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#10 2way nice guy

CreepyNutsのライブに行ってきた。

ライブ自体、大学一年生のときにいったKissBeeのライブ以来だ。さいたまスーパーアリーナの会場至るところに設置されたスピーカーが心に直に響く感じが、乃木坂46のライブを行きまくっていた時期を思い出させた。しかし、CreepyNutsは日本一のラップと世界一のDJを売りにしてるだけあって、乃木坂46や嵐のライブとは少し違った。圧倒的なスキルと技術で会場を沸かせている感じだった。

最初の曲は『2way nice guy』だった。快と、最初の曲当て勝負をして、無事当てることができた。それもあって、余計最初は興奮した。

助演男優賞、よふかしのうた、合法的なトビ方ノススメ、かつて天才だった俺たちへ、等々、『アンサンブルプレイ』以外の曲も流れ、さらに会場はヒートアップ。中でもサントラが流れたときは感動した。少し話は変わるが、今年のAppleMusic再生記録として、アーティスト部門で1番がCreepyNutsだった。おそらく、試験勉強中にサントラをリフレッシュで聴いていたためであろう。菅田将暉の部分もRさんが歌っていてレアだった。ばかまじめも同様である。

そんなこんなで、ライブはあっという間に終わり、余韻に浸っていた。

お互いして、将来の就職先について冗談混じりで、内定辞退するかと笑ったのもいい思い出だ。ただ、ライブ中に、ステージ横のスクリーンに観客席側の景色が映し出された映像を見れば、そう思うのも仕方ないだろう。あの景色を見ながら、自分を表現するのはさぞ楽しかろう。

彼らは僕らの年代から自分の夢に向かって只管に努力を重ねた結果があれだと思うと、今の自分には難しいだろう。彼らは、その夢に向かうために将来の選択肢を狭めて、不安とともにスキルを磨き上げてきたのだから、今こうやって漠然と安定と言われる就職をこなした僕にはなおさら難しい。

成功している人は膨大なる努力、踏み出す勇気、批判されることに対する忍耐力があるのだろう。才能がある人なんていないと思った。

実際、CreepyNutsのライブに行っている人でヒップホップを熟知している人やDJのノウハウを知っている人は何人いるだろうか。実際に僕もDJに触れているとはいえ、松永の凄さは全て理解はできない。では、なぜ人はあのライブに感動するのか、いや、ライブだけではない、美術品、工芸品、ダンス、等々、完全に理解していなくても、感動は生まれる。

就活も終わり、バイトと遊びに勤しむ日々。その思い出を振り返るために初めた映像制作が、一緒に行った友達を含め周りには好評だ。動画を繋げただけの映像が人を感動させているようだ。

人々の感動には何が必要なのか。

そこには自分との関わり、照らし合わせが一つあるだろうと思った。

話は戻り、ライブもそうだろう。Rさんの話に魅せられ、自分を重ね、感動するのである。

Rさんの言うようにライブは非日常だった。

今は遊びにふけて、ストレスフリーだが、就職して新しいことに触れる毎日が続くとどうだろうか。そういう意味で、ライブという新しいはけ口を見つけられたのは収穫であった。

今後はライブにアンテナを張って生きていこうかと思う。

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