ネモちゃんへの愛が爆上がりした話
⚠️こちらの記事は『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』本編、および番外編『キビキビパニック』のネタバレを含みます。全シナリオクリア済みを前提とした内容になっております。
※スクショがスカーレット・バイオレットのデータ混同になってます。
ネモちゃんのこと
今作のライバル枠であるネモちゃん。
これまでのライバルは「主人公と同じスタート」「トレーナーとして先輩」が多かったのに対して、はじめから「チャンピオンランク」という設定。チャンピオンであるネモちゃんに主人公が追いついき、ライバルになっていく過程は新鮮でした。
父はスマホロトム会社の役員。いわゆる「お嬢様」
お家が大きかったり、中にお手伝いさんがいたり、「もしや…?」とは思っていましたが「ザ・ホームウェイ」の会話で明らかになったネモちゃん家。
普段は元気で明るく、バトルのことになるとグイグイ行くタイプ。
一方でところどころ「お嬢様」を感じる上品な仕草が見えるんですよね。
また、生徒会長ということもあり率先してお手伝いや、みんなを仕切ったりする一面も。
こういう部分は主人公が初めてポケモンをゲットする時や学園までの案内など、本編中にも描かれてました。
バトルは強い一方、運動は苦手?
これは結構意外だったんですが、じつはボールを投げるのが苦手だったり、体力バリバリあるよ!ってタイプでは無いんですよね。
体力の面は「ザ・ホームウェイ」で言及されてわかったことですが思い返せば学園に入る前「少し休んでから行くね」「地獄の階段頑張って登ろうね」といったセリフがあったなあと。(まああの階段はネモちゃんじゃなくても地獄…)
ポケモンSVはネモちゃんに限らず、ふとしたところでキャラの長所・短所が細かく描かれてるように感じます。
「天才ネモ」の苦悩
本編クリア後のエピソード。
ここではネモちゃんがこれまで抱えていた悩みが明らかになりました。そして私はこのエピソードでネモちゃんに落ちました。
グラウンドでばったり。いつも通り、勝負のお誘いをするネモちゃん。
食堂でもどこでも「強い」という言葉を聞けば知らない人にも積極的に声をかけていくスタイル。ただ、断られてしまった様子…。
ここから少し話の様子が変化
自分探しをしていたペパー先輩、友達である「スター団」を心配するボタンちゃん。2人と比べるとネモちゃんのエピソードは普段通りの調子だなと感じました。ここまでは。
購買にてネモちゃんを発見。食堂で出会った人に再度勝負の誘いをしたようですが、またしても断られてしまったとのこと。
その理由が…
オモダカさんにさえ力を温存していたというネモちゃん。ポケモン勝負が強いのは重々承知でしたがこういう言われ方をしていたとは…。
「ポケモン勝負は勝っても負けても楽しい」
これがネモちゃんの考え方。ただ、みんながみんなそういうわけでは無いから、難しい…。
「頑張っているのを天才という言葉でまとめてほしくない」と語ります。
ネモちゃんが珍しく、ネガティブな表情を見せるシーン…。
彼女なりの悩みがあったんだなあと少し驚きもありました。
ネモルームで打ち明けてくれた過去と主人公への想い
好きなものをやりこんで、気づいたらチャンピオンになってた。
ネモちゃんは才能もあったかもしれないけれど、ただそれだけじゃなくて、ポケモン勝負が好きで好きで、沢山やりこんだ結果だったんだなあと。この辺はブルーベリー学園で登場する「タロ」も似ているなあと思います。(かわいいを突き詰め四天王になった)
さらに、チャンピオンになった当時のことを明かしてくれます。
この時から「天才」とか色々言われはじめちゃったんですね…
周囲との壁を感じて、次第に相手に合わせてポケモン勝負をするようになったというネモちゃん。それで本編でも主人公に対して、手持ちを合わせてくれてたんだなと…。
「大好きなポケモン勝負で本気を出すことができない」
好きなことに全力投球できないって、結構辛い…。
そんなネモちゃんの前に主人公という、対等なライバルになり得る存在…ずっとずっと待ち続けていた人が現れたんですね。
この話を見て、ネモちゃん激推しの民になりました。
元々ポジティブな女性キャラが好きな傾向にはあるのですが、こういう「天才」と呼ばれるゆえの苦悩を抱えたキャラも好きで…。
主人公が引っ越してきたとき、どんな気持ちで声をかけてくれたのかな…。「友達になりたい!」と思う一方で「もしかしたらまた自分と壁ができてしまうかも」という不安も少なからずあったんじゃないかなあと思いました。
周囲を自然と明るくするネモちゃん
これは「ザ・ホームウェイ」から感じたことなのですが、ネモちゃんってその場の空気を自然に明るくしちゃうタイプなんですよね。
番外編冒頭、「友達と旅行に行くのは初めて」と語るボタンちゃんとペパー先輩。
2人の事情を知っている身としてはちょっとしんみりしかけたシーンですが、ネモちゃんが2人の話を受け止めつつ明るい空気に切り替え!
これを自然にできちゃうのがネモちゃんの良いところであり、好きなところです。
時には「空気読んで!?」と思うところもありますが
シリアスなところで賑やかしにもなれるネモちゃん。いや好きですよこういうところも(笑)
⚠️ここから番外編クリア後のリーグ部での会話内容も含みます。
スグリくんの心をさりげなく救ったネモちゃん
スイリョクタウンでスグリに出会い、早々に勝負をしたネモちゃん。
「強豪校の元チャンピオン」と聞いたらそりゃ勝負するしかないですよね!(笑)
結果はネモちゃんの勝利。勝負ができて満足そうなネモちゃんに思わず私もニッコニコ。ここで「強い!」「楽しい!」と言ってくれるのも良いです。ただ、スグリくんはやや後ろ向きな様子。
そんなスグリくんに「勝っても負けてもポケモン勝負は楽しい」と語るネモちゃん。ハッと何か大事なことを思い出したような顔をし、「んだな」と笑いかけるスグリくん。
努力できるってすごいこと
リーグ部でのネモちゃんとスグリくんの会話。
短期間でブルベリーグを駆け上がったスグリくんにすっかり夢中のネモちゃん。ただ、スグリくんは「自分は全然だめだ」と返します。ネモちゃんは「えー!?どこが!?」と驚きますが、ずっとひっかかっていた事があったようで…。
ポケモン勝負に勝つことしか考えてなかった。寝る間も惜しんで吐くほど勉強して、チャンピオンになったけど結局主人公に負けてしまった。
以前より気持ちの整理はついてきたものの、自分の努力は無駄だったという気持ちがまだぬぐい切れてなかったのかなと思います。
そんなスグリくんに、ネモちゃんはこう返します。
ネ、ネモちゃ~~~~~ん!!(好き)
この…誰かが言ってあげてほしいなあと思っていた言葉をネモちゃんが言ってくれたのが凄く良かったです…。心からそう思っていて、スッと言えるところがとても好き!
この言葉でようやく「努力は無駄なんかじゃなかった」「自分はポケモンが好き」という気持ちに気づいたスグリくん。
後者は自分を追い込むうちに、忘れかけていたのかもしれないですね。
ポケモン勝負が大好き!
ネモちゃんも今回キビキビ被害に遭ったわけですが…(笑)
ほんのり自我が残っていたうえ、夢で主人公とバトルしていたというモモワロウもびっくりの勝負欲の強さ!!
いや、実際に戦っていたんですけどね。
でもそれくらい主人公と戦いたい欲が強かったということで…「そんな状態で再戦したくなかったよ!泣」と思いつつめちゃくちゃ嬉しかったです。
番外編を経て、ネモちゃんへの愛が爆上がりしました。
一生ライバルでいよう
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