見出し画像

昔あそび

昨年度、昔遊び塾というイベントを月に1回開催していました。
昔玩具は、現代のこどもにすごくオススメ!!!
ベーゴマ、吹き戻し、パッチン、竹ポックリ、竹水鉄砲、凧揚げ、めんこ、、、。
現代では、生活しているだけではなかなか出来ない動きがこれらには含まれています。つくるという工程から楽しむことができ、動きだけでなく生活の知恵や化学、算数、語彙、色彩感覚など多様な学びがあります。こどもの発達にとってはすごく重要なことです。そして、あそびなのでこどもが夢中で取り組めるという点も大切なポイントです。

そして、昔あそびは世代を繋ぐという点においても可能性を感じます。世代を越えたコミニュケーションをとるきっかけになるということです。『昔こんなんして遊んでたな』『見た事あるけどやった事ない』『学校の授業でやった事ある』『どうやったら上手くいくん?』『紐のここをしっかり押さえるんや』などいろいろな声が聞こえてきます。

そして、私が昔あそび塾を通して一番衝撃だった言葉は『鉄の玩具があるということは平和や、っていうことや』と、あるおじいさんがポツリと言われました。はじめ意味がわからなかったので、昔は高級品だったのかな?と思い尋ねると、鉄の玩具も戦争が始まると鉄砲の弾にするために溶かして使われたという事を教えていただいた。すごく胸が苦しくなった。玩具がある事、こどもが遊べる事、決して当たり前でなく平和の上で成り立っている。今の幸せな環境に感謝し、これからも”平和”を繋いでいきたいと思ったお話でした。

昔遊びということからこんなお話を聞かせていただけるとは、全く予想しなかったことです。しかし、昔あそび塾というイベントをしていなければ、私はこのお話を知ることはなかったかも知れません。世代を越えた交流の中で自然とこういった話がされ受け継がれていけば良いのになと感じた日でした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?