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銀ちゃんに会いたいな

今日は銀ちゃんの命日です

9ヶ月間うちにいた保護犬『銀四郎』

『蒲田行進曲』の主人公 倉岡銀四郎の
ハチャメチャぶりと同じように
人に触られる事を嫌がり
ハチャメチャに暴れていたのでそう名付けました


炎天下の住宅街をトボトボ歩いていた銀ちゃん
体重5㌔にも満たない
ヨークシャーテリアとマルチーズの混血(推定)
年齢は10歳近くのオス
診断をした医師は
〝産まれてからずっと愛情を全く受けずに
生きて来た犬だと思う〟
と言ったそうです

想像できますか?
食べて
排泄して
寝て
食べて
排泄して
寝て
それだけの10年間
おそらく狭いケージの中で




私は銀ちゃんを溺愛しました

久しぶりに覗いてみた保護団体のブログの投稿記事
銀ちゃんを預かる〝預かりさん募集〟の記事でした
添付されていた写真を見た私は
隣にいた主人に
〝この子知ってる!預かるよ!いいよね!?〟
と叫び
すぐに代表の人に電話をしました
記事をアップして数分だったそうです
主人は何がなんだかわからずに頷いていました

本当に何がなんだかわからなかったのは私でした
はじめて見た犬を〝知ってる!〟と

正に〝縁〟でしょうか
銀ちゃんとは出逢う運命だったんです

生活や仕事でしなければならない事以外の時間は
全て銀ちゃんのために使いました

銀ちゃんのためにする事ばかり毎日考えていました

その結果
銀ちゃんが懐いてくれるかなとか
トイレがちゃんとわかるようになるかなとか
そんな事はどうでも良かったです


ただただ銀ちゃんのために毎日を過ごしていました


手を差し出せば咬もうとする
気狂いのように暴れる
実際に血が滴るほど主人は咬まれました
でも私は結局一度も咬まれなかった
そればかりか
はじめてうちにやって来た時に
私の顔をペロッと一回舐めたんです
後にも先にもそれ一度だけ

↑はじめて見た銀ちゃん


銀ちゃんがみつめてきた目が忘れられない

臨終の時
抱っこする私の顔を見上げ
白濁してるはずの目をキラキラさせて
大きな大きな声で鳴いたあと
静かに眠りにつきました



会いたいな銀ちゃん

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