宜休憩あり

macaのコースタイム

雰囲気

ゴンドラ山頂駅を出ると目につくのはアイスキャンディー
赤岳鉱泉以外で見るのは初めて
こちらのほうがアクセスしやすいので一度挑戦したければ赤岳より入笠山のほうが良いかも

スキーやスノーボードのお客さんの邪魔にならないように登山の準備をする

登山スタート

もう3月だし、ただでさえ今年は雪が少ないと聞いていたから心配していたけど問題ない積雪量

山頂駅から15分ほどで入笠湿原に到着

案内板があるので道迷いの心配なし

お花畑
冬期はソリ遊びにちょうどいい斜面
(ソリはマナスル山荘で借りられます)

お花畑に沿って登る

山頂まで登らなくても、お花畑からでも十分な眺望

お花畑を登った先には分岐
どちらも同じコースタイム
(迂回コースとは………?)

岩場コースを選択
変化があって面白い

山頂直前
開けた空

登頂~

振り返れば、本日の眺望ポイントはここだけだった
まずは、広角でぐるっと時計回りで一周

山の名前を分かる範囲で記載

真ん中のピークが蓼科山
その右にあるのが北横岳

八ヶ岳連峰
(左から硫黄岳、横岳、阿弥陀岳、赤岳、西岳、権現岳、編笠山)
(もっと左寄りに撮影していれば天狗岳も入ったのが悔やまれる)

中央にうっすらと富士山(見えるかな~?)

駒ヶ岳

仙丈ヶ岳

中央アルプス

諏訪湖

霧ヶ峰(車山)

さて、山頂の景色を堪能し、これからが本番
ひとまず大阿原湿原を目指す

特に注意を払う事なく歩いていたら、先程通過した山頂手前のお花畑に到達
慌てて地図を見返すと、道を間違えたようなので、もと来た道を引き返す

戻ること10分程度
どうやらここで間違えたっぽい

山頂からなら真っ直ぐ下れば良かったところをわざわざ曲がったのは、足元のトレースが濃いところばかり見て歩いていたからだと思う

この通り、大阿原湿原へのルートはトレースが薄い

佛平峠までは尾根っぽい道

佛平峠は少し開けた広場みたいな空間

さらに進むと林道に出る

左手に森に入るルートがあった気がするが、時間が押していたのでそのまま林道を進み大阿原湿原を目指す

大阿原湿原入口の駐車場に到着

時間の都合上、大阿原湿原の外周を歩くルートを選択

湿原と散策路の間には木々が茂っているので湿原はよく見えない

途中からは木道

大阿原湿原の最奥に到達

これより昨年諦めたテイ沢に挑戦

昨年同様、雪が深くトレースが見当たらない

少し進むとサルオガセの群生に圧巻

なんとなくトレースが残っている

下り始めるとルートがはっきり見えてくる

沢沿いを下るので何度も沢を渡ることになるが、全ての場所に橋が架かっているので渡渉の必要はない

積雪が深すぎることもなく楽しく歩ける

道が細いところでもこの程度
傾斜も緩やかなため、滑落の心配はほぼない

何度目かの橋

最後の数メートルだけ雪のない道

テイ沢、完歩!

雪に埋もれていて気づかなかったがテイ沢の橋は結構傷んでいるらしい

再び林道(小黒川林道)歩き

積雪が深く、歩きにくい

途中、沢に降りるトレースがあったが、よくわからないのでスルー

しばらく進むと高座岩への案内がある

案内板があってトレースもあるが、ここが登山道とは思えず地図を確認
登山道で間違いないようなので意を決して登る

伝わりにくいが結構な急登

トレースだけが頼り

トレースを見失う
仕方がなく自分で道を切り開く

5分ほど進むと再度トレースを発見

直登に近い感じで登っていくと林道らしき空間に到達

こちらが怖い思いをしながら登った急登
(這うように登ったのでレンズが曇っている)

難所を越え、林道らしき道を進む

このまま進んでもピークに行けないのでは?と疑問が浮かび地図を確認
間違った道を進んでいたようなので来た道を戻る

林道らしき道に出たところに、さらに上に行けるトレースを発見
(林道らしき道は横切るだけが正解だったっぽい)

正規ルート(左)と林道らしき道(右)

ここからは滑落を心配するような傾斜ではない

日当たりの良い空間に出たら高座岩まであと少し

高座岩登頂

高座岩からの景色

山頂は休憩するのにちょうどいいスペース

入笠牧場方面へ下山
登りと違い、穏やかなルート

高見石に到着
高座岩からのルートがよく見える

まるで道のような真っ直ぐな空間があった
見かけ以上に傾斜があるので登山道ではなさそうだけど、なんだろう?

御所平峠を通過

こちらのルートは日当たりがよく、所々雪がない
こういったところが滑りやすいので注意
(実際に転んだ)

小黒川林道と合流

ここで時計を確認
乗りたかった15時のバスには間に合いそうにないのでペースを落とす

入笠牧場に到達
バリケードがあるがそのまま直進

動物の気配がない不思議な空間

寂れた町を歩いている気分

少し高台にある南無入笠観世音菩薩に寄り道

まずまずの眺望

林道からの景色のほうが良かった

マリモのようなサルオガセを見つけた

やたら雪が深いところを通過

マナスル山荘に到着

4時間ぶりのお花畑

入笠湿原も閑静としている

テントがあったけど、荷物置き場?
まさかの宿泊じゃないはず…

山頂駅の近くの東屋で片付けをし、登山終了

あとがき

ゴンドラ山頂駅から入笠山山頂までの往復では物足りないので、大阿原湿原を経由し高座岩、入笠牧場とたくさん歩くルートに挑戦してみた。コースタイム4時間程度にも関わらずほぼ雪道を歩くことになるので、しっかり疲れる山行となった。入笠山から離れるほど登山客は少なくなり、人気(ひとけ)のない登山道を歩くのに最初は戸惑いを感じたが、すぐに気にならなくなった。唯一、高座岩への登りは傾斜が急で滑落の二文字が頭をよぎったので、結果的に無事に登れたとは言え、引き返す判断をしても良かったかもしれない。

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